Kit the genius'
☆ 1日1枚 

Fujifilm Finepix4500 Camedia C-4100
細い路地 2003/08/16 SAT
撮影データ
カメラ Camedia C-4100
撮影日 2003/08/16
ISO感度 100
絞り値 F3.5
シャッター 1/125
露出補正値 -0.7
WB オート
その他 絞り優先AE
コントラスト+2
毎日、多数のメールが寄せられるので、直接のご返事は原則としてご勘弁いただいています。数日遅れになることもありますが、下のコラムに掲載してご返事とさせていただきます。ただし、実名は掲載いたしません。ご了承ください。
姉妹メールマガジン
氷の国の一人旅
天才キット世界を撮る
もどうぞよろしく!
バックナンバーは
「天才キットの
フォトギャラリー」
に展示してあります。
ご意見、ご質問はこちらから
このメルマガの購読解除は
こちら
 以前にこの路地の写真を撮ったことがある。まったく同じ構図だが、そのときのお天気は晴れ。なんともつまんない写真だったのですぐに削除されてしまったのだが、そのときから、雨の日ならふめふめ、と思っていたのだ。
 しかし、問題は撮影する場所。ここは、駅前のハンバーガー屋の2階席なのだ。ジャンクフードが大嫌いときているから、ここに上がってくることが滅多にない。そもそも、我が家はお肉をほとんど食べない、正しい家風なのだ。
 でもまあ、時にはなんかの拍子にここに来ることもなくはない。今日は、ちょっとした打合せでコーヒーを、ということになって、雨の中だし近場を選んでここに来たのだ。打ち合わせは他の人にお任せして、せっせと写真を撮った。呆れ顔で見られるのは慣れてるもんね。でも、いざとなると、絵になる人はなかなか通らないもんだね。
【使えるワザ】こないだの雨の日の階段の写真と同じで、濡れて光る路面が狙い。コントラストを少し上げて、光っているところを際立たせるようにしている。
 人物は着ている服の色やスタイル、歩く格好などさまざまなので、誰かが通るたびに何枚も撮っている。正面向きだと例の肖像権の問題があるし、雨の日の寂しげな雰囲気が出ない。人数も複数より一人だけの方が様になる。ただ、位置だけはここでないといけない。光る路面をバックに浮き上がるように配置しなければならないからだ。
 60枚ほど写した中から、最後まで残ったのは、これと、もう1枚は傘を差した女性。そちらが落選したのはミニスカートだったから。傘はよかったのだが、ミニスカートでは目がどうしてもあんよに集中してしまうので、雰囲気が違う絵になった。それは写真の問題じゃなくて、ボクの鑑賞眼の問題ってか?

読者からのメールや質問やヤジ

【昨日のクイズの答】
おとめさんから
 おはようござりです。今日配信されました「歪曲」を観て・・・(;^_^A
 私にはど〜しても笑うふくろうたちにしか観えないのですが・・・答えは「笑うふくろうたち」 当たってないですよね(><。)。。 デジカメ歴は長いのですが向上心がなく、今は愛犬(3ヶ月)ばかり撮ってます。今度自分なりにいいのが撮れれば是非酷評を・・・。


alberataさんから
 私には、車のフロントガラスから歩道橋を撮ったもののように見えます。

砂名ちゃんから
 「これは一体なんでしょう?」これは、「水の入ったステンレス製バットの中で、棒寒天をふやかしているところ」を撮した写真…と、思いました。手作りの水ようかんはおいしいです。

hanaちゃんから
 車のフロントグラスを流れる雨水、ではないでしょうね。右下の水がめくれるような感じと中央の白い部分に結晶みたい模様が見えるのが不思議ですね。
 hana_花_hanaの最新号は「オオバコ」です。先日の稲の出穂の写真を見て、なんだかオオバコと遠い親戚なんだろうなぁと感じました。オオバコも炊けるのかしらね。。。


Pongさんから
 クイズの答えは、雨に濡れた窓ガラス越しに撮った白い被写体(ベランダの白い桟?)。
 昔、フィルターに唾液をつけたり、ワセリンを塗ったりして遊んだことを思い出しました。 UVに霧吹きで水幕を着けたものを冷蔵庫で凍らせて、外気で融けかけて透明になるのを待って写したりもしました。再現性のない偶然に頼ったディフォルメですが、面白かったです。また試してみようかナァ〜。工夫をするのって楽しいですネ。青春真っ只中の50男です。


TOさんから
 望遠端で写したということなので、ガラスについた水を通したように見えるけど、これはカーブミラーでしょう。

JUN1さんから
 「歪曲」の写真を回転させたり、コントラストが強調されていたので弱めたり、離れて見たりしました。上部は車のフロントガラス、下部はボンネットに降りつづく雨(かな?) 第三台場の古井戸は23日にご一緒に見てください。楽しみにしています。

返信
 青春真っ只中のPongさん、大正解!お見事でした。ベランダの白い桟というところまで合ってます。ただし、窓ガラスではなく、車のフロントガラスなので、alberataさん、hanaちゃん、JUN1さんが50点というところですね。TOさん、惜しい!おとめさんと沙名ちゃんは眼医者へどうぞ。

伊良湖岬のじいちゃんから
 骨のあるおじさんてのががいいよ!! 毎晩飲み屋のカウンターで、ワイワイって感じではっきりものを言う。これがいいよ。軟弱は政治家だけでいいよね。
 HPの宣伝をしていただけるらしいから、書き込みしました。奥様受けを狙っていいじいちゃんをしていますから審査は”即没”かな?よろしく!


