Kit the genius'
☆ 1日1枚 

Fujifilm Finepix4500 Camedia C-4100

赤いランプ 2003/10/16 THU
 日光から金精峠、丸沼と回って、沼田の隣の白沢村で温泉に浸かってきた。日光は中禅寺湖周りが来週あたりピーク、竜頭の滝あたりが今盛り、戦場ヶ原はそろそろ盛りを過ぎようとしている段階。丸沼周辺も来週ぐらいがピークという感じ。お天気が良かったので紅葉の色が冴えて、絶好の撮影日和だった。
 けっこうあちこちに車を止めて歩き回ったので、移動距離の割には時間を食った。ボクの撮影に付き合うと、やたらと歩かされるし待たされるので、鬼嫁はご機嫌斜めになることが多いのだが、今日は不思議なことに終始上機嫌だった。
 というのも、ご承知のようにこの季節の日光は平日といえども大渋滞なので、滅多なところには駐車できない。正規の駐車場の空き待ちに並んで止めることになる。で、そういうところには、お土産屋があるのがお約束なのだ。ボクが撮影している間、鬼嫁はせっせとお買い物にいそしんだというわけ。
 ご機嫌が悪いよりは良いほうが車中平和なので黙っていたが、よくもまあ、あれだけ買いこめられるものだ。しかも、くだらないものばっかり。しまいには、あの寒さの中でソフトクリームまで舐めてやがった!
【使えるワザ】 中善寺湖畔には、昭和初期に建てられた各国大使館の別荘がたくさんある。イタリア大使館別荘が公園に整備されて公開されているので見に行った。中善寺前の駐車場から湖畔の遊歩道を徒歩で15分ほどだ。別荘の内部も公開されているので鬼嫁はいそいそと入館したが、ボクは湖畔の風景をせっせと撮影した。写真は別荘の窓。室内の赤いランプが印象的だったので、黄色い紅葉と組み合わせてみた。
 窓の部分は日陰、紅葉の部分には陽が当たっているという、願ってもない光線状態。ピント合わせは黄色い葉の部分なので、補正値-0.7よりもアンダーになる。分割測光の測光方式が中央部に比重をかける中央部重点測光方式だからだ。見た目以上に窓の部分が暗く沈み、その分、ランプと紅葉が浮き出て見えることになる。なので、こういうときは敢えてマイナス補正の必要はないわけだ。常時設定の-0.7のまま撮っている。
撮影データ
カメラ Camedia C4100
撮影日 2003/10/16
ISO感度 100
絞り値 F4.5
シャッター 1/30
露出補正値 -0.7
WB オート
その他 絞り優先AE
コントラスト+2
彩度+4
バックナンバーは
「天才キットのフォトギャラリー」
に展示してあります。

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読者からのメールや質問やヤジ
▼コージくんから▼
 初めまして「コージ」です。「撮影会ネット」仲間に入れていただきたいのですが・・。
 お台場、昭和記念公園へは行きたかったのですが いろいろぶつかってしまいパスしました。そのうちいつか機会を待ちたいと思っています。
 投稿写真コーナーでは、9/11付の「レンゲショウマ」でキット先生のご講評を頂きました。どうぞよろしくお願いします。
▼返信▼
 はいはい、いらっしゃいませ。あのときの「コーヤン」があなたですね。
 撮影会ネット、えらく盛り上がってますよ。入会すると、驚くほどの数のメールがどっかどっかと入ってくるようになるので、腰を抜かさないようにしてください。
▼クロニャンさんから▼
 舞台写真についての質問に二度もお答えいただき有難うございました。早速お礼をと思いながら「ご意見・ご質問」欄をクリックしても画面が変わらなく失礼しました。
 「こちら」欄をクリックしましたらここが出ました。件名欄に怪しげな文字が出ていましたので消して書きました。
 前回の質問ではメルマガの評価欄が出たはずが今度はまた違う形式ですね。少し前の「古い農家」、好きな写真です。時々カラーでないのも見たいです。
▼返信▼
 「ご意見・ご質問」ボタンが言うことを聞かないブラウザがあるらしく、緊急避難用に作ったのが「こちら」です。怪しげな文字は消しても書き直しても構いません。
 モノクロにはいずれ本格的に挑戦しようと思っていますが、デジカメ・モノクロとフィルム・モノクロの描写性の違いに順応できるかどうか、今のところはまだ自信がありません。実験中といったところです。
▼八ちゃんから▼
 講評ありがとうございます。この写真を撮影した日には、もう一人絵を描いている人がいましたが、位置が悪く撮影できませんでした。普段は景色しか撮影していなかったのですが、この日は新しいデジカメを手に入れて、何か被写体がないかなーと物色していたので撮影したのです。

 Camedia C-2500Lは一眼レフになっていて使いやすいのですが、コントラストや彩度も設定することができず、絞りも、ワイド側でF2.8とF5.6、テレ側でF3.9とF7.8の2段階しかなくて、昔のモノクロ銀鉛カメラに慣れたものには寂しいカメラです。

 そんなわけ、でこのカメラは「お散歩デジカメ」のファンになった、向上心のないカメラマン(マンかな?)の「まちこ」に譲り、自分はC-750UZにしました。 一昨日は、庭にカマキリを見つけキット先生の真似をしようと追いかけていたようですが、出来るわけがない。
▼返信▼
 そんなことを言っていると、そのうちしっぺ返しを受けますよ。女房を怒らせたら、仕返しが倍以上になって返ってきますからね、我が家の場合は。ボクは、外では「鬼嫁」なんて言ってますが、内では口が裂けてもそんなことは言えません。
▼ネムちゃんから▼
 キット先生こんばんは。ML賑わっていますね。土、日、月とメールチェックしなかったら、120通も届いていてビックリです。

