Kit the genius'
☆ 1日1枚 

Fujifilm Finepix4500 Camedia C-4100

邪魔するな! 2003/11/30 SUN
 午後から子ども会がクリスマスの飾りつけをやることになっているので、今日は子どもたちがどこにも出かけない。日曜日、外は雨。条件が整いすぎている。
 こういう条件下で子どもたちがどういう行動をとるかというと、遊びたいけど濡れるのは嫌、当然ながらマンションの建物内で遊ぶことになる。最近はもっぱら室内遊びをする子どもが多いらしくて、世間ではそれが「子どもの情操発達に悪影響」だとか、「体のバランスが正常に育たない」などといって問題視されているようだ。だが、うちのマンションのガキどもには一切通用しない。こいつらは、一時たりとも室内でじっとしているなどできないヤツらなのだ。
 廊下を走り回るヤツ、エレベーターホールを占拠してサッカーをやるヤツ、階段でかけっこをやるヤツ、さまざまだが、そのうちに飽きてくるとこうして人の仕事を邪魔しにくる。
 急ぎの原稿があったので必死にキーを叩いていたら、目の前の窓が突然開いてこいつらが顔を出した。「中で遊ばせて!」というのでそれだけは断ったが、かれこれ30分ほども窓の下で騒いでいた。数分ごとに顔を出しては、「お菓子な〜い?」「ゲームやってんでしょ」「エッチな写真見てるんでしょ」などと茶々を入れてくる。ったく、お前らのオヤジと一緒にするなって・・!
【使えるワザ】 外は雨だが、室内との明暗差はけっこう大きい。明るいところをバックにしているので逆光で撮る感覚が必要。空に抜いて撮ったこれこれこれと同じワザだ。
 液晶モニターを表示しておいて露出補正幅を変えると、モニターの画像も補正幅に応じて明るさが変わるので、補正するときのメドになる。ただし、モニターの大きさはとても小さいし、画質は悪いし、戸外ではただでさえ見にくいので、全面的に信用しないほうがいい。真正面から見たときと斜めから見たときの明るさも全然違う。いつも言うように、露出ずらしで数枚は撮っておくのが一番間違いがない。
 この写真の場合は、彼女たちに予告して撮ったわけではなく、自然な表情を狙いたかったので一発勝負である。日頃から逆光の明るさに対する感覚を掴んでおかないと、なかなか一発では決まらない。それも、数撃った中から合格写真を選び出す中で培われる感覚である。
撮影データ
カメラ Camedia C4100
撮影日 2003/11/30
ISO感度 100
絞り値 F2.8
シャッター 1/40
露出補正値 +0.3
WB オート
R(-),B(+)
その他 絞り優先AE
コントラスト0
彩度+5
バックナンバーは
「天才キットのフォトギャラリー」
に展示してあります。

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▼sasaくんから▼
 キット先生sasaです。
 先日の「お散歩デジカメ」に翠仙さんから質問があった、マック用の縮小ソフトですが、紹介がないようなので、私が掲示板に投稿するときに使っているものを紹介いたします。

 以前も紹介したことのある、Photonick1.9.9がよいと思います。それに、デジカメのデーターを閲覧コピーできるPhotoPathfinder1.2.5も便利です。
 また、ファイルにサムネールを付けたり、外したりできるICONickも便利です。いずれも作者「田中康之/たなか やすしさん」のホームページにあります。OSのバージョンごとにありますので、OS9とOSX、それぞれお使いのOSに合ったものを使ってみてください。ICONickはOSX用はないようです。
 いずれのソフトも、画像データをソフトのアイコンにドラッグするか、画像データの入っているフォルダーをソフトのアイコンにドラッグすると使えます。
 田中康之さんのソフトは前述のホームページに、また、vectorのここにマック用のソフトがいろいろあります。

