Kit the genius'
☆ 1日1枚 

Fujifilm Finepix4500 Camedia C-4100

午後の光 2003/11/06 THU
 なんと!ボクのホームページがニフティ・ホームページ・グランプリの最終選考にノミネートされた。28/3830という、130倍の競争率だったそうだ。友人がメールで知らせてくれたのだが、最初は冗談かと思ったものだ。ボクのホームページは、最近流行のフラッシュなどが使ってあるわけでもなく、デザインもバラバラだし、そもそもニフティのサーバーには置いてない。自慢できるとすればページ数の多さぐらいのもんだ。もっとも、そのお陰で、毎月けっこう高額のサーバーレンタル料を徴収されているので、自分ではあんまり誇れることだとは思っていない。
 12月半ばに最終選考が行なわれ、グランプリを獲得すると賞金100万円だそうだ。それだけ貰えればサーバー代(と切り番賞品代)ぐらいは浮くな。でも、他のノミネート作品と比べると、自分で言うのもなんだが、かなり見劣りするね。継ぎ足し継ぎ足しでページを増やしてきただけで、デザインや内容に統一性がないのが一番ダメなところだ。中身の写真で評価してもらえるのなら可能性なしとはしないだろうが、このグランプリはどうもそういう趣旨ではないらしい。
 しかしまあ、ノミネート作品に選ばれただけでもありがたいことだ。これを励みに、せいぜい内容の充実を図ることにしよう。
【使えるワザ】 午後からカラッと晴れたので、野田の清水公園に紅葉の様子を見に行った。
 ここには楓の巨木が何本もあって、綺麗に色づく年に当たるとけっこういい写真が撮れる。例年この時期になると、何回か下見に行って、色づき具合を観察する習慣になっている。残念ながら、まだまったく紅葉の気配もなかった。今月末か来月初旬辺りになりそうだ。
 昨日から降り続いていた雨が上がったばかりだったので、空気が澄んでいい気分だった。しかし、足元はぐちゃぐちゃ。当然、こんな状態のところを歩き回っている人は誰もいない。あの広い公園で、人気のない遊園地やフラワーガーデンの係員以外には誰にも会わなかった。車に長靴が積んであったのだが、不精して履き替えなかったので、ほんの1時間ぐらいで泥だらけになってしまった。
 写真は、ベンチに落ちた枯葉をマクロモードで撮ったものだが、枯葉を写すというより、午後の斜光を写す感覚で設定や構図を決めている。影の部分を強調するため、コントラストを補正できる最大のところに設定し、枯葉の質感も大事なので、PLフィルターで葉に当たった陽光のテカリをカットしている。
撮影データ
カメラ Camedia C4100
撮影日 2003/11/06
ISO感度 100
絞り値 F2.8
シャッター 1/200
露出補正値 -0.7
WB 晴天
R(-),B(+)
その他 絞り優先AE
コントラスト+2
彩度+5
マクロモード
PLフィルター
バックナンバーは
「天才キットのフォトギャラリー」
に展示してあります。

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▼のりおくんから▼
 のりおくんです
 本日のお散歩デジカメ、レタスの緑があんなに綺麗なんだと再確認いたしました。前にお手々を出していた葉っぱの写真と今回、探せば何時でもある被写体、とても参考になりました。
 このMMは写真だけでなく、サザンカとカンツバキ論争もまたまた勉強になりました。私も昨日はサザンカと思っていました。じつは日曜日の善福寺緑地公園の散歩中に、同じように、ピンクのサザンカが地面一面に散っているのを見かけ、今年はサザンカの咲くのが早いのかなと思うだけで見逃していました。
▼返信▼
 「お手々を出していた葉っぱの写真」というのは、ひょっとしたらこれのことでしょうか?他に心当たりがないんですが、まあ、お褒めに預かり恐縮です。なんせ、毎日1枚のノルマですから、そこらへんに転がっているものでもなんでも、とにかく撮らないことには仕方がない。どこに行くにもデジカメを持って、というのがコツといえばコツですね。
▼藤の木さんから▼
 「モハーの断崖」を見せてもらって大変驚きました
 あの岩石はチャートという種類だと思います。それが見事に水平に堆積しているのが驚きでした。日本でもチャートはあちこちにありますし、私も長年研究していましたのでよく判るのですが、日本は地質の変動が激しく、稀に水平に堆積しても僅かの距離しかありません。この水平に堆積しているのは地質年代を調べるときに非常に好都合なのです、例えばアメリカのグランドキャニオンなども水平に堆積しているので古い時代から新しい地層まで順に調べられます。日本では激しく褶曲(折れ曲がっている)し、また、断層で年代が続いていません。こんな所はよだれが出るほど見てみたいところです。写真のことでなくごめんなさい。
▼返信▼
 えーっ、そうなんですか?そんな由緒正しい断崖だなどとはちっとも知りませんでした。
 ここの断崖はけっこう有名な観光地なんですが、わんさか観光客が押し寄せるのに、ろくに柵もないし、立入禁止の立札もないんですよ。なので、ああいう風に命知らずが崖ッぷちまで侵入するんですね。毎年数名の犠牲者が出るらしいんですが、それでも危険は自己責任という考え方を堅持しているようです。
 なんでもかんでも規制しなくちゃ気が済まない日本と違って、かえってすがすがしいですね。でも、ボクもあそこまで下りていって撮影しましたが、脚がすくみましたよ。
▼ヨシカエルさんから▼
 今日はヨシカエルです。先日は講評ありがとうございました。
 ご指摘頂いたレタッチソフトの使い方も大変勉強になりました。なんでも色の道ってむずかしいものなんですね。

