Kit the genius'
☆ 1日1枚 

Fujifilm Finepix4500 Camedia C-4100

山茶花の咲く古い農家 2003/11/21 FRI
 今日も宇都宮。3時前に家を出た。宇都宮での仕事も3日目なので、そろそろメドがついてくる頃だ。うまく行けば今日で最後、さらにうまく行けば餃子で一杯が実現するかもしれない。晴天なのでドライブも楽しみだ。今日は一般道を走る。
 こないだの古河総合公園に寄り道した。寄り道といっても、ほとんどルートから逸れる必要はない。実は、トイレ休憩だったのだが、ついでに例の古い農家を見てきた。柿の実はまだあったが、脚立を運ぶのが面倒だし、天候状態もこないだと同じなので、わざわざ同じ絵を撮ることもない。山茶花の花びらと農家を撮らせてもらった。
 撮影会ネットのメンバーが「縮小専科」というレタッチソフトを教えてくれた。フリーではなくシェアなので1000円(簡易版は500円)払った。リサイズだけの作業なら、ViXやPhotoshop、JTrimといった、今まで使っていたソフトよりかなり上等な画像を作ってくれる。水平是正は非常にやりやすいので、画像が斜めに傾く癖がある人は重宝するだろう。ただし、彩度やコントラストなどのレベル調整はViXに軍配が上がる。シャープネスもうまくいかない。だけど、このメルマガに掲載する写真はほとんどが縮小だけしかしないものなので、しばらく使ってみようと思っている。
【使えるワザ】 山茶花の木の下にしゃがみこんで、低い位置からカメラを構えている。地面に散っている花びらが少しでも大きく写って欲しいからだ。写真を始めたばかりの人は、いつも立ったままでカメラを構えることが多いので、どんないいシーンを撮っても、「どっかで見たような写真」にしかならないことが多い。ほんのちょっとだけでも視点を動かすと、日頃見慣れない構図が浮かんでくる。それに、手前にあるものを大きく入れてやることは、遠近感を強調するためのもっとも初歩的なワザなので、憶えておいて欲しい。
 農家の庭先の地面が白いので、この部分が飛ばないように気をつけた。露出補正の-0.7は、ボクの場合通常設定なので、他のメーカーのカメラを使っている人は、それぞれのカメラの描写癖を把握して補正幅を決めるようにしたい。投稿写真などを見ているうちに感じているボクの感覚では、キャノンやニコンはオリンパスやフジより多少暗めの描写になるような気がする。あくまで他人の画像と、他人が書いてきたデータだけでの感覚で、実際にそれらのカメラを使用したわけではないから、信用しちゃいけないよ。
撮影データ
カメラ Camedia C4100
撮影日 2003/11/21
ISO感度 100
絞り値 F5.6
シャッター 1/25
露出補正値 -0.7
WB オート
R(-),B(+)
その他 絞り優先AE
コントラスト+3
彩度+5
PLフィルター
バックナンバーは
「天才キットのフォトギャラリー」
に展示してあります。

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▼KAHOちゃんから▼
 キット先生、KAHOです。
 予定のやりくりがついたので、12月21日、参加させてください。楽しみにしております。それにしても!組み写真には今からすでにうなされています(笑)。
▼返信▼
 あいあい、いいですよ。KAHOちゃんの人間離れした独自の感性は、組写真では生きると思いますよ。どんな作品が上がってくるか、楽しみですね。
▼yumiさんから▼
 キット先生、こんにちは。メルマガ読者のYumiです。
 「お茶の花」でしたか、なるほど葉を見ると、お茶でした。正解者掲載だけでいいのに(^-^;A
 デジカメも植物も日々勉強です。これからもいろいろなこと、教えてください。毎号楽しみにしています。ありがとうございました。
▼返信▼
 ご応募、ありがとうございました。新しい投稿者の方が増えて欲しいという魂胆が丸見えだった企画ですが、お陰さまで、初投稿の方が何人もおられて嬉しく思いました。今後とも、いろんなご意見をお聞かせいただければありがたいです。
▼mogimogiさんから▼
 Kit先生、先日、厚かましく写真をお送りしたmogimogiです。毎日楽しみに「お散歩デジカメ」を見ております。

 そして、またも吃驚いたしました。先生に写真を見て頂き、今度はお褒めの言葉を頂きました。もう、嬉しくて思わず涙が出そうになりました。6?才にしてはじめてカメラというものを持ち、その面白さを発見して楽しんでいます。ですがシャッターを押す時の手ぶれは遺憾ともし難く、仕方がないので三脚を使うことにしました。

