Kit the genius'
☆ 1日1枚 

Fujifilm Finepix4500 Camedia C-4100
かもめ 2003/09/22 MON
 昨日は撮影会で撮影した写真をダウロードして整理し、1日1枚を選び出してこのメルマガ用のタグを書いたが、投稿写真の講評原稿を書いている最中に電話で中断を余儀なくされた。夜の11時半、普通の人間なら電話など遠慮するところだろうが、編集者という人種には世間の常識は通用しない。「大至急、2400字書いてくれ」というのだ。穴が開いたらしい。事情が分からんでもないので引き受けたが、朝までかかってしまった。
 今日は今日で、別の雑誌から写真の提供を求められ、わずかな睡眠でくらくらする頭を抱えながら出かけた。出かけたついでに荒川の河原で撮った写真が今日の1枚。
 水溜りでのんびりしている鴎の群れがいたので、忍び足で近づき数枚撮った。でも、水溜りでじっとしている鳥ではいまいち面白くない。ヤツらは、こっちが忍び足で近づいても、ある一定距離まではバカにしているのだ。約5メートルの距離を超えると、つっつっと後ずさりする。都会の鳥はカラスでもハトでもそうだが、人間との安全距離というものを知っているらしいのだ。思い切って近づいたら一斉に飛び上がった。しかし、遠くには行かない。ちゃんとこちらが近づいた分だけ飛ぶと、さっさと着地して何事もなかったような顔をしている。
 足も濡れてきたし、鳥にバカにされるのにも飽きたので、帰ってメルマガの続きをやることにした。眠い。


使えるワザ鳥が羽ばたくときの羽の動きはかなり速いので、シャッタースピードが鍵となる。ボクのカメディアは最速が1/1000。1/500あれば止まると踏んで、シャッター優先で露出を決めた。どういう飛び上がり方をするか分からなかったし、飛び去られたら2度目のチャンスはないので、念のために1/650にした。距離は前もってシャッター半押しで合わせてある。
 結局、わずか数メートルのところに着地したので、もう一度脅かしてやれば同じ試みができたのだが、まあ、罪もない鳥をいじめるのも忍びないので、1回だけでよしとした。失敗はしていないという自信があったからだ。
 しかし、この鴎たち、どうして荒川の河原の、それも水溜りなんかでお休みしているのだろう。全部で200羽近くはいた。ちょっと不気味だ。向こうのグランドでは少年たちがサッカーをやっていた。こっちでは、大の大人たちが草野球。その間の水溜りである。この河原にはホームレスのビニールテントもたくさんある。いろんな人々や動物が集うところなのだ。
撮影データ
カメラ Camedia C-4100
撮影日 2003/09/22
ISO感度 100
絞り値 F5.0
シャッター 1/650
露出補正値 -0.3
WB 曇天
その他 シャッター優先AE
コントラスト+1
彩度+1
バックナンバーは
「天才キットのフォトギャラリー」
に展示してあります。
毎日、多数のメールが寄せられるので、直接のご返事は原則としてご勘弁いただいています。数日遅れになることもありますが、下のコラムに掲載してご返事とさせていただきます。ただし、実名は掲載いたしません。ご了承ください。
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読者からのメールや質問やヤジ

伊良湖のじいちゃんから
 都合よく風が吹いてくれたら面白いよ。渥美湾、伊良湖水道、太平洋、とクイックリーに行けるからね。2月は空っ風が吹く確率は30%だから期待できます。みなさん自慢のカメラを腹に入れて大事にしている姿が面白いよ。
 また夜の伊良湖水道も風情があります。伊良湖灯台と神島灯台の光が交錯する中を電気をつけた大型船が通行しています。これを狙った写真は見たことがありません。中型の望遠で、島の高速漁船群が大波に突っ込んでいくのを狙うも壮観です。
 天気が良くて少人数で、カメラと、多少の危険も問わないなら小型船を手配できますよ。

返信
 夜の伊良湖水道、いいですねえ。デジカメだけでなく、フィルムカメラも持って行こうっと。島の高速漁船が大波に突っ込んでいく図ってのは昼間でしょう?これも捨てがたい。だんだん楽しみになってきたなあ。2月の撮影会が待ち遠しいぞ。
 ところで、民宿ってたくさんありますか?名古屋に戻ってホテルじゃ味気ないもんね。


てるてるさんから
 kit先生はじめまして。
 デジカメ暦3年目ですが、不勉強で先生のメルマガを見て毎日目からうろこのteruteruです。お散歩デジカメのメルマガでkit先生のことを知り、ホームページもいつも楽しみに見ています。
 もうすぐ切り番だと思って毎日注意していましたが、その甲斐あって「22222」の切り番を踏むことができました!!
 デジカメがなかったころは写真はちっともうまく撮れないので写真には興味がもてませんでしたが、デジカメになってからは気楽にいろいろ撮れるので、初心者ながらいろいろ撮って楽しんでいます。まだまだ皆さんにお見せできるようなものは撮れないのですが、メルマガで勉強させていただいて少しずつがんばろうと思っています。これからもよろしくお願いします。


返信
 おめでとうございます、というか、ご愁傷さまです。

 切り番を踏んだ方は、ボクの写真を強制的に押し付けられるという罰を受ける規定になっていますので、「ヤダ」と駄々を捏ねずに写真を受け取っていただかなければなりません。過去にボクの写真を受け取らされた運の悪い人々の中には、「魔除け効果があった」とか、「招福効果があった」という声もちらほらあるようですので、まあ、悪いことばかりではないということかも知れません。

 というわけで、お好きな、というか、飾っておいても害がなさそうな写真を選んでください。ただし、真四角、うんと横長、デジカメ写真は除外させていただいています。プリントが大変なので。

スギポンさんから
 天才キット先生、スギポンでございます。
 望外の喜び!とはこのことですね!!私の日々の楽しみ、『お散歩デジカメ』誌に、なんとスギポンのメールを掲載してくだってる〜〜〜、しかもしかも、我が渾身のメールマガジンを、奥様が購読してくださるとは!!

