Kit the genius'
☆ 1日1枚 

Fujifilm Finepix4500 Camedia C-4100

キクイモ 2003/10/12 SUN
 昨夜は、というか、今朝の朝方は、気がついたらパソコンの前に突っ伏してグウグウ寝ていた。やっぱり、熊本のとんぼ返りはかなり強行軍だったようだ。お陰で、昨夜中に配信するつもりだった2日分が今朝にずれこんだ。いやあ、申し訳ない!
 今日も眠い。しかし、そうも言っていられないので、午前中からせっせと原稿書き。しかし、JICAの機関誌から頼まれている原稿がなかなか上がらない。それほど長いもんじゃないから多寡をくくっていたら、どうも、書き出しが悪かったみたいで、どう頭を捻っても原稿用紙1枚分ぐらいオーバーしてしまう。長くするのは簡単だが、短くするのはとても難しいのだ。どうも、最初から書き直さなくっちゃいけない雲行きだな、これは。
 というわけで、今日は散歩どころじゃない。考えてみれば、こないだの彼岸花撮影会の講評もまだ書いていない。画像はとっくにスタンバッているのに、講評が上がらないからいつまでたってもアップできないのだ。いかんなあ。今週末は早くも東北撮影会だよ。仕事が押せ押せで、ボクのか弱い心臓はもう張り裂けそうだ。
【使えるワザ】 鬼嫁のアッシーくんであるボクは、お出かけを宣言されると、いくら仕事中でも中断してお送り申しあげないとご飯を食べさせてもらえない。片道15分ほどの会社まで送り届けた。彼女の会社は年中無休なので、日曜日でも出かけることがあるのだ。
 帰り道で道端に咲いていたキクイモを2枚撮った。今日も成果はこれだけ。曇り空を背景に、「白バックの生け花風」が狙い。通常設定の露出だと空が灰色になってしまうし、花の色も濁るので、こういう場合はプラス補正が常識。ただ、どの程度の補正にするかは、どういう絵にしたいかで決まる。今日の画像は花びらの黄色が飛ぶ寸前が狙い目で、+0.7と+1.0の2枚撮ったうちの+1.0を採用した。白バックにこだわらず、単に花の色を出すだけだったら、+0.7がちょうどいい感じだった。
 ところで、このキクイモ、彼岸花と同じで、飢饉のときの非常食として江戸時代には重宝されていたという。だから、彼岸花やキクイモが咲いているあたりは、昔はかなり貧しい地域だったと考えていいそうだ。彼岸花は毒抜きが必要だが、キクイモはそのまま食べられる。以前、キャンプをしたときに試しに食べてみたが、ジャガイモとサトイモを足して2で割ったような、けっこういい味だった。戦時中には雑草としてではなく、作物として植えられたそうだ。
撮影データ
カメラ Camedia C4100
撮影日 2003/10/12
ISO感度 100
絞り値 F5.6
シャッター 1/220
露出補正値 +1.0
WB オート
その他 絞り優先AE
コントラスト+3
彩度+1
バックナンバーは
「天才キットのフォトギャラリー」
に展示してあります。
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▼ゆーこちゃんから▼
 今日の虎の巻(hermesさんへの返信)ありがたいです。出来るかどうかは別として、これ分かりやすいです。私の場合何も出来ていないことが分かりました!・・・・(>_<)
  照葉の配信についてですが、10月9日1時45分の一回のみの配信でした。


▼返信▼
 そうですよね、1回しか配信していないものが2回も3回も届くはずがないですよね。でも、ようちゃんのところには、なんと5回も届いたって。どうなってるんでしょうね。

▼薄頭の鷲さんから▼
 タダヨシ改名「薄頭の鷲」です。
 塩釜・松島撮影会幹事の日の丸さん(9/29)の記事を読んで、東の横綱という「浦霞」を探しました。KIT先生より一足先に飲んでやろうと挑戦。探し当てたその味は誠に格別。リンゴの香りとでもいうようなフルーティーな芳香に魅了されました。南部杜氏が硬水と硬質米の組み合わでこの味を造りだしたとか。もちろん「冷や」が最高。楽しみは長くは続かず1.8Lも3日で終了。
 源実朝の「塩釜の 浦の松風 霞むなり 八十島かけて 春や立つらん」が命名の由来。焼酎党(味より量)のKIT先生にはもったいない一品だと思います(デリケートな味が理解出きるか…?)。

 撮影会に参加して再び喉をうるほしたいのですが、いかんせん、若き頃の不徳の致すところ、横浜から文化果つる遠隔地(広島・福山=広島の購読者も居るからあまり悪くはいえんな)に飛ばされ、そこに居付いてしまいました。分家「鬼嫁」に言い出せば、毎日の晩酌を削られるに決まっていて恐ろしい(目下年金のみの収入ですから)。
 西の方で撮影会を開催されるときには必ず参加します。メーリングリストにも申し込みました。


