Kit the genius'
☆ 1日1枚 

Fujifilm Finepix4500 Camedia C-4100
除草作業 2003/09/29 MON
 来月はじめに今年3回目の芝刈りをやるので、その前に雑草を抜いてもらった。作業員さんがいつもは3人なのに、どういうわけか今回は2人。仕事の割り振りがうまくいかないと見えて、作業をしながら始終打合せをやっている。夏場に比べるとずいぶん涼しくなったし、今日はお天気だったので、打ち合わせしながらの作業でもけっこうはかどったようだ。
 芝刈りは11月にもう1回予定されている。その前に、痛んだ部分の張り替えもやらなければならない。除草も冬までにあと4、5回は必要だ。ずいぶん金がかかる。でも、緑地が広いだけが取り得のマンションだから、けちっていては自分の首をしめることになる。構内に100種以上の樹木が植わっているマンションなんて、そうざらにはないもんね。
 今日から棚田の撮影に出かけるつもりだったのに、なんだかんだで午後になり、午後は午後でつまらん用事がいくつも押しかけてきた。いなきゃいないで用事はボクのところを素通りして、他の人のところに行くのが分かっているから、今晩、このメルマガを出したら出かけることにする。で、明日は1日お休みです。
 


使えるワザこないだの「黄色い風船」と同じで、影の描写が眼目だから、コントラストを最大に上げてある。
 ボクのカメディアは、コントラストが+3(10段階の8番目)以上になると、若干色合いが変化する感じがする。赤みが強くなり、青色も弱まっているようなのだ。どうも、はっきりした傾向が分からないので、とりあえずブルーを強めに調整して写してみた。
 その結果が今日の画像。緑色の発色はまあまあ。芝の色は上出来だが、画面上部のハクチョウゲの葉の色が気に入らない。打ち合わせ用の図面はちゃんと白になっていて、余計な色は被っていないようだ。
 しかし、画像全体に黄色っぽい感じが残っているようないないような、なんとも微妙に味が違う感じがするなあ。未整理のポジに昨夜から手をつけ始めたので、ポジの発色の感覚が眼に残っているのかも知れない。
 デジカメの発色はこんなもんだ、と諦めて長い間撮っていたが、工夫すればかなり良くなるということが分かり始めてきた。メーカーによって発色特性も違うし、いろんな設定、補正項目も違うので、「こうすればこうなる」というメドが立たないのが悔しいが、みなさん、あちこちいじってみると、デジカメって意外と素直に言うことを聞くもんですよ。
撮影データ
カメラ Camedia C-4100
撮影日 2003/09/29
ISO感度 100
絞り値 F5.6
シャッター 1/250
露出補正値 -0.7
WB オート
その他 シャッター優先AE
コントラスト+5
彩度+1
バックナンバーは
「天才キットのフォトギャラリー」
に展示してあります。
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読者からのメールや質問やヤジ

日の丸さんから
 えー、東北シリーズ塩釜・松島撮影会担当幹事の日の丸でーす。
 皆様にお願いがございまーす。

 当初栗駒山の紅葉のつもりでしたが、残念なことに天候不順のため紅葉の見通しがたたず、やむなく撮影場所を変更致しましたが、内容はむしろ充実しております。

 朝5時、普段は一般人立入禁止の魚市場で水揚げの風景、朝食後塩釜神社を撮影後、昼食は寿司、飲み物は浦霞(しぼりたて)。この日のために冷暗室に数ヶ月も保管しておきました(厳密には、所有者はもうキット先生のものですが、少しだけ分けてもらいます)。

 お腹がいっぱいになったら午後の部スタート。松島に隠れた撮影場所があり最高のスポットです。 モミジとコケがとっても素晴らしいところです。ここが終わりましたら奥松島まで移動。途中松島湾が一望できる富山観音に寄ります。ここからの松島の風景は知る人ぞ知る絶景です。時間が早ければ民宿に荷物を置き、近くの海岸を散策してください。

