Kit the genius'
☆ 1日1枚 

Fujifilm Finepix4500 Camedia C-4100

小さな秋 2003/11/05 WED
 午後から雨になるらしいというので、午前中にさっさと散歩を済ませた。けっこういいお天気で、とても午後から雨とは思えなかったのだが、結果的にはきっちり予報通りになった。今、外出先から戻ったばかりなのだが、外はほとんど土砂降りだ。傘を持って出なかったので、駅から家までの700メートルでずぶ濡れだ。
 ところで今日は、例の密造酒研究家さん、天災キャットさん、読者のSさんの4人で焼き鳥屋デートをしていたのだ。こういうデートのお誘いを断るほどの酒嫌いではないので、いそいそと出かけた。しかし、考えるまでもなく今日の配信をやっていないので、あんまり飲むわけにもいかない。少なくとも、メルマガに口から出まかせを書きなぐらないだけの理性は残しておかなければならないからだ。
 というわけで、ひょっとしたら今日は、普段よりよほど素面かも知れない。いつも手酌で飲みながら配信作業をやっているので、我知らず飲みすぎているということがないとも限らないのだ。そうでなくても、今、ボクの耳元に、鬼嫁がしつこく話しかけてくる。アイルランドの舞踊リバーダンスと大英博物館展を見てきたので、その感激を語りたくて仕方がないのだ。とても酔ってなどいられる場合じゃない。
【使えるワザ】 今日のお散歩コースはいつもとは趣向を変えて県立大学方面。かなり遠いし、途中は新興住宅地ばかりであまり面白くないので、ほんの時たましか歩かないコースだ。県立大学の構内にはモダン彫刻が野外展示されていて、それはけっこう見る価値ありなのだが、最近は大学内への無断立ち入りができなくなったらしく、必ず守衛に呼び止められる。県立大学なのに納税者の立ち入りを拒否できると思っているのなら大間違いだ、と文句の一つも言ってやりたくなるので、余計に足が遠のくコースなのだ。
 途中の児童公園でちょっと休憩したついでに、今日のノルマ写真を撮った。まだ色づく気配もない楓の木に、お隣りの桜の落ち葉が降り注いでいる。なかなかドラマチックな風景だった。楓の木の枝にひっかかった枯葉を撮った。
 空に抜く構図なので、露出はプラス補正。ただし、ボクのデジカメは通常設定が-0.7なので、補正ゼロのレベルがすでに実質+0.7だと理解していただきたい。カメラの露出傾向というのは、メーカーによっても機種によってもまちまちだし、同じカメラを使っていても、順光、逆光、ストロボ光などの撮影環境で微妙に違う。いろいろなシチュエーションを数多く体験して、こういう場合はこういう補正という勘を養うしかない。それがいわゆるカメラの癖を把握するということなのだ。それでも、実際の撮影に際しては露出ずらしで数を撮っておく必要がある。100%正しい勘などありえないからだ。
撮影データ
カメラ Camedia C4100
撮影日 2003/11/05
ISO感度 100
絞り値 F2.8
シャッター 1/15
露出補正値 0
WB オート
R(-),B(+)
その他 絞り優先AE
コントラスト+2
彩度+2
マクロモード
PLフィルター
バックナンバーは
「天才キットのフォトギャラリー」
に展示してあります。

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読者からのメールや質問やヤジ
▼ネムちゃんから▼
 東北撮影会の作品拝見しました。参加された皆さんの感性の鋭さが伝わってくる良い作品ばかりでした。そして、当日の幹事さんの日の丸さんや、ベベッカムさんのお人柄が伝わってきました。

 撮影会の様子を綴ったページも楽しく拝見させていただき、『写真好き』というだけで、こんなにまでも親しくなれるなんてホントに素敵です。写真バンザイと叫びたいところです。

 ところで、我社は皆さんご存知?の印刷会社なんですが、ほんの3年ぐらいまで当社の主力商品は、プリントするとサービスで貰えるアルバムの表紙の印刷でした。ところが最近のデジカメの普及により、写真をプリントされる方が激減していて、それに伴いアルバム印刷の受注も激減しています。その事は日の丸さんも感じておられる事と思います。皆さん!プリンターで印刷したものは、時間が経つと色あせてきますから、CMで放送している通り、プリントはプロに任せましょうネ。

