Counter

Kit the genius'
☆ 1日1枚 

Fujifilm Finepix4500 Camedia C-4100

陽だまり 2003/12/23 TUE
 仙台なんかに出かけていって遊んでいたものだから、今日は3日分の配信をしなければならない。マンション関係の仕事もあるので、とてもお散歩どころではなく、仕方がないので昨日の写真でお茶濁し。
 朝、塩釜から仙台に出る際に、塩釜駅で撮った1枚である。なんでも、石巻あたりで人身事故があったらしく、仙石線は上下ともえらく遅れていた。仙台方面のホームは一杯だったのに、石巻方面のホームはちらほら。そのホームでは、陽が当たる部分だけに人が集まっていて、こちら側から見ていると、そののんびりムードがなんだかクスッと笑いたくなるような可笑しさだ。東京ならみんなイライラして殺気立っているところだろうが、田舎の人たちはこんなときでもゆったりしている。前日に東京のスナップを撮ったばかりだったので、その対比がとても面白く感じた。
【使えるワザ】  正面からの撮影なので、撮っているところを気づかれたら自然な表情がもらえない。幸い、人物のすぐ後は壁なので、ピントが抜ける心配はない。こういうときは、ヤマカンでフレーミングする。お腹の前辺りでカメラを構えている。こういう、ホールディングがいい加減な姿勢のときは、とにかく手ブレしないようにシャッター速度に気をつけることが大切。画面に遠近差がほとんどないこういうシーンなら、絞りを絞る必要がないので楽だ。
 じいさんがあくびをしたのはたまたまで、ほんとラッキーだった。二人がけっこう楽しげに会話をしていたので、その様子だけでも絵になると思っていたのだが、シャッターを切った瞬間に大あくびが出た。おじいさん、ありがとう!
 たぶん質問が出ると思うので前もってお答えしておく。じいさんたちに撮影許可はもらっていない。ホームページへの掲載許可ももらっていない。厳密に言うとルール違反である。だが、こういう写真が世の中からなくなってしまったら寂しいね。なくならないのは、撮影者がいざとなったら責任を取る覚悟をしているからだ。どこまでならクレームにならないかを判断する平衡感覚、常識に自信のない人は、やめておいたほうがいい。
撮影データ
カメラ Camedia C4100
撮影日 2003/12/22
ISO感度 100
絞り値 F2.8
シャッター 1/1000
露出補正値 -0.7
WB オート
R(-),B(+)
その他 絞り優先AE
コントラスト+5
彩度+5
バックナンバーは
「天才キットのフォトギャラリー」
に展示してあります。

表示されないときはこちら
毎日、多数のメールが寄せられるので、直接のご返事は原則としてご勘弁いただいています。数日遅れになることもありますが、下のコラムに掲載してご返事とさせていただきます。ただし、実名は掲載いたしません。ご了承ください。
天才キットが送るメルマガ


もどうぞよろしく!
購読解除はこちら
読者からのメールや質問やヤジ
▼のりおくんから▼
 のりおくんです。Kit先生、日の丸さん 大変お世話になり有難うございました。無事、帰られ何よりでした。新橋を出るのが遅かったので、バスの出発時間ギリギリになったのではと気にかかっていました。
 Kit先生、美味しい牛タンを食べ、無事帰られますよう。お散歩デジカメを待っています。
▼返信▼
ははは、バスの時間はほんとぎりぎりでした。5分前に滑り込みセーフです。バスの中ではやっぱり熟睡なんか無理ですね。翌日は一日中ぼんやりしていました。しゃきっとしたのは牛タンのときだけ・・・(笑)。
▼吉おばちゃんから▼
 キット先生とみなさまへ、吉おばちゃんです。
 昨日も本当にお世話になり、有難うございました。8月末のお台場の撮影会からまだ4ヶ月しか経っていないのに、こうして皆さまと楽しく過ごさせていただき、違う世界がぐーーんと広がった気がします。先生を始め、多くの方とお知り合いになれて嬉しいです。

 日の丸さん、無事に帰られたようで良かったですね。美味しい魚を私もいつの日にか、ご馳走になりたいです。

 「ドシロートでもちょっとコツを飲み込めば、少しはいい写真が撮れる」という先生のお言葉、こういう先生にお目にかかれて本当に良かったと思っています。お台場の時には、露出も夜景の撮り方もまったく知らず、一体どうしてとればいいんだろうと一人悩みながら、あの暗くなったお台場をとぼとぼと歩いていたことを思い出します。

 でも昨日、クリスマスのイルミネーションが溢れる原宿で、シャッタースピードや露出を変えていろいろ試してみると、きちんと夜景が写っている。これはもう私にとっては一大革命でした。この嬉しさはドシロートにしか分からないかもしれませんが、本当に感激しました。「露出を変えて何枚も丁寧に撮る」というアドバイスを頭の隅に入れ、すべてが大雑把な私が露出を変えて何枚も撮りました。何軒ものお店から「撮らないで下さい」と脅かされ、最後の方は恐る恐る撮っていましたが、こうすればちゃんと写るんだというのは本当に目からウロコでした。

 あと2-3年もすれば、世界は竹内なんとかさんではなく、確実にキット先生のものだろうと思います。カメラを持っていない日本人などいないし、世の中はもう完全にデジカメの世界です。そして撮り方なんて全く知らない私のようなドシロートばかりです。でも、ちょっと知るとこんなにはまってしまうのですから、先生のような方が引く手あまたになるのは時間の問題でしょう。もっとも八ちゃんが「先生はこのままの方がずっといいんだがな」とおっしゃっていたのには、私も同感ですが。

