薄日が差すお天気だが、暑くはなく過ごしやすい1日だった。今日は、頼まれていた短い原稿を書いただけで他に仕事もなかったので、地元の球場に高校野球の予選を観戦しに行った。特に応援している学校があるわけではなく、まあ、子どもたちの面白い写真でも撮れるかな程度のヤジウマである。2試合観戦したが、試合そのものはまるでエラー合戦とでも言いたくなるようなシロモノだった。しかし、それでも懸命にプレーする子どもたちの姿はすがすがしい。
子どもたちの写真は撮れなかったがビールを飲めたし、外野席の外側にある駐車場ではネジ花が咲いているのを見つけた。昔はどこにでも生えていた花だが、最近はとんと見かけなくなった。なんでも蘭の一種だそうだ。可憐な淡いピンクがいいね。ひねくれているけど上品な花なのだ。明日はフィルムカメラでしっかり撮っておこう。
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【使えるワザ】今日はカメディアではなくファインピクスを持って出かけた。全自動なので絞りの加減がカメラ任せになってしまう。バックはもっとボケさせなくてはいけないのだが、カメラがf9.8を押し付けるので仕方がない。背後の草叢がこんなにはっきり写ったのでは、せっかくの花が目立たなくなってしまう。非常に気に入らない写真だが、今日はこれしかネタがないのだ。
例によってピントはピン抜けする。後の草叢に合ってしまうのだ。レンジファインダーの宿命と言ってしまえばそれまでだが、こういうおもちゃカメラでも、接写しようと試みる人は大勢いるはずだ。メーカー各社さん、もっと努力してよ!
結局、今日も手のひら作戦を使った。花のすぐ手前に自分の手のひらを置いて、それにピントを合わせる(シャッター半押し)。手のひらの厚み約1、2センチ分だけ花のほうに寄せて全押しする手だ。これで5、6枚写しておけば1枚はOKが出る。 |