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Kit the genius'
☆ 1日1枚 

Fujifilm Finepix4500 Camedia C-4100

暖かな陽射し 2003/12/04 THU
 朝っぱらから電話。母親からだった。「おとうさんが・・・」というので、一瞬「来たか!」と思ったら、なんのことはない、「回転寿司を食べたいって言うの」だと。食欲旺盛で結構なこと!ここ数ヶ月、なんだか老衰の度が進んできたみたいで、かなり心配していたのだが、この分ならまだ大丈夫だな。
 で、仕事を中断して実家に行った。お車で回転寿司までご案内申しあげ、たらふくお食べいただいてから送り届けた。しかし、なんで回転寿司なんだろう。普通の寿司屋じゃダメなんだそうだ。84歳になって嗜好が変わった?
 ついでなので、実家の近所の水元公園を散歩。快晴で風もなく、すこぶるいい気分だった。近所のお年寄りが全員集まったかと思うぐらい老人がおおぜい来ていた。釣りをするもの、絵を描くもの、写真を撮るもの、ベンチでおしゃべりしているもの、さまざまだ。子どもたちの姿がないと、公園の雰囲気もずいぶん違う。静かで平和、動くものはすべてゆったりだ。こっちもつられてのんびり気分、運動にはならなかった。撮った写真ものんびりしたものばかりだった。
【使えるワザ】 昨日の投稿写真のコーナーに掲載したくろさんの作品講評がちょっと抽象的すぎたと感じていたので、作例を撮るつもりで撮った1枚。風景の切り取り方で写真の印象が変わるという点を具体的に示したかったのだ。
 小さい画像なのでちょっと分かりにくいかも知れないが、この風景の中で目につくものと言えば、「茶色く紅葉したメタセコイア」「青空を映す湖面」「初冬の陽射し」「黒く伸びた影」「青空」「ベンチ」「ベンチに座った一人の老人」といったものだが、それを総花的に写すとこういう写真になる。綺麗だが、ただそれだけの写真でポイントがない。いろいろな部品を詰め込んだだけで、主役が見つからないのだ。
 そこで、3歩ほど前に出て、さらに1歩右に寄った。メタセコイアとベンチの老人の位置関係を自分が動くことで調整し、老人を写真の主役にする意図で撮ったのが今日の1枚。初冬の暖かな陽射しを背に受けて、のんびりと日向ぼっこをする老人に、否が応でも眼が引き寄せられるはずだ。
撮影データ
カメラ Camedia C4100
撮影日 2003/12/04
ISO感度 100
絞り値 F5.6
シャッター 1/320
露出補正値 -0.7
WB オート
R(-),B(+)
その他 絞り優先AE
コントラスト+5
彩度+5
バックナンバーは
「天才キットのフォトギャラリー」
に展示してあります。

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読者からのメールや質問やヤジ
▼砂名ちゃんから▼
 書斎が「北向き」と聞いて、先生の奥様のさりげない心遣いを、ひしひしと感じました。(12/1「連日の雨」号)なぜなら、風水では書斎や仕事場を「北向き」とくに「北西」にすると、出世すると言われているからです。
 でも先生。やおらズボンのベルトを抜き、電柱にカメラを縛り付けている人って、かなり怪しいと思いますが…。
▼返信▼
 うちの鬼嫁が風水などという知識を持っているはずはありません。また、ボクが出世していない以上、その風水の定理も怪しいもんです。
 ふむ、確かに怪しい。よい子は真似をしないように・・・。
▼だんちゃんから▼
 キットさん、だんちゃんです。
 宣言どおり、「メコンを渡る風」できり番を踏みました。整形外科へ行く都合により、一人で20数カウント、クリックしてしまいました。これでホッと一息つけたので安心してに行ってきま〜す。きり番を狙っていた方、申し訳ありません。
 額装写真をどれにするかは、また、嫁と相談の上で連絡させていただきます。また持ち出しを増やしてしまいましたこと、お詫び致します。
 では、ウキウキ気分で・・・行くのは医者かぁ〜ぁ・・・。
▼返信▼
 立て続けに2回目ゲットですね。おめでとうございます。このところ、切り番ゲットのスピードが以前の倍以上早くなっているので、ちょっと次回までの間隔を空けようかとも思ったのですが、そんなことをすると「せこい!」と言われるのは目に見えているので、我慢して小遣い節約に努めたいと思います。
12月の壁紙をアップしました。
クリスマスらしい1枚です。
こちらからダウンロードできます。
▼to'doさんから▼
 「101枚」拝見しました。
 最後まで見て、また戻って・・・「ボツ」って何だろう?と考えてしまいました。どれを拝見しても、普通で言うところの「失敗したから」というものではなさそうな気がします。敢えて言うならば、あまりにも感性によるところが大きく、教える立場としての「技」を披露(文章として表現)出来ない・・・あるいは、読物としての面白みに少し欠けるといったことでしょうか。

