Kit the genius'
☆ 1日1枚 

Fujifilm Finepix4500 Camedia C-4100

紫式部 2003/11/01 SAT
 今回は我ながらゆーしゅーである。東北撮影会の作品展を早くもアップした。前回は1ヶ月もかかったことを考えれば、半分の期間でやっつけちまったことになる。ベベッカムさんがお手伝いしてくれたので大いに助かった。
 しかし、画像ページだけで80ページ近く、講評のページで60ページ近く、これだけのタグを書くにはかなりの根気がいる。ありがたいことに、ほとんど同じ(というか、まったく同じ)デザインなので、頭は使わないな。ほんと、根気100%の仕事だわ。
 というわけで、今日はまだ脳味噌に余力がある。根気は使い果したので、これから久しぶりに写真整理をやることにしよう。ルーペ覗きだ。166本分のポジシートが溜まっているから、そのうち30本ぐらいはこなせるだろう。いいワインをいただいたので、それを味わいながらやるのだ。なんて贅沢な夜だろう。
【使えるワザ】 マンションの庭にあるムラサキシノブである。今日は一日中曇り空だったので、こういうものの写真を撮るには絶好の光線状態。晴れて太陽が当たっていると、こういうものの可憐さ、愛らしさ、しっとり感が出ない。
 紫色の発色に関しては、撮影会ネットでしばらく話題になっていた。確かに、この色はホワイトバランスがちょっと狂っただけでずいぶん発色の度合いが変わる。ホワイトバランスはほとんど赤と青の組み合わせで変化する項目だから、紫色がもっとも影響を受けるというわけだ。
 だから、紫色のものを撮るときは、ホワイトバランス補正をこまめにやって、何枚もおさえておくのが失敗がなくていい。オートの設定のままだと、色温度の変化をカメラは教え込まれたようにしか補正しないから、どうしても癖が出てしまうのだ。自分なりの色を得るためには、自分で補正するしかない。補正機能がついているカメラだったら、赤と青を少しずつずらしながら撮る。ついていないカメラなら、レタッチソフトで簡単なレベル調整をやればいい。この写真の場合は、青の強調(わずか1目盛だけ)と、コントラストと彩度の調整だけでほぼ狙った色になった。
撮影データ
カメラ Camedia C4100
撮影日 2003/11/01
ISO感度 100
絞り値 F2.8
シャッター 1/80
露出補正値 -0.7
WB オート
R(-),B(+)
その他 絞り優先AE
コントラスト+2
彩度+2
マクロモード
PLフィルター
バックナンバーは
「天才キットのフォトギャラリー」
に展示してあります。

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▼dolceさんから▼
 キット先生、おはようございます。dolceです。
 10月30日の『夕暮れ』すごいですねぇ。水に映ったキラキラした何とも言えない色…う〜っとりです。「写真」にも人を幸せにする力があるんですね。私も一生懸命勉強しよっと。「連日の夕焼け写真」大歓迎で〜す。
▼返信▼
 夕焼け写真が載るときってのは、大体が日中のんべんだらりと仕事をしていて、気がついたら「今日の写真を撮ってない!」というときが多いので、ほんとはあんまり威張れないんですよ。夕焼けが出ない今日みたいな日は、ベランダ写真か今日のムラサキシキブみたいな写真になる。1日1枚をかっちりこなしていくのは並大抵じゃないですわ。
 でも、それで幸せになる人が一人でもいるとすれば、写真家冥利に尽きますね。ありがとうございます。
▼そのちゃんから▼
 「湖面を染める夕日」&AKIさんの写真に見とれながら、あ〜、こんな写真が撮れるようになったらいいな〜と感動していたら、今日は「夕暮れ」&ミミちゃんのかわいい写真!もう、身もだえしてしまいました。身もだえした理由としては、「なんてすばらしいの!」という気持ちと、私が撮りたいと思っているペットをこんなに上手に撮られる森ちゃんへの嫉妬?です。うちの馬鹿犬たちを被写体に挑戦しているのですが、どうもカメラに飛びついてくる癖が直らないし、私の撮影の腕も上がらないし!この4点は、PCに永久保存しちゃいました。ふふふ。いつか私の愛犬の写真もけちょんけちょんにけなしていただけるように努力します!
▼返信▼
 森ちゃんの写真は、ネコの時だけは別人だね。AKIさんの写真も、久しぶりに感動しました。世の中、アマチュアでも上手い人はたくさんいます。うかうかできません。
▼じいちゃんから▼
 時節到来、このチャンスを待っていた。
 題材がないからと言って今日の(10月31日)の秋・・・はアカンよ。レンガを背に枯れ葉の教材意図が見えん。最近手抜きが多いぞよ!