返信
  じいちゃんのお人柄そのまんまのホームページで、変人奇人大好き人間としては、同類をみつけた嬉しさに去るに去られず、忙しいにもかかわらず、ぜ〜んぶ見ちゃいました。伊良湖に行くことがあったら寄ります。

さらに伊良湖岬のじいちゃんから
 先ほどはHPに訪問いただき感謝いたします。「天才キット世界を撮る」を購読しています。仕事柄、日本植物運輸の社長と交友があり、彼もカメラマニアで、彼方のメルマガを紹介されました。ここで勉強しろ!って。 文章が面白いし、言いたいことを言ってますからいつも読んでいます。 私も、「渥美よもやま話」の表現スタイルがそのままです。 掲示版での返信スタイルはちょいといいじいさんを演じています。ちょっとした過激な用語を使うと逃げられてしまうから大変です。タイプは片手1本打ちで、長文は打てないのでこれにて。

さらに伊良湖岬のじいちゃんから
 キット先生の掲示版にデビューしたいとおもいます。かっこよくデビューしたいので、じいちゃんのアイコンを作ってください。お願いします!

返信
  うーむ、キットの正体も相当に変だが、こいつもかなり変なヤツに違いない。顔を見れば分かる。なにより、角さかずきと花王冠の違いだけで、こういうものをかぶりたくなるのは、根性が曲がっている証拠だ。掲示板がだんだん変人展示場みたいになってきた!

さらに伊良湖岬のじいちゃんから
 掲示版デビューです!うしししー。キット先生、このアイコンいいだろ。
 じいちゃんは酔学で植物を学びましたが、先生は酔学による撮影術を極めたから、酔写学という分類で新学問です。酔学は、香港映画”酔拳”をベースにじいちゃんが完成させたもの。

 こちらのHPリンク欄に掲載させていただきました。紹介文は迅速に修正しますから、掲示版などでお叱りください。
唐突に決まった撮影会のお知らせ

日時:8月23日(土)午後4時から
被写体:お台場公園の夕陽と夜景とアベックと生ビール
参加費:3000円(講評会込み、交通費と飲み代は各自負担)

※今回はデジカメ中心でやります。撮影会終了後の生ビールの席で、
パソコンに画像を取り込んで、飲みながら講評会をやろうかと考えています。

お申込みはこちらから。


申込みを本日零時に締め切ります。現在、参加者14名です。
投稿写真をけちょんけちょんにけなすコーナー
kojiroさんの投稿写真
 毎日のメルマガ、全く頭が下がるばかりです。毎日楽しみに購読し、大変良い勉強をさせて頂いています。
 私は、70歳からの手習いです。今までは、写真を写しても旅行や家族などの記念写真ばかりでした。
 最近、ボケ防止に良いと友達に勧められてパソコンとデジカメを購入しました。四苦八苦して覚えたデジカメの操作が自慢で フイルム代が不要を良いことに何処でも持参して写し、自分でプリントして配っています。
 添付の写真は鉢植えのフクシアが綺麗でしたので数枚写した内の一枚です。講評をお願いします。《田舎住いの72歳の半ボケ老人より》


講評
 フクシア、珍しい花ですね。多分、実際に見たことがある人はそう多くはないでしょう。近世のヨーロッパで珍重されていた鑑賞花で、いろいろ品種改良され、「これが同じフクシア?」というぐらい、いろんな形、色の花がありますね。写真の八重咲きタイプは特に愛好家が多いと聞いています。

 低木なので、日本ではほとんどが鉢植えで栽培されています。その、背の低い花を、下から仰角をつけて撮影し、空に抜いたのがよかったですね。白い背景になったので、花が引き立ちました。難しい露出設定を上手にこなしたのも見事です。こういう撮り方なので、低木という花本来の姿は描写されていませんが、別に図鑑写真を撮ろうとしたわけじゃないでしょうから、それでもいいのです。花を一つのオブジェとして絵にしたと考えれば、これで正解です。花というより、なんだか、中国あたりの手工芸品のように見えませんか?

 お見受けするところ、デジカメは初心者だそうですが、フィルムカメラでの撮影経験はかなりおありのようです。構図の取り方などもソツがないし、3個の花の並べ方(撮る角度)も味があります。来年は鉢を脚立かなんかに乗せて、完全に白バックの写真も撮ってみてください。あるいは、室内に持ち込んで、白いシーツなどを背景にして、横からの光線で撮ってみるのもいいでしょう。花としてではなく、モノとして見ると、また違った写真になると思います。
写真を講評しますよ!
投稿の際のご注意は
表示されない場合はこちら