天才キットの
☆ 1日1枚 

Fujifilm Finepix4500・・
夕陽と田んぼ(2) 2003/06/05 THU
 
 昨日の「使えるワザ」で、「ラチチュードを平均化させる裏技があるのだが、・・・それは後日」と書いたら、「じらすんじゃねえ!」というお叱りをいただいたので、今夕もけっこうな夕陽だったことを幸いに、近くの田んぼまで撮りに行ってきた。住宅街の拡大ペースが不況のお陰でストップしているので、近辺の環境がかろうじてまだ保たれている。都会が嫌でここに越してきて20数年、すでに相当な都会になってしまったが、まだほっとする空間があることは嬉しいことだ。もっとも、撮影している場所のすぐ背後は、数百軒の建売住宅街だけどね。

【使えるワザ】右の写真がカメラ任せの1枚。構図を決めてそのまま撮っている。ただし、露出は-0.6に補正済み。左は「ハーフNDフィルター」という小道具を使って撮ったもの。見較べてみて分かる通り、田んぼの部分の露出はどちらも同じだが、空の部分だけが左の写真は暗く写っている。つまり、空の部分だけの露出を切り詰めているわけだ。これができるのが写真のフィルターで、半分は透明だが、もう半分には陰がつけてある。この陰の境い目部分が空と地上との境にくるようにレンズの前にかざしてやると、陰がついた空の部分は当然暗く写るわけだ。ただし、このフィルターは、露出差をつけたい境い目が直線でないと使えない。山の稜線などではダメなのだ。使途は限られるけれど、ボクのカメラバッグにはいつも入っていて、年に1、2回しかない出番を待ってくれている。
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タッドさんから
  「騙し技」についてひとつ教えてください。技の説明には下記のように書いておられます。『全自動カメラは、シャッターを半押しした時点で、「自分が撮るべき景色はコレだ」と判断し、露出を「ちょうどいい」ところに決めると同時に、ファインダーの中心点のところでピントを固定するようになっています。』ところで、もし「露出設定すべき明るさの場所」で半押しして、焦点距離が狙いの被写体の焦点距離と違う場合、ピントも固定されるとなるとピンボケ写真になってしまわないのでしょうか。私はデジカメを持っていないので試し撮りできません。ひょっとして、とんでもない質問をしているのかも知れませんが参考に教えてください。

返信
 レンズは、焦点距離が短ければ短いほど、遠近にピントが合う(パンフォーカスになる)という特性を持っています。焦点距離が長い望遠になるほど、ピントが合う範囲は狭まるわけですが、逆に焦点距離が短い広角になるほど、ピントが合う範囲は広がるのです。

 デジカメ普及機の場合、光学ズーム機能を使わなければ、レンズの焦点距離は10ミリに満たない超広角になっています。35ミリ1眼レフで焦点距離10ミリというと、もう魚眼レンズの範疇ですが、デジカメの場合は受光部(CCD)の面積が35ミリフィルムよりかなり狭いので、レンズが結ぶ像の中心部だけしか使っておらず、画像は魚眼画像にはなっていません。しかし、元の像が超広角で捉えた像なので、中心部だけ取り出してもパンフォーカスになっているわけです。ですから、よほど接写したとかいう特殊な場合を除けば、ピント位置が数メートル、数10メートル狂っても、ピントにはほとんど影響はありません。

 それに、パソコン画面で表示するときにモアレ(斜めの線がギサギサになる現象)が出たりしますので、かっちりピントが来ていても、その段階である程度ボケてしまいますから、それほど神経質になることもないわけです。プリントする際も、それほど大きなプリントをする前提では作られていません。わずかのボケなら肉眼では見えなくなります。


たこぼうずさんから
  毎日ご苦労さんです。私も一日に一枚その日の思い出をデジカメに撮っておくよう心がけます。今までに、日記など3ッ日坊主どころか一日限り。あなたのように毎日は無理にしても日記のつもりで、やってみよう。

返信
 やってみれば、けっこうハマりますよ。頑張ってください。

あすかさんから
 すごい! 「梅もどき」の写真の可憐さもさることながら、この写真のために、2回も雨の中を出かけて100回もシャッターを押し続けるとは・・。さすがプロ! といっても、このメルマガは無料配信でしょ。何かの収入につながるとも思えないのですが・・。 ホント写真が好きなのかな? 私自身はほとんど写真は撮りませんが、キットのメルマガをこれからも楽しみにしてます!

返信
 うちの鬼嫁と同じことを・・・。収入にはつながりませんね、そりゃあ。でも、大目に見てください。

【ホームページ情報】
 トップページの切り番「18888」は、昨日、コバッチさんが踏まれました。おめでとうございます。額装写真をお送りします。