 Photonickでの画像の縮小を簡単に述べますと、画像ファイルを開いて、ファイルメニューの全自動処理を開いて、メール用かホームページ用かを選べば適当な大きさに変換でます、手動でファイルサイズの指定もできます。ファイルサイズをさらに小さくするには、チェックを入れますと投稿用の100KB以下になります。僕の場合は80KBになります。全部フリーのソフトですので、Macユーザーの方いかがですか。
 おせっかいやきのMac使いsasaでした。
▼返信▼
 ありがとう、こういう投稿を待ってました。ボクはMac使いじゃないもんだから、Macに関する質問を寄せられると往生してしまいます。これからも助けてください。
 翠仙さん、sasaさんご紹介のソフトでいかがでしょうか?
▼hermesさんから▼
 とっても楽しそうな撮影会の様子、ベベッカムさんのスナップ写真と軽妙な解説で大いに盛り上がったバーベキュウ大会(いや、撮影会でしたっけ!?)の様子がじかに伝わってきます。参加できなかった悔しさ倍増です。
 皆さんの写真を拝見してやはり、撮影会という雰囲気の中で、一生懸命いい写真を狙って撮影されている緊張感が良く伝わってきます。皆さんそれぞれ素敵な写真を撮られていてとても印象的でした。中でもつるさんの幻想的な写真は最高です。
 次回の撮影会は必ず参加します。
▼返信▼
 次回、12/21は忘年会を兼ねてですから、また楽しい集まりになりそうですね。現在16名参加の予定です。初参加の方も何人かおられますので、みんなでう〜んと可愛がってあげましょうね、ふふふっ。
「ふぉとぎゃら」トップページの切り番「55555」は、
塩釜の怪人日の丸さんの奥方、別名「日の丸特攻隊の妻」が
見事に踏んづけられました。11/29の21:58:40でした。

なんと、この日のアクセス数は928に達しました。
みなさん、ありがとうございました。次回は「60000」です。
▼ミズシマくんから▼
 いつもお世話になっております。12月21日の講評会及び忘年会に参加いたします。よろしくお願い致します。
▼返信▼
 初参加ですが、いつも画像掲示板で写真を拝見しているので初めての感じがしませんね。ほんとに変なヤツなのかどうか、お目にかかるのが今から楽しみ。よろしくお願いします。
▼ケンゾーさんから▼
 撮影会の作品を拝見しました。同じ被写体でこうも違った作品になるものかと感心しました。参加した皆さんの今までのお話を聞いていると、それほど本格的にやっていらっしゃるようには見えないのですが、私から見ればうならせられる作品の数々です。これはとりもなおさず、御本人の感性もさることながら、よき指導者の指導の賜と思います。
▼返信▼
 いいえ、ケンゾーさん、それは違います。
 確かに、みなさんデジカメに首までハマってしまっていることは事実ですが、どなたも、ほんの数ヶ月前までは超ど・シロートだったんですよ。
 写真というのは、ほんのちょっとしたコツさえ憶えれば、誰にでも簡単にいい作品が撮れるものなんです。このメルマガは、それをみなさんに伝えたいがために始めたようなものなので、ほんの数ヶ月で「おーっ!」というような写真が実際に撮れるようになった参加者のみなさんを見ていると、ほんと嬉しくなってしまいます。ボクの始めたことは、最初はけっこういろんな人(=特に同業者)にバカにされたのですが、ザマミロという気分です。
▼クロニャンさんから▼
 素直に「カラスは山に」を「簡単」と受け取って、こんな淡彩画のような良い写真が出来るなら、写真って簡単と落とし穴に落ちそうになります。
▼返信▼
 え〜ん、嘘じゃないもん。ほんと、簡単なんだもん・・・。
昭和記念公園撮影会の作品集をアップしました。「ふぉとぎゃら」から「写楽道場」⇒「撮影会」とお進みください。こちらからもご覧いただけます。
▼モトくんから▼
 kit先生、MLの皆様 はじめまして、モトと申します。写真とデジカメが好きで2ヶ月くらい前にこちらのメルマガに登録しました。毎日、先生の写真を拝見しては感動し、続く解説に目からウロコで完全にはまってしまいました。

 それまでは、写真が好きとは言っても、絞りや露出ってなんのこと?面倒臭いのはそっちのけーで見ないことにしていました。それが今では、カチャカチャ設定をいじって撮るようになりました。今日は、先生お薦めのPLフィルタを買ってきました。ついでにEOSのkissと10Dのカタログを貰ってきて嫁に睨まれています。全部先生のせい、いえおかげです(笑)。