▼返信▼
 ボクにデリケートな味が理解できないとはなんたる侮辱。ちゃんと美味しいものは美味しいって分かります!ただ、美味しいもの少しより、不味くてもいいからたくさん飲みたいというだけですよ。

 昔、呉に住んでいたことがありますが、確かに、観劇やコンサートなんかは、広島に出てやっとというところでした。だけど、魚と酒は美味いし、アウトドアの遊びは所を選ばずで、ボクにとっては一番文化的な生活ができた土地でしたよ。今でも、引退したら広島に住みたいと思ってます。

▼運び屋さんから▼
  豊橋在住で、渥美での撮影会に参加希望です。日程が合えば、ぜひ参加させてください。掲示板によく出没する「渥美のじいちゃん」と知り合いだけど、私は善人です。

▼返信▼
 運び屋さんが善人かどうかは、じいちゃんの意見も参考にして判断するとして、伊良湖撮影会にはどうぞおいでください。歓迎です。
≪撮影会ネット≫
 撮影会ネットは、キットの撮影会に参加した人たちのメーリングリストです。

●まだ撮影会には参加していないけれど、いずれ参加する方向で家族会議中の方、
●参加したくはないけれど、ひょっとしたら弾みで参加してしまうかも知れないという恐れを抱いている方、
●人から誘われたら断りきれなくて参加してしまいそうだという意志薄弱・優柔不断な方、
●とにかくなんにでも口を挟まないと気がすまない方、

 なども入会できます。「ご意見・ご質問」、もしくはこちらからメールアドレスとハンドルネームをお知らせください。
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投稿写真をけちょんけちょんにけなすコーナー
hanaちゃんの投稿写真
 こんにちは、hanaです。

 お台場の写真、彼岸花の写真と何気なく通り過ぎてしまうような風景もこんな風に切り取れるのだと、ただただ「すごい!」と思うばかりです。

 私はといえば、相変わらず携帯片手にうろちょろしています。昭和記念公園の撮影会は参加できるかもしれません。

 2枚添付いたします。1枚はコスモス、もう1枚はオシロイバナです。コスモスは昼のものなので自然光のもとですが、オシロイバナは日暮れ直後で携帯のコンパクトライトを点灯して撮ったものです。
 コンパクトライトは白色の強力懐中電灯みたいなものです。光の強さが8段階ぐらいあって、もっとも弱いものにしているのですが、いかんせん5ミリのところからの撮影ですから、コンパクトライトはあさっての方を照らしているという状態でした。

 携帯電話のカメラも暗くなるとシャッタースピードが遅くなるみたいでなかなか「カシャッ」っとシャッターが降りず、ぶれぶれのものがほとんどでした。講評お願いいたします。


講評
 携帯カメラ+ガチャポンレンズ+魚の目バンソウコウの秘密兵器が描き出した神秘の世界ですね。花の妖艶さや質感が、たかが携帯カメラでここまで描写できるとは信じられない思いですが、ボクはhanaちゃんが実際に撮影している現場を見てしまったので、信じざるを得ませんね。メルマガに掲載される写真をもう何枚も拝見していますが、いつも頭の中をオッタマゲーションマークが飛び回ります。

 さて、1枚目の写真ですが、暗いですね。メルマガに載る他の写真にも、暗いと感じる画像が多いようです。多分、焦点距離が短いので、自分の携帯で日陰を作ってしまうんじゃないでしょうか。携帯カメラの性能がどのようなものか分かりませんが、おそらく露出精度もそれほど高くはないだろうし、彩度や明度の自動調整機能も限定的なのでしょう。レタッチソフトでレベル調整すれば、ちゃんとした画像になると思いますよ(左参照)。

 2枚目の作品はいいですね。非常に幻想的な、それでいてシュールな印象が強い作品です。ピントが甘いのが、この場合はかえって効果的です。赤と黒の2色だけしかないというのも訴求力になっています。秀作と言っても過言ではないでしょう。
 コンパクトライトの件ですが、役立たないと書いてありますけど、バックがこれだけ黒く落ちたところを見ると、それなりに光は当たっているようです。

 携帯カメラといえども、暗ければシャッター速度は落ちるでしょうね。コンパクトライトの替わりにペンライトを使ってみたらどうですか。植物写真家の中には、ペンライトを自在アームの先に接着して、カメラのストロボシューにその自在アームを取り付けた小道具を自作している人が多いですよ。

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