Kit the genius'
☆ 1日1枚 

Fujifilm Finepix4500 Camedia C-4100

槿 2003/10/13 MON
 頼まれ原稿のメドがついたので撮影に行こうかと思っていたら、雨になった。午前中はけっこういい天気だったし、吉おばちゃんによると東京方面もお天気だということだったので、海でも撮ろうかと思ったのだ。天気予報の方が正しかった。
 しかし、考えてみれば、メドがついたのはいくつもペンディングにしている仕事のうちのたった一つだけで、まだまだ片付けなきゃならないことが目白押しになっている。最優先は彼岸花撮影会の講評、次がもはや150本にもなった未整理フィルムのお片づけ、大先生にせっつかれている原稿、いやはや、お先真っ暗である。遊んでいる場合じゃない。
 ところで、10月6日に立ち上げた「撮影会ネット」が大繁盛している。メンバーの数は大体予想していた数で納まりつつあるが、配信されてくるメールの数が半端じゃない。なんと、スタート1週間で190通にもなった。撮影会に参加したあいつらが、こんなにお喋りだとは思わなかったわい。けっこういろんな情報交換やお困り相談などが飛び交っていて、傍から眺めていても楽しいものがある。先生そっちのけというのがちょっと気に入らんが・・・。
【使えるワザ】 緑地のムクゲが今年はよく咲いた。秋になって、さすがに花の数は減ってはきたが、まだ咲いているし、蕾も何個か残っている。好きな花の一つなので、スペースがないところに無理やり植えてもらったのだが、マンション住民の評判もよろしいようだし、花が少ないこの時期まで咲いてくれれば言うことはない。
 雨の中で10枚ばかり撮った。すべてこの構図である。マクロモードのマニュアルフォーカス、ちょっとした前後でピントがまったく狂う。したがって、数を稼いでおかないと当たりが出ないわけだ。
 花びらについた雨の雫が輝くように描写するため、コントラストを高めに設定し、露出も通常設定(-0.7)よりオーバーに補正している。花びらの白い部分が飛ぶのは承知の上だ。逆に、明るい上部を多少飛ばしてやることで立体感を出そうとしている。
 雨の中の花なので、実際に見た目はもっとどんよりした印象なのだが、そのままそれを写してもつまらない。明るめにしてコントラストをつけてやると、雨の印象は薄れるが花の印象は強くなる。
撮影データ
カメラ Camedia C4100
撮影日 2003/10/13
ISO感度 100
絞り値 F2.8
シャッター 1/250
露出補正値 0
WB オート
その他 絞り優先AE
コントラスト+3
彩度+2
マクロモード
マニュアルフォーカス
バックナンバーは
「天才キットのフォトギャラリー」
に展示してあります。

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▼Jiroさんから▼
 いつも愉しく購読させて頂いています。何時か撮影会に参加させていただきたく、このメールを送ります。 写真と飲むのが好きなJiro 。

▼返信▼
 「撮影会ネット」にようこそ。飲むのが好き、ってとこが気に入りました。

▼alberataさんから▼
 「撮影会ネット」に参加させてください。私は撮影はしませんが、確かに、誘われたら断れない意志薄弱な人間なのだなー。赤い文字で勧誘されると心が動きました。やっぱり赤字の威力は強いわ。
 見ず知らずのカメラを持ってる人に、かまきりを見せにくるなんて、かわいい子ですね。


▼返信▼
 albarataさんには、このメルマガがスタートした最初の頃、いろいろと助けていただきましたね。感謝してます。「撮影会ネット」でもよろしくお願いします。

▼stardustさんから▼
 先生、お疲れのところ申し訳ありませんが、待ちにまった「お散歩」、文章だけしか出ません。メ−ルを開いているのと同じ画面です。絵が入ってないのです。きのうアウトルックのツ−ルからオプションをほ開き、「HTMLからテキスト形式」にチェックを入れたからでしょうか。宜しくご教示ください。しかたなくインタ−ネットのフォトギャラリ−から見てます。

▼返信▼
 「送信」のチェックはテキスト形式でいいですから、「読み取り」のチェックがテキスト形式になっていたらそれを外してください。

▼再びstardustさんから▼
 KIT先生、出来ましたっ!!元に戻りましたっ。感激です。お忙しいのに何度もお手間を掛けましたことをお詫びいたします。Kit教室の永遠の落第生、誠にお恥ずかしい次第です。