 最後に日の丸さん!ひょとしたら我社で印刷したアルバムが日の丸さんのお店にもあるかも・・・。
▼返信▼
 ネムちゃんのところで印刷されたアルバムだということは、どこを見れば分かるのかなぁ。「三工印刷」って、どこかに書いてある?
▼stardustさんから▼
 おっかない断崖の写真、はいってます。いただきました。
 昨日のお散歩写真の中の日の丸さんへの返信コ−ナで、ベベッカムさんが広報官に拝命されましたことは、大変名誉なことと、仲間の一人として嬉しく存じます。今日は会社ではこの話で一日が終わること請け合いです。ベベッカム報道官さま、心よりお祝い申しあげます。帰りは祝い酒で乾杯といきましょう。あなたのマネ−で。
▼返信▼
 ははは、こっちで勝手に任命したんだけど、ご本人から辞退の申し出がないところをみると依存はないようで・・・、これからも大いに頼りにしております。
▼コージくんから▼
 KIT先生 おはようございます。
 11月の壁紙、新しくなっています。あの断崖の大きさと凄さが、あの赤いパラソルを持ったモデルとカメラマンがいることによって強調されますね。素晴らしい・・・。

 ついでに、塩竃撮影会の写真「上手い!」。こんな所が撮れて「うらやましーぃ」、そして「うまそー」という感じがビンビン(浦霞の)伝わってきます。

 もひとつついでに、新しい掲示板の大繁盛、本当におめでとうございます。近々お祝いにはせ参じたいと思っていますが・・・。地元の昭和記念公園撮影会にに参加できず、残念。
▼返信▼
 おっしゃるように、あの塩竃撮影会のみなさんの作品は、ボクもたじたじになるぐらい上手いですね。いつも撮影会のたびに感じるんですが、ああいう場に参加して1日写真漬けになり、しかも直後に自分が撮った写真を全て人様に見られて講評されるという環境に置かれると、普段は眠っていたままになっている何かが呼び覚まされて、ご自分でもびっくりするような写真が撮れるらしいんです。

 ボク自身も経験がありますが、仕事で撮影するときは、とにかく頼まれたものはどんなことがあっても仕上げなくちゃいけませんから、切羽詰ってくると、自分にこんな能力があったのかと思うぐらい撮れてしまうことがあるんです。多分、それと同じで、撮影会の間に何とか数枚だけでも良い写真を撮らなきゃ、と思うことが好結果につながるのだと思います。

 撮影会ネット専用の画像掲示板は早くも3000アクセスを突破しました。1日平均500ですよ。ホームページ運営者なら誰しもうらやむ繁忙さです。アクセスする度に新しい写真がアップされているので、開くのが楽しみですね。こちらが忙しくなった分、メーリングリストの方のメールの洪水は一段落して、ホッとしています。なんせ、多い日には100通近いメールが飛び交ってましたから・・。最近は20通ぐらいに落ち着きました。
▼砂名ちゃんから▼
 11/03号「夜の霧」では、WB補正についての丁寧な説明、ありがとうございました。いつも楽な道ばかり選びたがると反省しつつも、さっそくプリントアウトし、マニュアルに挟み込みました。

 先日、あるグループ展で、カメラマンの方と少しだけお話しさせてもらう機会があって、ついここで質問してる調子で、「データが見られれば…」と口走ってしまいました。嫌な顔はされませんでしたが、話をお逸らしになりました(素人が面とむかってそんなことを尋ねるなんて、やはり非常識かしら?)。 先生があまりに気軽に説明してくださるので、質問するのが癖になってしまいましたが、よそではあまりしない方がいいですね。
▼返信▼
 いるんですよ、そういう写真家が。この手の写真家には大体2種類あって、一つは「只では教えんぞ派」、もう一つが「教えてもどうせ分からんだろう派」ですね。
▼クロニャンさんから▼
 今日はすばらしい作品を3点拝見しました。「湖面を染める夕日」もいいのですが、「夕暮れ」すばらしかった。それに遜色のないのが(失礼)投稿写真でした。
 大きく見たいのですが仕方が分かりません。先生評価の100点作品のおまけとして、大きい画面で表示していただけるとありがたいのですが。

 夫婦で旅行して風景を画面半分以上写した場合、人物の写りが顔色も悪くいまいちで、うちの「鬼嫁」の機嫌が良くありません。こんな場合モードは「風景」にするのが良いのでしょうか、それとも「ポートレート」でしょうか。それともどちらも関係ないのでしょうか。
▼返信▼
 いやあ、AKIさんの投稿写真はほんとに素晴らしかったですね。AKIさんからは新しい投稿写真もすでに届いています。掲載される日を楽しみにしていてください。

