Kit the genius'
☆ 1日1枚 

Fujifilm Finepix4500 Camedia C-4100
そよ風 2003/09/06 SAT
撮影データ
カメラ Camedia C-4100
撮影日 2003/09/05
ISO感度 100
絞り値 F2.8
シャッター 1/8
露出補正値 -1.0
WB オート
その他 絞り優先AE
コントラスト+3
彩度+5
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 今日も日暮れ時に健康福祉村。隣の岩槻市との市境にある県営の公園で、うちからは車で10分ぐらいの距離だ。歩くのが目的で行くのだが、いつも、「今日は何周」と立てた目標の半分ぐらいで終わってしまう。理由は簡単。すぐにカメラに手が伸びてしまうのだ。写真を撮りだすと他のことは目に入らなくなる。歩くのも忘れる。まったく、都合のいい病気だこと!
 昨日はとても夕焼けが綺麗だった。今日は、昨日ほどではないがそこそこの夕焼け。しかし、夕焼けもいいが初秋のそよ風がたまらなくいい。梢を揺らして吹き過ぎる涼しい風が気持ち良いので、これも歩くのが億劫になる原因だ。減量の道のなんと険しく遠いことであろうか!
【使えるワザ】昨日の写真は手ブレ覚悟の22枚中、助かった3枚のうちの1枚だったが、今日の写真はたった1枚がうまく写っていてくれた。やはり完全な手持ち撮影だ。なんで1枚だけしか撮らなかったかというと、写したときには「大したことないな」という印象だったから。池の水面の色がこんなに綺麗に写ってくれるとは思わなかったのだ。
 水面に反射してくる光の色は、肉眼で見た場合と画像になったときではかなり異なる。普通は乱反射の影響で 、かなり白っぽく写ることが多く、絵になりにくい。何度もがっかりした経験があるので、今日も「ダメならダメでいいや」ぐらいの軽い気持ちだった。
 実際はこのようにいい色が出てくれた。光の強さがあまり強烈ではなかったからだろう。岸辺の草の葉が涼しいそよ風に揺れている感じがよく出ていた。こういう瓢箪から駒のような写真がときどきあるから写真は止められない。

読者からのメールや質問やヤジ

ボンちゃんから
 日頃、大勢の元気なファンに取り囲まれている先生の姿に畏敬の念を抱きながら、後ろの立ち見席から背伸びしいしい、おとなしく、秀逸な写真と文章を楽しんでまいりました。ドラキュラの故郷の写真探訪記や氷の国の風物誌などは、いずれフォト書籍として出版してほしいものだと思っております。

 「お散歩デジカメ」は初号からプリントアウトしてファイルしてまいりました。このたびメールを差し上げますのは、そのことについてです。きょう配信されたNo.141を開きましたら、文章は全部出るのに、肝心の画像が投稿写真も含めて赤い×印が付いていて、出てきません。それで、今度は《お気に入り》に登録してある天才キットのサイトで確認してみたのですが、8月分のサムネイルまでは画像が出るのに、9月の分がいずれも画像が出ません。OE経由での9月3日の配信までは画像に問題はなかったので、この不一致も解せない思いがしました。

 一応当方のPCの設定も疑ってみましたが、ほかの画像には異常がないので、なにかプロバイダーのせいかと思ってみたりしております。そちらで原因がつかめ、訂正ができますものなら、よろしくお願い致します。


再びボンちゃんから
 キット先生、連絡をいただいてから早速チェックしましたら、OEの受信トレイのメールの方はダメなままでしたが、フォトギャラリーのサムネイル画像は無事開けるようになっていました。おかげさまでファイルの欠号を免れました。ありがとうございました。

【簡単な自己紹介】
 カメラへの関心は子どもの頃、カメラレンズの放つ怪しい光に魅せられたのが最初でした。成人して最初に手にしたのがオリンパスペン、当時流行ったハーフサイズ判、3半レンズのオモチャのようなカメラでした。高級カメラを持って自慢げな人から、「そんなもん買ってどうするんか…」と冷やかされましたが、そのオモチャっぽいカメラとカメラ屋からもらうさまざまなカタログで、被写界深度や絞りとシャッタースピードの関係など手探りで勉強したのを思い出します。

 その後、一眼レフ、ズームレンズ、オートワインダーなど撮影機器とアクセサリーを一通り持つようになりましたが、撮影テクニックの修行の方はさっぱり。とうていマニアの部類には入れません。しかし、最近のデジタルカメラの流行につられて普及機を1台入手。たまたまネットサーフィンで出逢ったキット先生のサイトを何よりのアドバイザーとして勉強させていただいております。

 また、近頃は先生ご推薦のhanaさんのサイトも登録して、楽しんでおります。限られた性能の機器の能力を最大限に引き出しているのがすばらしい。芸術的な創造には、使う道具もさることながら感性と工夫が大事だ、ということを教えてくれます。


たみさんから
 いつも楽しく拝見しております。大変勉強にもなります。ありがとうございます。
 9月3日配信の「終末の予感」から突然画像がみられなくなりました。8月17日の対処方法に従って試してみましたが、ダメです。過去の保存ファイルをみますと8月18日からみられなくなっています。  理由はまったく不明ですが、9月3日の午前はOKで午後はダメになっております。その間widowsのupdateをしておりますので、ここに問題がありそうですが、対処の方法がありません。
 ところが、Kit's Photo Galleryから「お散歩」をみますとすべてOKです。メールのシステムに問題がありそうです。よくわかりませんが、ひきつづき検討したいと思います。


たまきさんから
 毎日写真とコメントを楽しみにしていました。
 4週間ほど標高1500メートルのキャンプ場にいました。8/17号から画像がでません。批評の画像も出でいません。パソコンも超初心者の高齢者は寂しい毎日を過ごしています。他のメルマガの画像は出ます。どうかお助け下さい。


