Kit the genius'
☆ 1日1枚 

Fujifilm Finepix4500・・
虹の家 2003/07/06 SUN
 馴染みのカメラ量販店に頼んでおいたカメディアC-4100が手に入った。
 デジカメは次々に新製品が世に出るので、世代交代がとても早い。新発売で買ったものが、半年も経つと旧世代になってしまうほどだ。
 ところで、世代交代期には旧世代機の販売価格がガクンと落ちる。カメラ屋が処分を急ぐからだ。実は、それを狙っていたのだ。なにせ、デジカメでは一人勝ちのオリンパスが中級機の代表格に据えていた機種なので、一時は5万円を超える販売価格がついていたのだが、こういう時期なので大幅なディスカウントになった。しかも、「展示品現品処分でいいよ」と言ってあったから、27000円で128MBのスマメまでおまけにつけてくれた。
 というわけで、今日は嵐山町方面にヤマユリの撮影に行ったついでに、森林公園(今日は入場無料デー!)でテスト撮影をしてきた。肝心のヤマユリはまだ咲いていなかったので空振りだったが、テスト撮影は順調。発色性は花壇の花や、こういうカラフルなオブジェなどでチェック。ファインピクスに比べると、緑色の発色が鈍く、逆に赤や黄色が派手すぎる。露出もファインピクス以上に明るめに描写するようだ。オートフォーカスのピン抜け確率も随分高い。カメラの癖に慣れるまで苦労しそうな予感がする。

 このメルマガは「デジカメ普及機で撮った写真」が売りなので、中級機の出番は本当はないはずなのだが、なにせ、ボクが使っているファインピクス4500は光学ズーム機能がついていないので、写真はすべて単焦点レンズで撮ったものになってしまう。
 一方、最近のデジカメは、普及機といっても光学3倍ズームは当たり前になっているから、一部の読者から、「ズームで撮った写真も参考にしたい」という要望があった。それに、中級機と普及機の価格差も今ではせいぜい2、3万円しかないので、中級機を使っておられる読者もけっこういるんじゃないかと思われる。そういうわけなので、今後はファインピクスをメイン、カメディアをサブにして、気分次第で使い分けながらやっていこうと思う。

 (註)普及機、中級機、高級機という言葉は、ボクが勝手に言っているだけで、特に定義があるわけではありません。一応大雑把に、全自動でしか撮影できないカメラを普及機、絞り優先、シャッター優先、マニュアルの使い分けができるものを中級機、一眼レフデジカメを高級機として区別しています。

【使えるワザ】今日はお休み。
撮影データ
カメラ CAMEDIA C-4100
撮影日 2003/07/06
ISO感度 100
絞り値 F8.0
シャッター 1/125
露出補正値 -0.7
WB オート
その他 ストロボ発光禁止
バックナンバーは
「天才キットのフォトギャラリー」
に展示してあります。
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読者からのメールや質問やヤジ

JUN1さんから
 「他人の写真を見ることが上達の早道」いい言葉ですね。感性を養うために、図書館で「家庭画報」を借りてきて眺めています(^o^)丿 掲載されている写真は、高級カメラを使っていることもあると思いますが、光を上手く使っていてどの写真もきれいです。

 撮影会に対する私見です。もう少し近場で開催されたら参加したいと思っています。初対面の人たちと長時間の車内は窮屈に思ってしまい、躊躇してしまいました。だからといって、個人で現地集合は交通費が掛かりすぎるし・・・。初回は都内の公園・庭園の撮影会に参加して、気心がしれてきたら乗合で遠征したいと思っています。都内近郊での撮影会を企画してください、お願いします。


返信
 ボクはいつも新聞の写真をじっくり眺めています。大新聞社の写真部は、写真専門学校をかなり上位の成績で出てもなかなか採用されないというぐらい厳しいところで、しかも、入社してからもビシビシしごかれていますので、ほんとに上手い写真が多いのです。勉強になりますよ。

 撮影会に関するご意見、もっともだと思います。次回は近場を会場にして企画しましょう。


アマカメラマンさんから
 私はお金持ちなので、新製品のEOS10Dに、これまた新製品の24-70mmレンズをつけ楽しんでいます。ズームレンズもデカいし、それに付いてきたレンズフードがこれまたデカく、全体的にすごくバカでかいカメラになってしまい、持ち歩くのが恥ずかしい気がします。そこでお尋ねしますが、カメラマンや専門誌でも、野外での撮影にはレンズフードは必ず付けるように言っていますが、いかがなものでしょう。要・不要の場合を例をあげて教えてください。よろしく。

返信
 ボクは、すべてのレンズにレンズフードを付けっ放しにしています。そうすることによる利点は多々あります。
 まず、レンズフードをつけることによって撮影にプラスになることはあっても、マイナスになることは絶対にないからです。フードをカメラバッグなどに別に入れておいても、運ぶ荷物の総重量が減るわけではないし、いちいちフードを取り付けるために、みすみすシャッターチャンスを逃してはいけないと思うからです。フードは持っているのに、つい億劫でつけないまま撮影し、フレアやゴーストが出たという失敗は願い下げです。

 それから、カメラを肩からぶら下げて歩いていると、ちょっとした拍子にカメラを何かにぶつけてしまうことがよくありますが、フードをつけていると、それがクッションの役目をしてくれるので、カメラやレンズに対するショックが随分和らぎます。カメラを地面に落としてしまったときに、フードは割れてしまいましたがカメラ、レンズは無事だったという経験が何回かありますので、それ以来、フードはカメラの一部だと考えるようになりました。

 また、フードを付けたままにしていると、レンズに直接雨滴がかかったり手の脂がついたりしにくくなります。レンズについた水滴などに気付かずに撮影してしまうことはよくあるものなので、そういう失敗を減らす役にたちます。
 レンズを買うときには、フードも必ず買うようにしています。カメラバッグやリュックも、カメラとレンズとフードが一体のままで入る大きさのものを使っています。