植木鉢に奇妙なキノコが生えた。まだ傘が開いていないので、一昨日気がついたときにはキノコだとは思わなかったのだが、一夜明けた昨日はご覧のような大きさに成長したので、まず間違いなくこれはキノコだと分かった。
しかし、一体全体、このキノコの正体はなんなのだ。手持ちの小さな図鑑を調べてみても、こんな綺麗なヤツは載っていない。最強の辞書インターネットでほぼ半日かけて調べたが、どこにもない。大体、名前がわからないものを調べること自体、効率が悪いし、とてつもなく時間がかかるものなのだ。
さらに一夜明けた今朝、見事に傘が開いていた。昨日調べて分からなかったものを引き続き今日も調べて、ようやく正体が判明。なんと、黄金絹唐傘茸(コガネキヌカラカサダケ)という、なんともはや、ご大層な名前を持ったキノコだった。
なんでも、熱帯地方のキノコだそうで、日本にはもともと生えないものだそうだ。しかし、園芸用の土に熱帯地方の木材チップなどを混ぜるので、それにくっついていた菌糸が発芽するものらしい。熱帯植物園ではさほど珍しくはないそうだ。
しかし、岩手の方では新聞にも載ったことがあるというから、普通はあまり見かけないキノコなのだ。道理で、キノコのサイトをあっちこっち調べても分からなかったわけだ。
だけど、ほんとに綺麗だねえ。食卓に皿に乗せて置いておいたら、うちの鬼嫁なんか、すぐに口に入れそうだ。おとぎ話の絵本に出てくるような、まさに絵に描いたような美しさだ。小さなのがまだまだ出てきつつあるので、しばらくは楽しめそうだな。
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これが今日の様子。見事に大人になった。と思ったら、昼過ぎには枯れてしまった。向こう側に新たな子どもが出始めている。その向こうにも、もっと小さいヤツらが頭だけ土の中から覗かせている。 |