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Kit the genius' |
☆☆☆ 1日1枚 ☆☆☆
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Fujifilm Finepix4500 |
Camedia C-4100 |
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独り
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2003/08/12 TUE
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整理をしていない現像済みフィルムが100本ほど溜まっていたので、今日は朝からルーペ覗き。選び出したコマはエクセルに記録したあと、1枚ずつ切り離してセロファン袋に入れ、ラベリングをする(「ポジフィルムを整理する極意」参照)。細かい仕事なのでけっこう肩が凝る。夕方になってやっとお散歩の時間が取れた。今日のコースは大吉の調整池。片道45分といったところ。幸い、暑さもたいしたことはなく、快適なお散歩だった。
この調整池の周りはちゃんとしたお散歩コースとして整備されていて、夕方になるとご近所のおじおばたちが大挙して押しかけてくる。周囲500メートルほどの周回コースを、同一方向に早足でただぐるぐる周るのである。ところどころにストレッチ用の器具が設置してあって、腹筋やら腕立てなどをやる人もいるが、スポーツジムと違い、せいぜい4、5回もやれば限界。すぐにまた歩き出す。肖像権の問題さえなければ、おじおばの滑稽な仕草が撮り放題なのだ。まことに惜しいスポットなのである。
というわけで、こういう人物特定が難しい写真しか掲載できない。こういうお若い方は珍しい場所なのだが、時に見かけないわけではない。たいがいは飛びぬけてお元気なんだけど、この女性はずっと休憩していた。
【使えるワザ】調整池というぐらいだから、水が一杯になると少しずつ流し出す仕組みになっている。その水門の部分が短い橋になっていて、その下はコンクリートの河床。普段は水が流れていないので、格好の休憩場所になる。橋の上から失礼して1枚。構図だけで見せる写真なので、女性の仕草などはあまり気にしなかったが、たまたま髪に手をやってくれたので、少しはドラマ性が出た。状況解説なしで見せられたら、いろんな想像ができそうな絵だ。
特にワザはない。構図命なので、ファインダー視野率を考えるだけでいい。ファインダー像と実際に写る範囲はかなり違うものなので、それを頭に置いておく必要があるのだ。高級機でない限り、ほとんどのデジカメは視野率が80%ちょっとしかない。つまり、ファインダーでは見えない残りの20%近くが実際には写ってしまうということだ。どこまで写るかは経験でつかむしかない。そうしないと、こういう風に、画面の端に女性を配置するというような構図は取れないことになる。このときのファインダーでは、女性の肩までしか見えていなかった。 |
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撮影データ |
カメラ |
Camedia C-4100 |
撮影日 |
2003/08/12
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ISO感度 |
100
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絞り値 |
F2.8
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シャッター |
1/100 |
露出補正値 |
-0.3 |
WB |
オート
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その他 |
絞り優先AE
ストロボ発光禁止
コントラスト+1 |
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「天才キットのフォトギャラリー」
に展示してあります。 |
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▼ネムちゃんから▼
キット先生こんにちは。
台風10号は、飛騨地方を暴風圏内に巻き込みながら通過していきました。幸い岐阜県では目立った被害もなく良かったのですが、他県では色々と被害が出たようで、お見舞い申し上げます。
ところで、郡上八幡の吉田川への飛び込みですが、橋の真下の水深は飛び込むには充分のようです。昨年までは仮装飛び込み大会が行われたほどで、むしろ積極的に飛び込みを認めていたほどです(何せ橋に飛び込み用の台が作られていたほどですから)。恐らく何がしか事故が起こったのではないかと思います。
郡上八幡で獲れる鮎は、郡上鮎として東京の高級料亭などへ出荷されるほどのブランド鮎なのです。この時期、吉田川には大勢の釣り人が訪れます。あの、足でピアノを弾いた名優近藤正臣さんもよく来られるとのことですョ。それから郡上で作られる、郡上竿と郡上魚篭は鮎つりの好きな人にとっては憧れの的だそうです。
▼返信▼
なにか事故でも起こるとすぐに中止という安易な解決法に走るのは、日本の悪しき習慣だとボクは常々思っています。そういう風物誌がなくなるのは寂しいですね。
鮎釣りの写真、撮りたいですね。渓流と釣り師、涼しげな絵になりそうです。行きたいなぁ!
