お散歩デジカメ

Kit the genius'

☆☆☆　1日1枚　☆☆☆
☆☆☆　1日1枚　☆☆☆	Fujifilm Finepix4500	Camedia C-4100

窓

2003/10/25 SAT

　一日中、「公文書」を書いていた。今日は市のマンション連合会の定例会議の日なので、その資料作りをやっていたのだ。このメルマガのように、多少脱線するようなことを書いてもなあなあで済んでしまう文書と違って、公式の文書というのは難しい。ああでもない、こうでもないとひねり出した文章でも、いざ会議の場になれば、さんざんコケにされた挙句に書き直しを命じられるのがオチだ。しかし、買って出たボランティアだから、誰にも文句は言えない。
　というわけで、今日は１枚も写さなかった。と思ったら、例によって労力節約のワザがあった。公文書書きのために借りていてた本を、会議に出かけるついでに図書館に返却しに行ったら、ちょうどいい被写体があったのでパチリ。たった１枚だけで今日はノルマ達成。

【使えるワザ】構図さえ決まれば９割がた出来上がりの写真。こういう写真だと苦労は少ない。あとは、窓以外の部分を黒く潰すだけだから、マイナス補正をかけてやればいい。
　図書館の中は一応撮影禁止である。一応、というのは、何を撮りたいかを告げて、手短かに、騒がずに、目立たないように写せば、「ダメよ」とは言われないということだ。目立たないようにしなければならないので、三脚などは使えない。手持ち撮影なのでシャッター速度だけ気をつけている。絞り優先ＡＥではあるけれども、こういう被写体なら絞りはあまり関係ないから、シャッター速度が手ブレしないところで決めているだけだ。
　ところで、撮影会ネットが大盛況である。発足してまだ３週間も経たないのに、飛び交ったメールの数が750通、ネット上にアップされた写真がざっと数えても200枚、メンバー数も55名になった。発起人としては、単に撮影会関連の連絡に便利だろうな、ぐらいのつもりだったのが、いつの間にかデジカメ愛好会みたいな感じになった。それはそれで大いに結構、写真という言葉だけで通じ合う仲間がわいわいがやがややるのに竿をさすことはない。今のところ、非常に健全な流れになっているので、実のところほくそえんでいるのだ。瓢箪から駒というんだね、こういうのを。

撮影データ
カメラ	Camedia C4100
撮影日	2003/10/25
ISO感度	100
絞り値	F5.6
シャッター	1/80
露出補正値	-0.7
ＷＢ	オート
その他	絞り優先ＡＥコントラスト+2 彩度+2

バックナンバーは
「天才キットのフォトギャラリー」
に展示してあります。

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	▼ペリカンさんから▼ 　覚えていますか？ルーマニアの僻地、コンスタンサに住むペリカンです。こちらは日に日に寒くなっています。　毎日「散歩デジカメ」を楽しみにしています。９月に一時帰国した際にデジカメを買い換えたので、毎日持ち歩いてぱちぱちやっています。なかなか作品にはなりませんが、少しずつマニュアル操作も覚えて、いい写真ができたらいいな～。けちょんけちょんにも是非投稿したいともくろんでいます。その節はよろしくお願いします。
		▼返信▼ 　よく憶えていますよ。ご主人のわがままで、発展途上国ばかりを転々としそうな運命に甘んじている方でしたね。日本人がほとんどいないところでの暮しはいかがですか？ルーマニアもトランシルバニアあたりではもう雪でしょう。コンスタンサでは滅多に降らないそうですが・・・。　ネット上にアップされたルーマニアの子どもたちの写真を拝見しました。無邪気な仕草や表情が素直に捉えられていて感心しました。
	▼ベベッカムさんから▼ 　こんばんは。先日は楽しい東北撮影会を、大変ありがとうございました。心から感謝いたしております。　つきましては、先生の多忙の中でとても恐縮なのですが、２つほどお願いがあります。どうぞよろしくお願いいたします。　1つ目は、撮影会ネットの中の共有フォルダに写真を載せるのはどうすればいいのですか。おととい、ネットから日の丸さんにお礼をしたのですが、そのときに添付で芋煮会の写真を載せたのですが、共有フォルダには掲載されていませんでした。　２つ目は東北の撮影会の僕の写真のＣＤをどうぞ、よろしくお願いいたします。着払いでお願いいたします。それと、後半の写真のも先生が、それはたくさん写っていますので、ＣＤにしてお送りいたしたいと思いますが、いかがでしょうか。また、先生から前半の分が送られてきましたら、後半のを含めて１枚のＣＤにしまして、参加された皆さんに送りたいと思っています。　お忙しい中、どうぞよろしくお願いいたします。失礼いたします。
		▼返信▼ 　ネット上でのやりとりは添付ファイル禁止になっていますので、共有フォルダに個別にアップしていただくことになります。やり方はヘルプをご覧あれ。　ＣＤは昨日お送りしました。ベベッカムさんは期せずして撮影会記録係のようになっていますので、みなさんも楽しみにしていると思いますよ。
	▼じいちゃんから▼ 　日の丸さんご苦労さんでした。いろいろ参考にこちらでの計画を練っています。　じいちゃんちの切り番を５０００としました。賞品はオーストラリアで買ってきたシープスキンのティッシュ入れです。＄25だったよ。うちのHP画像掲示版参照。
		▼返信▼ 　東北撮影会がめっちゃ楽しかったので、これが前例になると後の幹事役の方々は大変だな、とみんなで話していたところです。まあ、こっちとしては写真が撮れれば文句はないので、伊良湖岬の撮影会、よろしくお願いします。食い物、寝るとこに贅沢は言いません。
	▼hermesさんから▼ 　キット先生、彼岸花の写真の講評ありがとうございました。　今回は恐れ多くもお褒めの言葉をいただき、感激です。励みになりますね。ありがとうございました。　撮影したモードは最望遠側の接写モードでした。またボケが最大になるように絞りを開放（F3.5)に設定し、露光補正は暗めの－1.0に設定しました。また、このカットでは補正量を変えて５枚くらい撮ってありましたので、その中から一番よさそうな１枚を選びました。写真の露出補正のカンどころが最近やっと分かり始めてきたような気がします。また、背景のボケは被写界深度を最小にする条件が最もぼけるということも分かってきて、そのためには絞り開放がベストということも、最近、実際の撮影の試行錯誤の中で感覚としてつかめてきたように思います。キット先生のおかげです。今後ともよろしくお願いいたします。
		▼返信▼ 　失礼ながら、hermesさんの写真の腕は最近めきめきと上達されているように思います。撮影会ネット上に公開された写真を拝見しても、ううっ、と唸ってしまうような作品がありますよ。昭和公園のコスモスや秩父の竹寺の写真など、連作としても見事です。
	▼たーちゃんから▼ 　表題見てドキドキしながら開いたら・・・「ははは　やっぱりねー　」って感じです。キット先生らしいや。だから好きなんだ、なんて思いながら、未だに顔がにやけています。
		▼返信▼ 　ははは、期待させてごめん。他のタイトルを思いつかなかったもので・・・。