Msグリーンさんから
 毎日待ち遠しくメルマガを拝見しています。デジカメはnikon coolpix880を使っています。被写体が庭の花、亭主、老いぼれ猫2匹とたまに7ヶ月の孫で進歩はありませんが、メルマガを参考書にぼちぼち楽しんでいます。
 お忙しいのに恐縮ですがメールで保存しています。ぜひ再送していただきたくお願いいたします(8月18日から9月3日まで表示されません)。


コージさんから
 毎日の「お散歩」楽しみにしています。写真は勿論、キット先生の人柄が滲み出たコメントも楽しんでいます。毎回MOに落として時々見返していますが ご指摘のように画像が見られなくなってしまいましたので、お手数ですが再配信よろしくお願いします。

Kさんから
 最近の分は写真がありません。どうしたらよいですか。

返信
 ボクがサーバーレンタル代をけちったために迷惑を被ってしまった方々からのメール特集でした。経緯はこないだ書いた通りで、まったく弁解の余地はありません。ごめんなさい。

 ホームページに載せているバックナンバーの方はすべて復帰しましたが、すでに配信されてしまったメールは訂正のしようがないので破棄してくださるようお願いします。コージさんのように、メールの形で整理・保存しておきたいという方には、過去の分を再送させていただきます。お早めにお申し出くださいますように。配信は明後日ごろになる予定です。

alberataさんから
 Macユーザーのために、ご配慮いただきありがとうございます。
 私もお台場の撮影会を見せていただいて、みなさんの力量に感心しました。風景の切り取り方は無限にあるのですね。撮影会のスケジュールもめじろ押し、またどんな作品を見せていただけるのか楽しみです。

 ところで、駅貼りのポスターにはどんな写真が使われているのですか。キットさんはよくても、読者は「なに?」と不完全燃焼な気持ちが残ってしまいます。著作権に問題があるのでしょうか?
 壁紙、楽しみにしております。


返信
 写真はこれ(⇒)です。これはポスターではなくチラシですが、やはりネムちゃんの会社で制作したものです。同じ写真を使用してくれました。どっかで見たような写真ですね。そう、「氷の国の一人旅」の第1回に載った写真です。
 壁紙は明日までにはお送りします。
投稿写真をけちょんけちょんにけなすコーナー
かずくんの投稿写真
 初めまして。投稿は初めてのこと何とぞお手柔らかに。庭に咲き始めた朝顔の花を撮してみました。
 Olympus C−2020 ZOOM、マクロ、フラッシュ使用です。


講評
 このコーナーは、初めての投稿でも手加減しないのだ。

 花を一輪だけ撮るときの基本原則はこないだ説明したからそれを読んでいただくとして、この作品については、撮り方の問題をちょっと述べます。
 まず、ストロボを使用したとのことですが、強制発光させたのでしょうか、それとも、オートの設定になっていて、カメラが勝手に光らせたのでしょうか?絞りのデータが書いてありませんでしたが、背景のボケ具合から考えて、多分、ストロボはオート発光になっていたのだと思います。

 オート発光の設定にしておくと、カメラは露出を測った後、シャッタースピードが手ブレ警告の限度を下回った段階で、勝手にストロボ発光モードに切り替えます。ですから、実際はストロボが必要ではない明るさのときも光ってしまうし、ストロボを使わないほうがいい(ほとんどの場合)ときにも光ってしまいます。メーカーの設計思考が、コンパクトカメラは素人が手持ちで撮るカメラだと決めつけている証拠ですね。

 朝顔は朝咲く花だから、多分この日は曇り空で、しかも時間も早かったのでしょう。多少暗かったにせよ、ストロボを焚いたために、背景はまるで夕方のような暗さに写ってしまいました。この写真から「朝の爽やかさ」が感じられますか?
 こういう場合は、絶対にストロボを使ってはいけません。露出がピントが合った距離にだけ適正になって、それより遠い背景部分は暗く落ちてしまうからです。それに、マクロ撮影は絞り開放が原則ですが、ストロボを発光させると、光量の加減でカメラが勝手に絞りを絞ることがあります。特に、まだ明るいときの撮影ではその傾向が強いので要注意です。

 次は構図です。花が向いている方向を広く開けるという原則(←)はこないだ書いた通りです。もう一つ、憶えておいて損はない基本ワザを一つ。可憐な花、はかない花、小さな花、弱々しい花は見下ろして撮ってあげましょう。逆に、派手な花、豪華な花、大ぶりの花などは見上げる構図でも写真が映えます。
 作品はフラット、ないしは多少見上げるような構図になっていますね。背景も木ですから、余計にそう見えます。日が昇るとしぼんでしまう朝顔のはかなさは、こういう構図では表現しにくいと思いませんか?花が威張って見えてはつや消しです。

 参考までに、さっきボクが大急ぎで撮ってきたルコウソウの写真をつけておきます。親指の爪ほどの小さな花ですが、真紅の彩りがとても際立つ花でもあります。小ささと派手さという特徴を生かそうとしてみました。

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【撮影会のお知らせ】

9月の撮影会はhermesさんの地元、埼玉県日高市の巾着田です。
関東一の彼岸花の群落を撮影します。
天候不順な今年ですが、例年並みの美しさが見られることを期待しましょう。
下見をしてくださったhermesさんによると、「多分OK」との感触のようです。
詳細はこちら
お問合わせ、お申込みはから、

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【ホームページ情報】
「お散歩デジカメ」の切り番[11111]が踏まれました。
しかし、現在までのところ、名乗り出る犯人がいません。
お心当たりの方は名乗り出てください。