▼hanaちゃんから▼
 窓に空が映っているところが、いかにも今日の天気らしくて私は好きです。
 こういう景色を実際にみるとスカっとして、小さなことにごちゃごちゃこだわる気持ちが吹っ飛んじゃいそうな気がしますね。


▼日の丸さんから▼
 俺も良いと思いました。
 が、かなり縦長にトリミングしていると思います。出来ればトリミングなしの写真も参考のため見せて下さい。上にのびてスカッと青空きいてて、天までとどけと言う感じでした。雲もなかなか良いですね。
▼返信▼
 評価が分かれましたね。まあ、これが正常な状態です。
 あの写真の撮影意図は、青空と窓の強調です。手前の紅葉した木はいわば添え物。煉瓦の壁だけでもいいようなもんです。
 トリミングはしていませんよ。構図が構図なので縦長に見えますが、4:3の規定サイズです。このメルマガに載せる写真は、ときどきレベル調整やシャープネスを軽くかけるだけで、原則ノーリタッチでやっていますから。
▼つよしくんから▼
 「夕暮れ」、しみじみと悲しくも懐かしい気分にさせられました。なる程、「記憶色」というのですか。
 無理な話でしょうが自分もこんな写真を撮ってみたいものです。WBの意味が少し判ってきたような気がします。感動のあまりのちょっと一言でした。
▼返信▼
 「夕暮れ」への反響がすごいですね。撮影者もびっくり!本腰を入れて撮影した写真がけなされることもあれば、こういう安易な撮影で誉められることもある。写真は奥が深い!
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▼のりおくんの投稿写真▼
 性懲りもなく、講評お願い申し上げます。
 神代植物公園で盆栽展をしておりました、小さな秋をみつけたような気がしてシャッターを押しました。
 データ:絞り優先、露出補正-0.3 f/3.8 1/32 ISO100 WBオート コントラスト(+)


講評
 露出をオーバーにしてわざと飛ばしたような画像になっていますが、これは、盆栽を展示してある台が白く塗ってあるんですね。白バックなので、盆栽の紅葉がとても綺麗に映えています。向こう側に写っている植木鉢の縦縞模様も邪魔にはならず、手前の紅葉と重なっているためにかえって効果的です。縁の青い色がちょっと邪魔ですが・・。左右の空間も、この場合はいいゆとりを画面にもたらしています。写真というより、一種のアートのような感じがする作品です。

 コントラストを上げたのが正解でした。白バックで、しかも補正マイナスですから、そのまま撮ると紅葉の色が多少濁ってしまうところですが、コントラストを上げたことで鮮やかさが残ったのです。小さくプリントして、家の片隅にでも掛けておきたい写真ですね。

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撮影会のお知らせ
 11月の撮影会は、東京・立川市の昭和記念公園です。有名な銀杏並木を始めとして、さまざまな紅葉が見られる都会の穴場です。
秋の一日、のんびりとお散歩気分の撮影を楽しみましょう。

日時: 11月16日(日)午前10時ごろより各自勝手に入場して撮影を始めてください。
受付: 公園内のバーベキュー広場で午前11時ごろより受付けを開始します。撮影の途中で立ち寄ってください。
集合: 午後零時半に受付け場所に全員集合してください。昼食はバーベキューパーティーです。
用具: 予備の電池、予備のメディア、雨具、防寒具、三脚
(受付場所にて、パソコンへの画像取り込みいたします。メディアが一杯になった方はどうぞ。)
講評会: 午後4時ごろから、場所を移して講評会を行ないます。会場は決定次第通知します。
会費: 5000円(バーベキューの費用含む。講評会会場費は別途)
交通: JR青梅線西立川駅すぐ前
URL: 昭和記念公園のHPはこちらです。

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