≪撮影会ネット・Kit-Photoグループ≫

　撮影会ネットは、キットの撮影会に参加した人たちのメーリングリストです。

●まだ撮影会には参加していないけれど、いずれ参加する方向で家族会議中の方、
●参加したくはないけれど、ひょっとしたら弾みで参加してしまうかも知れないという恐れを抱いている方、
●人から誘われたら断りきれなくて参加してしまいそうだという意志薄弱・優柔不断な方、
●とにかくなんにでも口を挟まないと気がすまない方、

　なども入会できます。

現在の会員数は55名です。

☆☆　ホームページ情報　☆☆

　巾着田撮影会の参加者の作品を講評と共にアップしました。土砂降りの中での苦労がうかがわれる作品ばかりです。こちらからご覧下さい。

投稿写真をけちょんけちょんにけなすコーナー

▼エノさんの投稿写真▼

　キット先生、今日は。先日「フクシア」の写真の講評を頂いた「エノさん」です。
　大変　好意ある講評を頂き、写真撮影に興味が出て来ました。人のやる気を引き出す素晴らしい先生に、心から感謝しています。

　毎日のメール配信、本当に大変なこととお察しいたします。メルマガは、毎日欠かさず開き、楽しみながら良い勉強をさせていただいており、厚くお礼申しあげます。

　写真は、エジプト、シナイ山麓に宿泊したホテルをバックに日の出の頃に写しました。広大で荒涼たる砂漠と山を写したつもりですが・・・。歩いている女性は、私の老妻です。

　カメラ：ニコンクールピクス5400、1/108　F4.4 ISO50。

▼講評▼
　シナイ山には登られましたか？この山、日中に麓から見上げてもまったくなんということはない山だけど、山頂から日の出を見るとモーゼの気分が理解できるといいますね。

　山を写す場合、その山のどんな様子を写したいかで構図が変わってきます。たとえば、山の高さを描写したいときは、山頂より上空の部分をできるだけ狭くしてやるといいし、山のなだらかさとか優しさを描写したいときは、逆に空気感を取り入れて、空の様子なども入れてやるといいのです。

　いただいた写真の場合、シナイ山のどんな様子を写したかったのか、それがいまいち分かりません。単なるご報告写真になってしまっているようです。たとえば、モーゼが十戒を授けられた神秘の山という感じを出したいのなら、ホテルなどはどうでもいいですから山自体を画面一杯に入れ、このような逆光ではなく、斜光になる時間帯に山肌とそれが形作る陰で表現するといった撮り方が考えられますし、逆光なら山の背後から朝日が登る瞬間を写すといった撮り方もあるでしょう。広大な砂漠の印象を強めたいのであれば、車の轍などが入ってはつや消しです。

　山の高さを表現するには上を詰めると言いましたが、参考までにトリミングした画像と比べてみてください。上部に余裕がないと山の存在感がずいぶん大きく見えるでしょう？この時間帯ではほぼ逆光で山のほとんどが日陰になっていますので、山肌が平板に見えます。これがあと２時間ほど待つと、斜光になって山肌に陰の模様が浮き出てきます。そこでコントラストを上げて撮ると、もっと山の凄みがでてきますよ。

撮影会のお知らせ

　11月の撮影会は、東京・立川市の昭和記念公園です。有名な銀杏並木を始めとして、さまざまな紅葉が見られる都会の穴場です。
秋の一日、のんびりとお散歩気分の撮影を楽しみましょう。

日時：	11月16日（日）午前10時ごろより各自勝手に入場して撮影を始めてください。
受付：	公園内のバーベキュー広場で午前11時ごろより受付けを開始します。撮影の途中で立ち寄ってください。
集合：	午後零時半に受付け場所に全員集合してください。昼食はバーベキューパーティーです。
用具：	予備の電池、予備のメディア、雨具、防寒具、三脚（受付場所にて、パソコンへの画像取り込みいたします。メディアが一杯になった方はどうぞ。）
講評会：	午後４時ごろから、場所を移して講評会を行ないます。会場は決定次第通知します。
会費：	5000円（バーベキューの費用含む。講評会会場費は別途）
交通：	ＪＲ青梅線西立川駅すぐ前
ＵＲＬ：	昭和記念公園のＨＰはこちらです。

参加申込みはこちらから。

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