 当方、新潟なので撮影会にはなかなか参加できませんが、気持ちの盛り上がりは負けてないぞぉってことで、MLの54か55番目くらいに登録させていただきました。ご挨拶が遅くなり大変失礼致しました。なぜか登録した翌日より仕事が忙しくなり、「お散歩デジカメ」を4日毎にまとめ読みをしている状況です。MLに至っては未読の山てんこ盛りで追いつけません。解除も考えましたが、なんとか皆様に追いくように努力しますので、ひとつなが〜い目で見てやってください。よろしくお願い致します。
▼返信▼
 まあ、のんびりと構えていてください。そのうち、嫌でもみんなと一緒に走り出すようになりますから。そうなったら、人生終わりですけどね(笑)。
≪撮影会ネット・Kit-Photoグループ≫ ホームページ情報
 撮影会ネットは、撮影会に参加した人たち、いつかは参加しようという人たちのメーリングリストです。メールでの情報交換、画像掲示板を使った写真のけなしあいなどが連日行なわれています。 「ふぉとぎゃら」が2003年
ニフティ・ホームページ・グランプリの
最終選考にノミネートされました。
@niftyホームページグランプリ2003
現在の会員数は74名です。
2ヶ月で倍になりました。
kit-photoグループに参加しませんか?
投稿写真をけちょんけちょんにけなすコーナー
▼よしくんの投稿写真▼
 キット先生、
 いかにプロとは言え、「お散歩デジカメ」「天才キット世界を撮る」(NiftyHPコンクールノミネートおめでとうございます)と、その作品からすばらしいエネルギーを頂戴しております。以下は私が考えた「お散歩デジカメ」のキャッチコピーです。

 『HTMLならではの魅力的なデジタルカメラの世界。八面六臂の大活躍、天才キットのエネルギー源は?酒?それとも生来の芸術家魂!??興味尽きず 。このメルマガからは、子どもの感性をくすぐる映像がたくさん受け取れますよ!先ずは登録してみて』

 さて、メルマガのカット用に近所で何枚か撮ってみました。晴れてきたので表に出たのですが、すぐに曇ってしまいました。位置的には半逆光です。できれば、ご指導ください。

 カメラ:オリンパス・カメディアC750 ISO200 露出補正-0.3 1/400


講評
 よしくんはマンホール以来ですね。お久しぶり。ところでこれはなんですか?カラスウリでしょうか。でも、写した場所は山の中じゃなさそうですね。
 ピントや露出などの技術面ではなんら問題ありません。ただ、被写体の捉え方と構図には改良の余地ありですね。

 まず、被写体の捉え方ですが、あまりにも余計なものが写りすぎています。赤い実のすぐ下にある虫食いの汚い葉、右下に見える柵のようなもの、これらはなくてもいい、というよりむしろ、あってはいけないものです。背景もごちゃごちゃし過ぎています。これだけ余計なものが画面にあると、トリミングのしようもないし、レタッチで誤魔化すこともできません。撮影する段階で、余計なものを手で取り除くか、それができなければ、余計なものが写らない画角、アングルで狙わなくてはいけません。

 こういう、ごたごたした環境にある被写体を写す場合、よく見られる手法が空に抜くやりかたです。空をバックにすることで、地上にある余計なものから逃れるわけです。また、下の汚い葉などは、蔓を少し引っ張ってやると場所をずらすことができますので、その上でズームインして、画面の外に追い出すようにします。

 次に構図です。メインの被写体が画面のど真ん中にくるのを「日の丸写真」といいます。安定感は抜群の写真になりますが、安定感が強すぎて面白みがなくなるのもそういう写真です。いわゆる図鑑写真(あるいはカット用)であればそれでいいのですが、もし鑑賞写真として作品作りをするのであれば、安定感が強すぎる写真はすぐに飽きられてしまうので、あまり得策ではありません。メインの被写体に脇役になるようなものを添えて、真ん中から少しずらしてやると、安心して見られる写真になります。この被写体の場合は、すぐ上にある綺麗な葉とうまく組み合わせれば、美しい写真になると思います。

 ただし、被写体によっては安定感が崩れると不快感を抱かせてしまうようなものもありますので、日の丸写真がすべてダメだと言っているわけではないんですよ。その点は誤解のないようにお願いします。たとえば、よく引き合いに出されるのが富士山ですね。富士山は不思議なことに、画面の端に置くとすごく不安感をそそるような感じがしてしまうらしいのです。やはり、ど真ん中が座りがいいようですね。

 メルマガのキャッチコピー、ありがとうございました。「子どもの感性をくすぐる」はいかにも教育者の発想ですね。当たっているかどうかは別にして、ありがたく頂戴しておきます。

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12月21日(日)の撮影会参加希望者は16名になりました。
本日をもって申込みをいったん締め切らせていただきます。
「なんとか割り込みたい」という方はご相談ください。

撮影会の地方シリーズ参加者を募集中です。
第2回中京シリーズ
2月28/29日
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第1回関西シリーズ
4月10/11日
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撮影会ネットの撮影会は、デジカメ初心者のための撮影会です。
ネット会員以外の方も数多く参加されています。
できるだけお金をかけないで、写真と仲間同士の交流を楽しむことが目的です。
「写真が表示されない」「投稿できない」など、
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