 一つだけ・・・「湖面の二人」に写った子供の足は必要ですか?

 これからも楽しませて下さい。
▼返信▼
 いかん、読まれとる・・・。(この部分、昨日のまま)
 毎日撮影した写真の中からその日のメルマガに掲載する1枚を選ぶとき、基本的には自分が一番気に入った写真を選ぶようにしているんですが、確かに、その1枚でどんな文章が書けるかということを頭の隅っこでいつも考えてますね。といっても、昨日のみたいに、ほんとに何もワザがないときもありますし、今日のように、特定の意図をもって撮影したものを出すこともあるので、必ずしも「書くこと」最優先ではないと思います。

 「101枚の秋」の写真は、メルマガに掲載されたものの再録を除けば、「一番じゃないけど捨てるには惜しい」というものの中から選んだものです。100枚に絞るのはけっこう大変でした(101枚にしたのはタイトルとして座りがいいかなと思ったからです)。

 「湖面の二人」の子どもの足は、意図的に入れたものです。「夕焼けの川面(「101枚」には縦位置の写真あり)」でもやはり水面上の足を入れていますが、水に映ったものが結果であるとすれば、水上のものは原因ですから、その原因を一部だけでも入れてやることで、写真に安心感が出ます。穏やかな印象を狙った写真なので、その安心感を大切にしたかったわけです。
 水面の影だけで作図する場合ももちろんあります。ですが、その場合は、絵としての面白さが強調される結果になるので、狙った意図とは別の写真になりますね。
≪撮影会ネット・Kit-Photoグループ≫ ホームページ情報
 撮影会ネットは、撮影会に参加した人たち、いつかは参加しようという人たちのメーリングリストです。メールでの情報交換、画像掲示板を使った写真のけなしあいなどが連日行なわれています。 「ふぉとぎゃら」が2003年
ニフティ・ホームページ・グランプリの
最終選考にノミネートされました。
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投稿写真をけちょんけちょんにけなすコーナー
▼ペケさんの投稿写真▼
 こんにちは。北海道大雪山近くで暮らす「peke」(ペケ)と申します。デジカメはFinepix1700Zです。

講評
 朝日でしょうか夕陽でしょうか、とにかく、太陽が余計です。群青色の空のグラデーションと、それをバックにした山のなだらかな姿を写したかったのに、カメラを向けているうちにもったいなくなって、太陽までなんとか画面に入れようとしたのでしょう。ペケさんの心理状態が見え見えです。

 なかなか姿のいい山なので、そこに視線を集中しようとするんですが、右端の太陽がどうしても邪魔になります。そちらに視線が引っ張られるのです。結局、画面の右と左をキョロキョロさせられることになって、散漫な印象しか残りません。写真を撮るときは、常に引き算を心掛けるようにしてください。あれもこれもと欲張ってはいけません。下の写真はペケさんの作品の一部を切り取ったものですが、この方がよほど落ち着いて鑑賞できます。

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投稿作品の在庫が常時20点ほどたまっている状態がずいぶん続いていましたが、撮影会ネット参加者のみなさんは画像掲示板で毎日けなされているので、こちらには回ってこなくなりました。お陰で在庫が僅少になっています。1週間ほどで掲載できますので、ふるってご投稿ください。

撮影会の地方シリーズ参加者を募集中です。
第2回中京シリーズ
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愛知県伊良湖岬
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現在、申込み16名です。
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現在、申込み9名です。
撮影会ネットの撮影会は、デジカメ初心者のための撮影会です。
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