この二人は、同じマンションの住人だが姉妹ではない。大きいほうは中学1年、去年まで子ども会の会長さんだった。小さい子は年中組、今4歳だ。こないだ、キャンプで指を怪我した子ということでこのメルマガに登場した子だ。小学生じゃないのだから、キャンプに参加したというのはボクの勘違いで、別の子(この写真の右端)と取り違えていた。おんなじぐらいの年頃の子が何人もいるので、ときどき、じゃなくて、しょっちゅうごっちゃになる。親がよく取り違えないものだ。
曇り空のじめじめしたお天気だったが、日中雨が降らなかったのは久しぶりだ。どこに隠れていたのか、というぐらい子どもたちが湧いて出てきて、マンションの中庭はうるさいぐらいに賑やかだった。夏休みだもんな、このぐらい賑やかじゃないと気分も出ない。
例によって「写真撮って!」⇒「写真頂戴!」⇒我が家の大被害、という図式になった。日中ずっとパソコンを占領されていたので、仕事がたくさんたまっている。
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【使えるワザ】子どもの写真は、自分の子どもを撮っているおとうさん、おかあさんたちにはかなわない。被写体が絶対的に信頼している人の撮った写真は、ボクのような怪しいおじさんが撮ったのとくらべると、表情が全然違う。せめてもの抵抗で、「タイミングずらし」のワザを使う。「撮られる」と構えているところをわざと外して、安心しきっているところでシャッターを切るのだ。
対抗できるのは構図だけ。人を撮るときは、できるだけ画面一杯に入れてやるのがいい。そして、画面の中央に直立という、味も素っ気もない構図を避ける。何かに寄りかかってもらうとか、こうして座ってもらうと、画面を斜めに横切る線が生じるので変化が出る。
ちなみに、小さい画像は失敗作。露出がアンダー、表情がよそ行き、小さい子の頭に槍が刺さっている、左右と上に無駄な空間など。 |