 私、只今子供が遠足に行く前日のように、カメラバックの中身を点検中です。忘れ物がないか、各種薬は入ってるか、指先呼称の最中です。傍らで愚妻が笑ってます。「撮影に行くの?旅行なの?」と。「バカもの両方だっ!」私の家庭はどうなってんですかね。亭主がていしゅ、なら女房もにょうぼです。こうゆうのを似たもの夫婦と言うんですかね。

 ところで、きのうのシャンデリアの立体的な出し方、またカマキリのシャ−プなピントの合いかた、おもわず、ウッーートリ・・。撮影デ−タ−と交互に眺めてしまいました。すごいですねぇ〜。同じデジカメなのに、いやっ、また話が長くなちゃった。本日は誠に有難うございました。


▼返信▼
 気が早いですね。もう東北撮影会の準備ですか。奥方が呆れるのも当たり前です。

▼天災キャットさんから▼
 おもしろそうなので撮影会ネットにいれてくださーい。

▼返信▼
 天災キャットさんは大いに資格アリです。どうぞどうぞ。

▼kazuさんから▼
 「撮影会ネット」に参加させて下さ〜い)‥!

▼返信▼
 はい、どうぞ。歓迎いたします。
≪撮影会ネット≫
 撮影会ネットは、キットの撮影会に参加した人たちのメーリングリストです。

●まだ撮影会には参加していないけれど、いずれ参加する方向で家族会議中の方、
●参加したくはないけれど、ひょっとしたら弾みで参加してしまうかも知れないという恐れを抱いている方、
●人から誘われたら断りきれなくて参加してしまいそうだという意志薄弱・優柔不断な方、
●とにかくなんにでも口を挟まないと気がすまない方、

 なども入会できます。「ご意見・ご質問」、もしくはこちらからメールアドレスとハンドルネームをお知らせください。
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投稿写真をけちょんけちょんにけなすコーナー
八っちゃんの投稿写真
 今日は、初めての投稿です。巾着田の撮影会に参加できなかったので、皆さんの写真がアップされるのを心待ちにしています。自分でも20日に行きましたが、朝7時半には駐車場が満車になるくらいの人出と雨で、傘をさしながらで思ったように撮影できなくて、1時間で帰途につきました。

 3年前に見物に行ったときの写真を講評お願いします。
 彼岸花を見ながら歩いているときに、絵を描いている人がいて、その人がとっても格好良かったので、三脚を立て準備してから、写真を撮らせてくださいと声をかけたら、どうぞと言ってよけられました。
 いや描いていらっしゃる姿を撮らせてください、とお願いしたのですが、「私はいいです」と逃げられてしまいました。写したかったのは人だったのですが、やむを得ずそのまま1枚だけシャッターを切ったので、自分でみても構図がおかしいと思っています。

 カメラはCAMEDIR C-2500L、まだ「お散歩デジカメ」を見ていなかったので、露出は全くカメラにお任せのプログラムオートです。


講評
 ボクはもう何年も、秋風が吹き始めると巾着田に出かけて写真を撮っていますが、いまだに絵を描いている人には出会ったことがありません。まったく羨ましい限りです。しかも絵がほとんど完成に近づいている状態なので、写真の素材としてはうってつけです。

 声をかけて撮らせてもらうつもりだったら、画家は遠慮してしまってイーゼルと描きかけの絵だけになったとのことですが、そうなった時点で写真の主役は絵とイーゼルになってしまったわけですから、あくまで、その2つを中心に構図を考えればいいのです。こういう一定の向きがある被写体の場合は、花と同じで、向いている方を空けてやるのが基本です。あたかも、画家が(写ってはいないけれど)イーゼルに向かっているということを想定して、その向いている方向に空間を作ってやります。画家の視線が向かう方向ということですね。鑑賞者は無意識に画家と同じ視線で景色を見ますから、そちらの方向が詰まっていると窮屈な印象を抱いてしまうのです。無論、わざと窮屈な印象を意図する場合は別ですよ。

 イーゼルと絵の大きさも、あくまでそれらが主役であることを念頭に置けば、おのずと決まってきます。いただいた作品ではちょっと小さすぎて、周囲の景色に圧倒されてしまっています。蛇足ですが、奥に写っている見物人たちも邪魔ですね。
 露出もやや甘いようです。半段ぐらい切り詰めたいですね。試しに縦位置にトリミングして、レベル調整をかけてみました。切り詰めたほうが彩度も上がるので、彼岸花の絢爛さもよく出ます。

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