 カメラは持つのも面倒、と言っていた私が、今は三脚まで持とうという変わり様に自分でも可笑しいくらいです。カメラを始めて良かったと、勧めてくれた人たちに感謝しています。そして、お褒めの言葉を頂いた感激を忘れることはないでしょう。有難うございました。心より御礼申し上げます。
▼返信▼
 いいえいいえ、なんでもないことです。写真を生業としている身にとって、写真の愛好家が増えるのは喜び以外の何ものでもありません。お年を召されても、初心者でも、それなりに楽しみが味わえるのが写真です。また投稿してくださいね。
≪撮影会ネット・Kit-Photoグループ≫ ホームページ情報
 撮影会ネットは、キットの撮影会に参加した人たち、いつかは参加しようという人たちのメーリングリストです。 「ふぉとぎゃら」が2003年ニフティ・ホームページ・グランプリの最終選考にノミネートされました。
@niftyホームページグランプリ2003
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▼biwakokayoさんの投稿写真▼
 kit先生、お久しぶりにメールします。biwakokayoです。
 半月ほどNYに行って来ました。帰ってきたら、メールがいっぱいたまっていました。とりあえず、「お散歩デジカメ」だけを優先的に読みました。なぜなら伊良湖のじいちゃんがオーストラリアから帰ってこない?とか大騒ぎになっている状態で出発したのでずーっと気になっていました。無事に帰国されていたようなので安心いたしました。

 今日はホワイトバランス設定の説明がありましたので、ついでにお聞きしたいと思い写真を1枚送ります。NYのヒルトンホテルのロビーで、ハロウィンのコーナーをノーフラシュで撮りました。薄暗かったのですが、フラッシュをたくと雰囲気が壊れるような気がしたのです。でも、画面が少し暗すぎるような感じです。こういう状態の時はどういう風にしたらいいのでしょうか?教えてください。お願いします。

 データ:SONY P-5、WBオート、-0.3 だと思います。


講評
 しゃがみこんでかぼちゃを見つめている子どもの姿が後向きだし、ちょっと小さいのが難といえば難ですが、全体的にはアート風の面白い写真になっています。ホワイトバランスをオートにしたままで撮ったのが良かったですね。

 最近のデジカメは、白熱灯下で撮った画像に関しては、暖かい雰囲気を残すために、赤被りを完全には補正せず、若干残すようにしたものが主流になっています。この赤被りのお陰で、室内の暖かい雰囲気が生きたわけです。ホワイトバランスが晴天や曇天の設定だと全体がほとんど真っ赤な状態になってしまうので、こういう場合はオートが正解なのです。

 ストロボを使わなかったのは正しい選択です。ストロボを発光させると、露出はピントが合った部分、この場合は中央の藁のかたまりの部分にしか合わず、手前は反射が強すぎてギラギラしてしまうし、奥は光が届かないのでうんと暗くなってしまいます。室内なのでシャッター速度は稼げません(この程度の明るさなら1/20前後)が、手ブレに十分気をつけて撮れば撮れないスピードではありません。念のために、同じ画像を何枚か撮っておくことです。

 -0.3の露出補正をかけたのが、全体が暗くなった原因です。ただ、露出補正なしだと、シャッター速度はもっと遅くなってしまいますので、ボクならたぶん、同じようにマイナス補正をして撮ると思います。とてつもなく暗い画像にならない限り、ある程度のアンダーの画像ならば画質を落とすことなくレタッチで明るさを調整できるからです。本来ならばカメラから取り出した時点でちゃんと写っているのがいいのですが、状況が許さないというような場合の緊急避難措置として、こういう手段もあるということは憶えておいてもいいでしょう。
 参考までにレタッチして補正+0.3ぐらいの画像を作ってみました。このぐらいなら簡単にできますので、お勉強してください。

 ところで、ハンドルネームから察するに、biwakokayoさんは琵琶湖のほとりにお住まいですか?良かったら、来年2月の伊良湖岬撮影会にいらっしゃいませんか?4月には関西地区でも開催の予定ですよ。

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撮影会のお知らせ
 12月の撮影会は組写真に挑戦!
もちろん、忘年会もやるよ。


場所: 東京都内
日時: 12月21日(日)
集合: 午後6時に、追って通知する講評会場にお集まりください。
撮影対象: 各自、前日(20日)午後6時以降の24時間以内に、東京都内で撮影した「都市風景」画像を持ち寄ります。場所は都内であればどこでも構いません。「都市風景」に限ります。独自の切り口で「東京」を捉えてください。行動は一人でも、お友達と一緒でも自由です。
発表: 撮影会作品集には、「統一的なテーマ」に従って、5枚以内の組写真として発表していただきます。どのようなテーマでも、自分なりに自由に決めてください。
講評会: 午後6時から講評会を行ないます。会場は決定次第通知します。受付も同時に行ないます。
講評会の時点ではまだ統一テーマを発表する必要はありません。ですから、最初からテーマを決めて被写体を探すもよし、たくさん撮った画像から選び出してテーマを決めても構いません。
オフ会: 講評会後、または講評会を兼ねて忘年会をやります。
会費: 3000円(忘年会費は別途5000円程度を予定)
講評会、忘年会の会場予約の都合上、
今月末で申込みを締め切ります(とりあえず)。

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