 投稿写真については、著作権者がボクではないので、大きな画像は勘弁いただいています。もし、今日のこのメルマガをAKIさんが見て、大きな画像を提供してくださるというお申し出をいただければ中継ぎはいたしますが・・・。

 ご質問は、風景をバックに人物を入れた写真を撮る場合、ということですね。カメラについている簡易撮影モードというのは、「風景」の場合はできるだけ画面全体にピントが合うように、絞りをぐっと絞る設定になります。したがって、シャッター速度はかなり遅くなります。「ポートレート」の場合は、人物がいるところだけにピントが合って、バックはボケた方が人物が引き立つので、絞りは開放になる設定です。ですから、そのどちらを選択しても、風景も人物もちゃんと写すという役にはたちません。

 人物の顔色が悪くなるのは、絞りやシャッターとは関係なく、露出が外れているからです。多分、背景が明るい風景で、人物が立っている場所は日陰(または室内)になっているか、戸外であっても逆光になっているんでしょう。そういう場合は、ストロボを強制発光させると、人物も風景もちゃんと写ります。ただし、人物までの距離を2〜3メートルにすることが大切です。
≪撮影会ネット・Kit-Photoグループ≫
 撮影会ネットは、キットの撮影会に参加した人たち、いつかは参加しようという人たちのメーリングリストです。
現在の会員数は64名です。
kit-photoグループに参加しませんか?
ホームページ情報
●「お散歩デジカメ」トップページの切り番は淳さんが踏んづけました。犯行時間は昨夜の23時19分16秒でした。次の切り番は「20000」です。

 なお、「トップページ」と「ドラキュラ」にも近く何かが起こりそうです。
投稿写真をけちょんけちょんにけなすコーナー
▼のりおくんの投稿写真▼
 kit先生、前回、ひまわりの写真の評価を頂いたおり、PLフィルターを、との推奨を頂き早速揃えたのですが、やっと試し撮りが出来ました。さすがですね、東京の下町の空も綺麗に写せました。

データ:Nikon 5700 絞り優先 1/60 f6.8 露出補正-0.3 ISO100 WBオート コントラスト(+) 彩度+1


講評
 PLフィルターなしで写した場合と比べると、格段に発色が鮮やかになりますね。ただ、いただいた画像ではまだ不十分ですよ。

 PLフィルターは、前枠を回転させて乱反射光のカット率が最大になるところを十分見極めてから撮影するようにしてください。もちろん、ある程度乱反射光が残ることを意図する場合は別ですが・・・。それから、逆光になるほど効き目が弱まりますので、できるだけ順光になるポジションを取るようにします。

 投稿画像の場合、以上2点はクリアしているようですが、露出がちょっと甘いです。あと1/3は切り詰められるところです。その分、青空の色が深くなります。また、お手持ちのカメラのコントラスト補正がもっと効くようなら、もう少しコントラストを上げたほうが秋の日の晴天らしくなります。それから、ホワイトバランス補正機能がついている機種なら、赤を抑え気味にして、その分青味を強くしてやれば、より空の色がでますよ。

 下はレタッチしたものですが、カメラだけでこの程度の画像は取り出せるはずです。もし、カメラの機能が十分でないのなら、この程度のレタッチであれば簡単にできます。
 しかし、この柿の木の色はいいなぁ。とてもいい作品です。

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撮影会のお知らせ
 11月の撮影会は、東京・立川市の昭和記念公園です。有名な銀杏並木を始めとして、さまざまな紅葉が見られる都会の穴場です。
秋の一日、のんびりとお散歩気分の撮影を楽しみましょう。

日時: 11月16日(日)午前10時ごろより各自勝手に入場して撮影を始めてください。
受付: 公園内のバーベキュー広場で午前11時ごろより受付けを開始します。撮影の途中で立ち寄ってください。
集合: 午後零時半に受付け場所に全員集合してください。昼食はバーベキューパーティーです。
用具: 予備の電池、予備のメディア、雨具、防寒具、三脚
(受付場所にて、パソコンへの画像取り込みいたします。メディアが一杯になった方はどうぞ。)
講評会: 午後4時ごろから、場所を移して講評会を行ないます。会場は決定次第通知します。
会費: 5000円(バーベキューの費用含む。講評会会場費は別途)
交通: JR青梅線西立川駅すぐ前
URL: 昭和記念公園のHPはこちらです。

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