 ところで、日本人の国民的花といえば『桜』と答える人がほとんどだと思います。桜の花は、パっと咲いて、パっと散る。そんな潔さが日本人の感性(現在はどうだかわかりませんが)に合ったのでしょうか。
 お隣の国、韓国では『槿』が国民的花だというのを以前に聞いたことがあります。槿は長期間に渡り、入れ替わり花が咲くので、『良い事が長く続く=縁起が良い』とされ、愛されているそうです。
▼返信▼
 韓国の国花ということは知っていましたけど、そんな意味があるとは初耳です。勉強になりました。確かに、ムクゲの花は次から次に長期間花を楽しませてくれますね。好きな花の一つです。
▼スギポンさんから▼
 お手数ですが、MLに登録をお願いいたしまするるる!

 東京在住のスギポンと申します。この前、キット先生のメールマガジンにメールを取り上げていただいて舞い上がっています。あ、まだ余韻が…。

 MLに参加したかったのですが、うちのソフトのせいでしょうか、メールフォームが不具合で、申し込みができずにいました。でも、これでやっと参加できます〜♪

 未読のメールマガジンが常に200通を超しているので、ちょいと不安でもありますが、どうぞヨロシクお願いいたします(^.^)
▼返信▼
撮影会ネットに入会すると、メールの洪水に溺れそうになりますよ。でも、写真に関する情報交換や、みなさんが公開した写真に関する話が中心なので、とてもためになると思います。
≪撮影会ネット≫
 撮影会ネットは、キットの撮影会に参加した人たちのメーリングリストです。

●まだ撮影会には参加していないけれど、いずれ参加する方向で家族会議中の方、
●参加したくはないけれど、ひょっとしたら弾みで参加してしまうかも知れないという恐れを抱いている方、
●人から誘われたら断りきれなくて参加してしまいそうだという意志薄弱・優柔不断な方、
●とにかくなんにでも口を挟まないと気がすまない方、

 なども入会できます。「ご意見・ご質問」、もしくはこちらからメールアドレスとハンドルネームをお知らせください。
現在の会員数は44名です。
☆☆ ホームページ情報 ☆☆
 巾着田撮影会の参加者の作品を講評と共にアップしました。土砂降りの中での苦労がうかがわれる作品ばかりです。こちらからご覧下さい。
投稿写真をけちょんけちょんにけなすコーナー
ネムちゃんの投稿写真
 キット先生こんばんは!

 はじめて投稿します。9月28日にそばの花を撮りに岐阜県恵那郡坂下町へ行ってきました。ここにも、赤いそばの花が咲いていましたョ。昼食はもちろん蕎麦を食べてきました。

 カメラはデジカメでなく、リコーGR1S 28mm単焦点です。フィルムはポジではなくネガで撮りました。ポジは一眼レフで撮りましたが、出来あがりに日にちが掛かるので、今回はネガでの作品を送りました。単焦点のため色々な構図を撮りましたが、この一枚ぐらいしか良いと思えるものがありませんでした。それでも左端に、街路灯が入ってしまったのが残念です。遠くに白く霞んで写っている山が恵那山です。空をもっと青く撮りたっかたのですが、撮影時間が12時頃だったので、光が真上もしくは、若干逆光気味で、PLフィルターを付けてもこれが精一杯でした。

 撮影データはプログラムAEでPLフィルター使用、多分-0.5補正だったと思います。その後レタッチソフトのヒストグラム調整でコントラストを少し上げ、彩度調整で鮮やかさを少し上げています。けちょんけちょんに講評お願します。


講評
 ネムちゃんの写真、最近の進歩はめざましいですね。やはり、自分で写真サイトを運営していると、真剣さが違うのでしょう、ほんとに上手くなりました。

 いただいた写真は、ほとんどケチのつけようがありません。左端に確かに電柱が写り込んでいますが、この程度のことは気にするほどのことではないでしょう。あえて一言言わせてもらえば、一番手前の部分とレンズとの距離が遠すぎるるようです。28ミリというと標準レンズと広角レンズのちょうど境い目あたりに位置する焦点距離ですから、標準での撮り方よりは広角の撮り方を念頭に入れておいたほうがインパクトのある写真になります。

 広角レンズは、近いものが大きく、遠くのものが小さく写る度合いが大きいのが特徴です。それによって遠近感が誇張されるので、それを生かした撮り方をしないと宝の持ち腐れになってしまいます。また、広角レンズは被写界深度が深いという利点も併せ持っていますので、標準レンズなら前ボケになってしまうものでも、絞ればピントが合います。

 ということなので、レンズから30〜50センチぐらいのものまで画面に取り入れるようにすれば、パンフォーカスで、手前のものを大きく入れられるというわけです。作品を見ると、多分、レンズから一番手前の蕎麦の花までの距離が1メートルほどはありそうです。もっとぐっとカメラを近づけて、ピント位置は3メートルぐらい、絞りをF11以上にすれば、手前がずっと大きく描写できるので、画面に迫力が出ます。畦道から身を乗り出して撮ることになります。でも、このお天気なら1/60は切れるでしょうから、三脚が立てられないような狭いところでも、慎重にやれば手ブレは避けられるでしょう。

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