夏休みも今日で最後、世の中の子どもたちは宿題の追い込みで、とても遊んでいるどころの騒ぎじゃないだろうと思ったら、ゆとり教育とかなんとかで、最近の小学校はろくに宿題を出さないんだそうだ。論より証拠、草加公園に行ってみたら、駐車場からして満杯、公園の中はガキどもとその親たちでで押すな押すなの混雑だった。うちのマンションのガキどもなら、「ちっとは勉強しろ、コノヤロ!」と憎まれ口の一つも言ってやるところだが、お隣りの市の子どもに公園でそんなことを言うわけにもいかず、一回りしただけでそそくさと引き上げてきた。
しかし、今日も最高気温は30度に届かない。もう明日から9月だというのに、今年は夏らしい日がほんの数日しかなかった。途中の田んぼの畦道で、ぼんやりしているおっさんを見かけたので話し掛けてみたら、「ダメだね、今年は」ということだった。素人目には稲が実っているように見える稲穂も、実際はほとんど実が入っていないんだそうだ。田んぼの中の案山子もちょっと手持ち無沙汰だったな。そういえば、面白い案山子を撮った。明日にでも載せようかな。
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【使えるワザ】公園の池に住みついている川鵜である。
水鳥というやつは、とてつもなく長い時間じっとしていることがある。身じろぎもしないというのはまさにこのこと、と言わんばかりにじっとしている。ちょっと首を振るとか、2、3歩歩いてみるとかしてみてもいいのに、頑として動かない。
この2羽も、このポーズのまま固まっていた。目は開いているから眠っているのではなさそうだ。川鵜というのは、ずうたいの割に神経質な鳥で、人が近寄ると逃げてしまうものだが、さすがに公園を縄張りにしているだけあって、肝は据わっている。
こないだ手に入れたテレコンバーターを付けて撮った。2倍のテレコンだから、一眼レフ換算で約200ミリの望遠である。望遠になればなるほど手ブレの確率は高くなる。手持ちで撮れるシャッター速度のメドを昔は焦点距離分の1と言ったから、これだと1/200のシャッターでやっとということになる。テレコン付きなのでファインダーでは画像確認ができない。液晶モニターを見て撮るとなると余計にブレる。三脚を持っていなかったので、うんと注意して1枚。
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