 ところで、塩釜の楽しそうな写真を拝見していましたら、数年前、遊覧船の窓で餌を追ってくるウミネコ?をワシズカミに捕まえて船長(兼ガイド)さんにえらいお叱りを受けたことを思い出しました。
 その折撮った写真ですが、この飛んでいる内のどいつかが私の右手にギャーギャー言いながらかみついたやつです。

 これ、ほんとです。船長曰く、「この道数十年やっているが窓から飛んでいるやつを手掴みしたのは見たことない。」私も初めてのことです。おかげで塩釜港下船まで隅で小さくなっていました。噛まれた手の甲が無性に痛かったのを思い出します。古いキズあり写真ですみません。
▼返信▼
 笑っちゃいました。船長もびっくりしたことでしょう。
 でも、こないだお会いしたときには、たいそう謹厳実直な方だという印象を持ちましたが、実は変人奇人の仲間だったんですね。道理で近親感を覚えたわけだ。
▼天災キャットから▼
 キット様。キャットでございます。
 「お散歩デジカメ」なのに、ちっともお散歩してないやん!ってつっこもうとしてたのにぃ・・・気づかれてしまったわい。
 ・・・なんてことは言いません。 だって、「日常のさりげない風景の中に被写体を見つけ作品にする」というのが「おさデジ」のコンセプトなら、ベランダ写真こそ「究極のお散歩デジカメ」ですもの。
 季節の移り変わりや、遊んでいる子供達や、お散歩するワンコやニャンコや、絵になる風景がいつでも見られるキット先生のマンション、すてきですね。 特に理事長さんが・・・なんちゃって!
▼返信▼
 いやいや、昨夜はどうもでした。あそこの焼き鳥はほんと美味いですね。次回はたっぷり飲めるように、配信を済ませてから伺います。
▼馬鈴薯さんから▼
 馬齢藷です。
 印刷と色の関係についての回答ありがとうございました。「夜の霧」はずいぶん彩度が高いですね。撮影データWB欄の+と−を何だろうと思っていましたが、R(赤)とB(青)の増減の意味だったのですね。分かりました。
▼返信▼
 ボクのカメディアはRとBの増減が7段階設定できるようになっています。これまでいろいろと試してみたんですが、WBがオートの場合は、せいぜい1目盛が限度で、それ以上の補正をすると、かなり色が被ってしまうようです。みんさんのカメラにも色補正の機能がついていたら、いろんな状況で試してみるといいと思いますよ。
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「ふぉとぎゃら」が2003年ニフティ・ホームページ・
グランプリの最終選考にノミネートされました。
@niftyホームページグランプリ2003
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投稿写真をけちょんけちょんにけなすコーナー
▼ひでマーの投稿写真▼
 ひでマーです。8/12に上海の「なんじゃ、こりゃ?」を講評していただきました。ありがとうございます。その後、背景にも注意して撮影するように心がけるようになりました。

 今回の写真は「コスモス(透過光)」です。この場面では最初、透過光に輝くコスモスの美しさに目を惹かれ、コスモスだけを撮影しましたが、人物などが写しこまれると、見る人にドラマを感じて頂けるのではないかと思い、かなり待って撮りました。写真は引き算と言いますが、この場合は足し算ですね。

 TOSHIBA Allegretto M700 1/200 F5.6 EV-0.7 WB:晴天


講評
 目論見通り、けっこういい絵になっていますよ。写真を撮るとき、中でもスナップを撮るときは、辛抱強く待つ心構えがとても大切です。この写真などは、まさに待った甲斐があったというものです。

 ちょっとだけ気づいた点を申しあげておきます。まず、登場人物の数が多すぎたように感じます。親子と老夫婦の合計5人はちょっと欲張りすぎです。足し算をやりすぎちゃいましたね。親子だけか老夫婦だけかに絞りたかったところです。

 2点目は日陰部分の発色です。ホワイトバランスを晴天にしておくと、どうしても日陰部分の青被りが避けられません。この写真の場合、日陰部分は背景ではありますが、けっこう重要なポイントの部分なので、WBは曇天かオートにしておいた方が無難だったと思います。

 構図的にはよくできています。親子の立ち位置も完璧です(老夫婦は余計でした)。ピントがコスモスに来ていますが、これでもいいし、人物に合わせて、コスモスを前ボケにしてあってもOKでしょう。失礼ながら、前回の作品から比較すると、格段に上手くなっているように感じました。

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撮影会のお知らせ
 11月の撮影会は、東京・立川市の昭和記念公園です。有名な銀杏並木を始めとして、さまざまな紅葉が見られる都会の穴場です。
秋の一日、のんびりとお散歩気分の撮影を楽しみましょう。

日時: 11月16日(日)午前10時ごろより各自勝手に入場して撮影を始めてください。
受付: 公園内のバーベキュー広場で午前11時ごろより受付けを開始します。撮影の途中で立ち寄ってください。
集合: 午後零時半に受付け場所に全員集合してください。昼食はバーベキューパーティーです。
用具: 予備の電池、予備のメディア、雨具、防寒具、三脚
(受付場所にて、パソコンへの画像取り込みいたします。メディアが一杯になった方はどうぞ。)
講評会: 午後4時ごろから、場所を移して講評会を行ないます。会場は決定次第通知します。
会費: 5000円(バーベキューの費用含む。講評会会場費は別途)
交通: JR青梅線西立川駅すぐ前
URL: 昭和記念公園のHPはこちらです。
現在までの申込みは20名です。

参加申込みはこちらから。
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