 なんと、ご紹介いただいたおかげで、メールマガジンの購読者も増えております。なんちゅう感激!これは是非ともなんとかしてまともなデジカメをば購入して、撮影会に焼酎持参でお邪魔しなくてはなりませぬ!バックナンバーも熟読しなくてはなりませぬ。ストマイじゃなかった、クロマイ?

 む、とにかく大感謝でございます。埼玉の方角に、幸多かれ!とお祈りいたしておりまっす!ありがとうございました(^o^)ノ

返信
 ボクの撮影会には、カメラを持っていなくても、焼酎を持参しさえすれば参加できるという規定があるのをご存知でしたか?知らなかった?だろうなあ、昨日決めたばかりなので・・。

てつの野郎から
 お疲れ様です。最近マガジンが送られてきません。私に何か恨みでもあるのでしょうか? まぐまぐに登録しなおしても「うん」とも「すん」ともいいません。私がどれほど毎日毎日待ち焦がれているか知らないの?おまけにバックナンバーを見ようとホームページを開いてみると21日からの写真も載っていません。他の人たちにはお休みした分まとめて送っているっていうじゃあーりませんか。まーいいわ、しばらく様子を見てみる。私の写真も見てもらおうかなってちょっぴり思ったけど、又こんどにする!(T_T) それじゃ、お体も少しは労わってお上げになって、がんばってください。

返信
 21日からの分は、上記の理由でサボっていたのだよ。今日、2日分出したからいいだろ!うーっ、眠い!
 まぐまぐに登録したのなら、他の読者と同じに届いているはずだよ。ボクのほうでは、「あの人には送る」「てつには送らない」というような手加減ができないシステムになっているからね。それでも届かないのなら、[1]よほどまぐまぐに恨まれている、[2]よほどプロバイダーに憎まれている、[3]よほど電話回線に嫌われている、[4]よほどパソコンにスネられている、のいずれかだな。その他の原因としては、[5]まぐまぐに登録したときに酔っていて、間違って愛人のアドレスを入力した、[6]メールのコピーをサーバーに置く設定にした(メーラーの設定を再確認!)ために、サーバーの容量を超えてしまった、ということも考えられるな。
投稿写真をけちょんけちょんにけなすコーナー
ようちゃんの投稿写真
 kitさん、今日は。通称ようちゃんです。
 本10日「大接近」配信予感的中で、データとも興味しんしんでした。私も挑戦しました。講評の程を。PowerShotA70 F2.8 テレコンレンズ、デジテルズーム、ISO100。


講評
おーっ、火星がちゃんと球状に写ってるね。パワーショットA70はテレ端で換算105ミリ、デジタルズーム3.2倍だから、2倍のテレコンを装着したとして換算672ミリの望遠ということになる。ボクの「大接近」と拡大倍率は同じだ。

 ところが、両者の画像を比較してみると、火星の大きさがまったく違う。何故だろうね?
 それには2つの理由がある。一つは、ピントが甘いこと。もう一つは露出がオーバーであることだ。

 第一の理由であるピント精度の甘さは、テレコンバーターを装着することによって起こる不可避な現象もあるが、デジタルズームの宿命的な欠陥であることも大きな理由になる。デジタルズームというのは、画像の中心部を切り取ってそれを拡大しているものだから、拡大の過程でどうしてもピント精度が甘くなるわけだ。テレコンを付けるということは、余計な光学系統を付け加えることと同じだから、フィルムカメラでも同じことが言えるわけだが、デジカメの測距方式でこういう光る被写体にオートでピントを合わせる場合は余計に甘くなる。マニュアルで無限大に固定するといい。

 第二の理由である露出の甘さは、測光方式を通常の中央部重点測光ではなく、1点測光に変えるとかなり改善される。月の周りに光が滲んでいるのは、露出時間が長いためにCCDが干渉を起こしたのだ。その分、実際の大きさより膨らんで写ることになる。ボクは月のど真ん中で1点測光したために、この滲みが出なかった分、火星の大きさが大きくならなかったというわけ。月の兎ちゃんもちゃんと写っている。

 ただし、月の明るさと火星の明るさは、いくら火星が大接近しているからといっても相当に違うから、月がちゃんと写れば写るほど火星は目立たなくなる。ボクの写真は月の描写に重点を置いた写真だが、月の兎ちゃんを諦めて、真っ白になってもいいから滲みが出ない程度に露出を抑えれば、火星はもっと目立つようになる。ボクの写真とようちゃんの写真の中間ぐらいの露出もありということだ。

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撮影会のお知らせ
10月18、19日(土・日)の撮影会は初の東北シリーズです。
今年は天候不順なので紅葉のタイミングが難しく、
場合によっては撮影地を変更するかも知れませんが、
いずれにしろ、温泉と酒と美味いものは逃しません。
関東方面からの参加希望者は現在5名、東北からは1名です。
車の手配や宿の予約の関係があるので
今月一杯で申込みを締め切ります。
詳細はこちら
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