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今日はこれからキャンプ。「こんな雨の中を・・!?」と鬼嫁は言うけれど、キャンプなんてえものは条件が厳しければ厳しいほど面白いのだ。明日は、キャンプから戻ったその足で、例の浮き玉野球大会なので、撮影している暇はないのだ。それに、使い物にならない代替機はカメラ屋に返しちゃったからね。
というわけで、本日分も昔撮った写真で失礼をば・・。この日は台風一過で爽やかな1日だった。川沿いを散歩していて、例のカゲロウを撮った直後の撮影。この辺りはまだ田んぼや畑がずいぶん残っている地域で、耕されているところも、いわゆる節税対策の見掛け倒しではなく、本格的に農業が営まれているところが多い。田んぼや畑と新興住宅地がパッチワークのように入り乱れている一帯だ。画像には写っていないが、最近この画面のすぐ右の位置に連れ込みホテルが建った。建築が始まるまで、しばらくは住民たちが建設反対の幟を立てていたが、反対運動はあまり盛り上がることもなく、尻つぼみになったようだ。
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【使えるワザ】以前、ピント合わせに関する質問が出ていたので、その実例として撮ったもの。ピント位置(シャッター半押しの時のファインダー像の中心点)は、右側に3つ並んでいる葱坊主の一番奥、カメラからの距離は2メートルぐらいのところだ。この日は好天だったので、絞りはF9.8と、かなり絞られた状態になっている。絞り値が大きければ大きいほど被写界深度(ピントが合う遠近の範囲)は深くなるので、ご覧のように、ほぼパンフォーカス(画像全体がピントが合った状態)になった。一番手前の葱坊主までの距離は50センチもない。さすがにここはちょっとピンボケだが、気になるほどではない。
ピントを合わせるときのファインダー像は、空が大きく入る状態になるので、そのままでは露出が合わなくなる。立ち上がって、下向きにカメラを構えてシャッターを半押しした。このときはファインダーでは地面しか見えない構図になるから、しゃがんでカメラを実写の位置に構え直したときは、かなりオーバー気味になる。空に抜く構図になるので、それでちょうどいいのだ。さもなければ、肝心の葱坊主が黒くなってしまうからだ。
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