▼keitoさんから▼
こんにちは、「お散歩デジカメ」で「高原の夏」をUPされたと伺ってすぐに拝見させて頂きました。
どの写真もとても美しいですねー!!とても清々しいですし、見ているだけで心が洗われる気がします。
実は、私は生意気ながら、勝手にこちら様のHPをリンクさせて頂いているものです。私は写真を撮るのが本当にただ単に好きで、デジカメ写真HPを沢山まわって、ここのHPを発見することができ、物の感じ方にとても感動して以来、ずっと勉強させて頂いています。これからも陰ながらずっと応援しています!!頑張って下さい♪
▼返信▼
リンクしていただいているそうで、ありがとうございます。勝手リンクだろうがなんだろうが、大歓迎です。
これからも、折を見てデジカメ写真館を追加していこうと思っています。追加したらこのメルマガで告示します。
ところで、あなたのHPアドレスを教えてください。
▼さらにkeitoさんから▼
大歓迎ですか?そう言って頂けてとてもほっとしました♪フリーらしきことは書いてあっても、小心者ですのでとても気がかりでした。
実は私は、連絡もせずに勝手にバナーのサイズを縮小してしまったのです。不愉快に思われましたら即直しますので言って下さると有り難いですm(__)m(願)
私のHPは6月の終わり頃に始めたばっかりの、本当に拙いHPなのでお恥ずかしいのですが、URLを書かせて頂きます。
これからもメールマガジン楽しみにしています♪”ご無理をされないで頑張って下さい☆
▼返信▼
ホームページ見ましたよ。いろんな写真が展示されてますね。まだ発展途上といった感じですが、熱意とまめまめしさが伝わってきます。
ホームページを立ち上げちゃったからには、これから本格的に写真に取り組んでいかなければならなくなるわけで、大変でしょうが頑張ってね。撮っていくうちに、テーマがだんだん絞り込まれてくれば、写真も自然に上手になってきますよ。 |
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唐突に決まった撮影会のお知らせ
日時:8月23日(土)午後4時から
被写体:お台場公園の夕陽と夜景とアベックと生ビール
参加費:3000円(講評会込み、交通費と飲み代は各自負担)
※今回はデジカメ中心でやります。撮影会終了後の生ビールの席で、
パソコンに画像を取り込んで、飲みながら講評会をやります。
お申込みはこちらから。 |
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投稿写真をけちょんけちょんにけなすコーナー |
▼hermesさんの投稿写真▼
Kit先生お世話になります。あつかましくも、また講評をお願いしたいのですが。今回は先日(2週間前の日曜日)長野県の車山へニッコウキスゲを撮りに行ったときの写真です。そのときの天候は最悪で、雨が降ったりやんだりで散々でした。
この写真は自分では納得していないのですが、欠点を指摘していただければ、とても参考になりますので期待しております。よろしくお願いいたします。カメラはDimage7iです。
▼講評▼
うーむ、弱ったな!「自分では納得していない」ということだけれど、ボクは納得しちゃった。良い写真だよ、ほとんど文句なし!
「ほとんど」と言ったのは、1つだけちょっと気になるところがあるから。縮小された写真なので確かではないんだけど、ピントが3人の人物の後姿ではなく、真ん中のキスゲに合っているんじゃないかな。もしそうだとすれば、hermesさんの狙いは人物ではなくて花だったわけで、それだとこの写真の意図そのものが根底から覆ってしまう。ボクの目にはどうしても「3人の後姿」が主役に見えるんだな。3人のバックが白い雲の部分なので、ボクの目はどうしてもまずここに止まってしまう。これが主役としか考えられない理由だ。
ニッコウキスゲもコバイケイソウも今が盛り、一番良いときを狙って高原にやってきた。しかし、ご覧の通りの悪天候、傘をさして歩いてはみるが、どうにも気勢が上がらない。なんとなくしょんぼりしたような後姿。レンズに雨滴が降りかかるほどの雨なのに、傘を持っているのは一人だけ。どんよりと垂れ込める雲も、しばらくは晴れる気配もない。3人の気持ちが痛いほど伝わってくる写真だよ。3人が後姿であること、なんとなく間隔が開いた歩き方、坂の向こうに去っていこうとする瞬間であること、この3人以外に写っている人が誰もいないこと、こういう要素が、どれも「寂しさ」「無念さ」「悔しさ」「侘しさ」を訴えかけてくる。実に情感のある作品だと思うよ。蜘蛛の部分を大きく入れた構図も効果的だったね。 |
写真を講評しますよ! |
みなさんが撮ったデジカメ写真を送って下さい。この欄で講評します。「こうしたらもっと良くなる」「こんな見方もアリだよ」など、今後の参考になる(かもしれない)意見を述べさせていただきます。本名で送ってきても、こちらで勝手にあだ名をつけさせていただきますので、撮影者名は仮名で構いません。「掲載はして欲しくないけど講評だけお願い」というのはご遠慮ください。
○ 写真はなるべくリタッチしないままで。サイズだけ640x480pxに縮小してメールに添付してください。縮小する際、シャープネス(アンシャープマスク)をかけないようにしてください。ピント位置の判断ができなくなります。
○ 1通のメールに添付するのは1枚だけにして、複数の写真を添付しないで下さい。重くなりすぎて届かないことがあります。
○ 使用したカメラを教えてください。その他の撮影データが分かる場合は付記してください。
現在の在庫は18枚です。原則として1日に1枚掲載しますので、しばらく順番待ちになります。ご容赦ください。
それから、ひょっとしたらボクのホームページの「写楽道場」に載せるかも知れません。送り先はこちらです。 |
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