 夕日の撮影は大高森、約15分で山頂に着きます。さあ想像してください。オレンジ色に染まった空、海面に浮かぶシルエットの島々、最高の風景ですよ。これで一日目の撮影の予定が全て終わり、楽しみの夜の部突入です。海の幸いろいろ、もちろん刺身、焼き魚、地酒等々。その後プロジェクター持ち込みで大画面に写しての講評会がたまりませんな。何時に寝られるか心配です。徹夜で運転している人がいるので早く寝ますかね。先生が許すか心配です。

 2日目は朝早く起きられる人だけ朝日の写真です。朝食後、船に乗って日本三大渓、嵯峨渓遊覧です。その後秋保に移動し、日本三大名瀑の一つ秋保大滝の撮影と東北名物芋煮会です。味は、仙台味(豚肉で味噌味)。でも、気まま、我がままの先生は、ほかのグールプのを見て山形味(牛肉で醤油味)も食いてーとなるのがちょっと心配です。お腹がいっぱいになったら名湯秋保温泉に入って疲れをとって3時頃解散の予定です。

 以上2日間の予定をだらだら書きましたが、何を言いたいかというと、東北の読者諸君、是非積極的に参加をお願い致します。宜しくお願いいたします。

返信
 日の丸さん、ほんとにご苦労様。「東北でも撮影会やって!」なんて言わなきゃよかった、と思ってるんじゃない?でも、お陰さまで楽しそうなプランができました。ありがとうございます。
 東京方面からは現在のところボクを含めて5人です。密造酒研究家さんがでっかい車を出してくれるそうなので、ゆっくり行けそうです。せっかくですから、東北方面からの参加者がもっと増えるといいですね。

はるこさんから
 キット先生、お忙しいところ、早速にご指導ありがとうございました
 今、プリントしましたので、見ながら、設定を変更して見ようと思います。今度、写真を撮りましたら、講評いただきたく、「けちょんけちょんコーナー」に送らせていただきますので、その折にはよろしくお願いいたします。


返信
 一つだけ言い忘れていたことがありました。
 画像が赤みがかるという点ですが、こないだのメールから察するに、手工芸品のようなものを撮影されているということのようですね。それだと、おそらく撮影場所は室内だろうと思うのですが、その場合、電球の種類によって画像に必ず色が被ることになります。ホワイトバランスの設定を、その光源の種類によって変えなければならないのですが、これがなかなか難しいんです。

 カメディアの場合、一応、晴天、曇天のほかに、電球と蛍光灯3種、都合6種類のプリセットができるようになっていますし、白い紙にレンズを向けて、現在の光源の色温度を記憶させるワンタッチWB機能もついていますが、いずれも万全なものではありません。オートに設定しておくのが一番手軽だし、狂いも少ないのです。ただし、白熱電球やろうそくの灯りなどで撮影する場合の赤被りは、完全に補正しないで、ある程度の被りを残す仕組みになっています。温かみを消してしまわないようにしてあるわけです。
 はるこさんが気にしている赤みは、ひょっとしたらこの、室内で撮影した場合の結果かも知れません。もしそうであるのなら、こないだ申しあげたレットとブルーのインジケーターを動かして、何度もテスト撮影しながら最適な設定を見つけ出すか、光源を普通の蛍光灯などに変えるしかないことになります。


タダヨシくんから
 「紅葉」についての懇切丁寧なアドバイスを有難うございました。10月11日から喜び勇んで出かけて参ります。講評いただけるようなものが撮れれば良いのですが…。そのせつは、またよろしくお願い致します。
 
 今日(9/26)のえみちゃんのコメントを読んで、私も同じことを感じていたのだと思いました。「鬼嫁」は恐れ憎しみの表現ではなく、愛妻(恐妻にも通じるが)の別の表現なのだと。Kit先生の表現そのままなら、こう度々は登場しないはずです。常に頭と心のどこかに「鬼嫁」様が鎮座されているのです。

返信
 おっしゃる通りです。ボクは、いつどこにいても鬼嫁の手綱から逃れられない運命のようです。ほくそえむあの顔が、いつも頭から離れません。

きぬさんから
 遅くなってすみません。家族とわいわいしながら、メコンの「パクセの黎明」に決めました。幻想的で、自分には見に行けないけれど手元には置きたいと思って選びました。お彼岸に墓参りにはいかなかったけれど、パソコンに向かって拝みたい気持ちです。ありがとうございました。

返信
 こちらこそ、遅くなりましたが、本日発送いたしました。ほかのゲッターの皆さんの分も本日一緒に発送しましたので、2、3日中には届くと思います。
投稿写真をけちょんけちょんにけなすコーナー
せんさんの投稿写真
 デジカメ歴2ヶ月半です。偶然このホームページに出会い、勉強させていただいています。写真は、9月13日に実家(鹿児島)の方で写しました。背景は田んぼです。彼岸花が日陰だったので、プラス補正+0.3か+0.7です。けっこう良く撮れたと思う反面、面白みに欠けるかなと思ったりしています。カメラは、ニコンクールピクス3100です。

 追伸:実は、私は今山口県から鹿児島県鹿屋市に単身赴任中で、先生が先日来られて写された公園の別な「田のかんさあ」ですが、その前に写していました。でも平板な私の写真に比べ、さすがプロの写す写真は構図からして凡人とは違うなと感心したしだいです。
 うまい焼酎を堪能されたようで、よかったですね。また、いらして下さい。


講評
 デジカメ歴2ヵ月半か、一番面白い時期ですね。多分、毎日のようにシャッターを切っておられるのでしょう。写した枚数分だけ着実に上手くなっていく時期ですので、がんばって下さい。

 さて、時節柄、彼岸花の投稿がこのところ多いのですが、今回は鹿児島の彼岸花です。こないだののりおくんの投稿写真でも触れましたが、こういう日の丸写真になりがちな花の構図の取りかたはとても難しいので、「これだ!」という決めワザがないのが現実です。花そのものが必ず真上を向いて咲く性質がありますので、余計に取り扱いにくいんですね。

 いただいた写真の場合、向こう側にある蕾の存在が中途半端です。この蕾を入れようとしたために、主役の花の位置が高くなり、結果的に典型的な日の丸写真になりました。しかも、普通、日の丸構図は安定感を強調する技法として使われるんですが、この場合、下部を支える茎は斜めだし、小さな蕾が真下にあるので、逆に不安定な、危なっかしい感じを与えてしまっています。彼岸花は全体の形が弓型なので、宙に浮いた構図のときは下から何かに支えられたような構図にしないと落ち着かない印象を与えてしまいます。

 背景は田んぼということですが、ボケ方が中途半端です。うるさく感じますね。絞りを幾つに設定したのか、データがないので分かりませんが、この画像が接写ではなく望遠だとしたら、絞り開放でもこの程度しかボケません。ということは、ぼかすのではなく、もっと絞って、背景を描写してやるべきでした。田んぼと彼岸花の組み合わせですから不自然なところはまったくありません。きちんと描写してやれば、逆にすっきりした画像になったでしょう。

 露出はかなり外れています。1段以上オーバーですね。彼岸花の赤い色がピンクに近い色に褪せてしまっているし、田んぼの色も飛ぶ寸前です。穫り入れ前の田んぼなので、ある程度黄色みがかった色でいいんですが、ちょっとやりすぎでした。レタッチで1段半露出を落としてみましたが、多分、これでも見た目よりは明るいんじゃないでしょうか。

 「たのかんさあ」は表情に特徴がある地蔵さんなので、それを強調するように撮ってあげるといいですよ。背景も重要です。マイナス補正を忘れないで!

 鹿屋には5月頃、西日本一のバラ園を見に行こうと考えています。もちろん、焼酎もお目当てです!

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撮影会のお知らせ
10月18、19日(土・日)の撮影会は初の東北シリーズです。
申込みは明日で締め切りです。
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