 酒びんを頭に抱え、サイトには脅かしの文句がいっぱいの先生の撮影会に出かけるのには最初勇気が要りましたが、出かけてみて本当に良かったと思いました。これで写真の世界にもすっかりはまりました。これからも時間とお金の許すかぎり参加させて頂きたいと思っています。よろしくお願いします。
▼返信▼
 今回の吉おばちゃんの写真はすごかったですね。なんだか、執念みたいなものを感じましたよ。カメラの技術はなくても、もともと感性は飛びぬけたものがあるので、これで技術を憶えれば鬼に金棒です。今回はその片鱗が見えていました。

 まあ、ボクが竹内なんとかさんに取って代わることはないでしょうが、確かに、写真人口の9割はデジカメ、コンパクトの人々ですから、そういう層にもっと写真を楽しんでもらうことができれば、業界全体の底上げにもなるわけだし、ボクのメルマガも少しは社会に役立つのかなと思ってます。


▼ぽかりちゃんからの返信▼
 吉おばちゃん様、ぽかりです。撮影会のレポありがとうございます。
 大変充実した楽しい撮影会だったこと、吉おばちゃんのお話ぶりからよーくわかりました。24人もの大人数でわいわいさわぎながら先生と語り合えるのって、とっても楽しいことだろうなぁと、やはり参加できなかった者としましてはうらやましい限りです。でもこうしてその一端でもお話していただけると、こちらとしても参加させていただいたような気になって、うれしいものでした。
▼よしくんから▼
 キットデジカメ東京撮影会参加の皆様、「よしくん」と申します。21日の東京撮影会では、お世話になりました。
 昼間は一人で本郷界隈を徘徊しておりました。折からの快晴で、マイナス補正に戸惑いました。128Mのカード2枚をSHQモードで撮りきりましたが、カメラでの編集はとても無理とあきらめ、パソコンカフェを探しました。
 ところがあたりには見当たりません。探して時間を取るよりも……。と言うことで、知っている京王線仙川のパソコンカフェまで行き、サムネールだけで10数枚を選び、USBポケットビットに送り、急いで新橋に引き返したのですが、すでに6時を過ぎておりました。初参加で、遅刻。申し訳ありませんでした。

 キット先生の、ご説明はたいへん勉強になりました。特に「写真は引き算である」というお言葉が印象になりました。伊良湖のじいちゃん師匠からも、同じような啓示を頂きましたが、要するに写真は「心をどう込めるかである」と写真を見ながら説いて頂き、写真が芸術なり得る条件を学ばせて頂きました。
 今後は掲示板にupされる皆様の作品を、そのような気持ちで見せて頂き、また私自身もシャッターを切りたいと思います。お仲間に入って間もないのですが、今後とも講評後の忘年会のようなざっくばらんなお付き合いをお願いいたします。どうもありがとうございました。
▼返信▼
 「打たれ強いよしくん」は、お散歩ネットのみなさんの間ではすでに有名人でしたので、みなさんもどういう人なのかなと興味津々だったと思いますよ。お会いしてみるとなかなかの紳士でいらっしゃるし、ボクの尊敬する米長名人にそっくりだったので、とても身近に感じました。これからもよろしくお願いします。
▼KAHOちゃんから▼
 みなさん、こんばんわ。KAHOです。昨日の撮影会&忘年会ではお世話になりました。
 お台場で駅がどこにあるのか(またもや(^^;)わからなくなり、5時には到着して編集をする予定が、すっかりと狂いまして、結局は遅刻、、、(なんで、いつも!お台場駅がわからないんだろう)。

 皆さんの作品に夢中で見入ってしまいしまい、皆さんとも沢山お話をしたかったのに、あっという間に時間が来てしまいました。懐かしい方々は当然のこと、初めて参加された方々とも片言くらいしかお話できなくて、後ろ髪ばりばりに引っ張られました。でも!初めてお会いする方々が、ぜんぜん初めてだという気がしなくて、昔からの知り合いのような気がして、なんだか、とっても嬉しかったです。

 都会の切り取り方は、皆さん実にさまざま。まず、何処に行くのか、行かないのか、何を見るの?何を感じるの?何かテーマがあるの?というようなことが千差万別で、とにかく、とにかく、どんなに沢山の枚数の写真を見ていても、ぜんぜん飽きないのです。写真って、その人の目、その人の感性、その人の価値観、その人の人生観、その人のその人そのものだなぁ、と、改めて感じ入った次第。

 お一人お一人の作品に、吸い込まれっぱなしでした。(その割には、よく食べてた?目の前のおでんをほとんど一人でたらい上げていた?水もごくごく飲んでた?一日歩いて、お腹がぺこぺこ、喉もカラカラでした、おいしかった!)みなさん、また次回もどうぞ、よろしくお願いいたします。
▼返信▼
 今回の24人で海を撮ったのはKAHOちゃんだけでしたね。東京というとどうしても街の風景を思い浮かべてしまうものですが、海もまた東京の一部ですからね、発想が柔軟だなと思いました。

 おっしゃるように、同じ「東京」というテーマでも、人それぞれに見るところ、感じるところが異なっていて、講評も楽しかったです。また、組写真という、みなさんにとってはまったく初めての取り組みも、結果的にはいい試みだったなと感じました。仙台で日の丸さんと話し合って、この組写真講評会は今後も続けていくことにしました。ただ、撮影会という形ではないやり方でやることにします。ルールはお散歩ネットのMLで発表します。
≪お散歩ネット・Kit-Photoグループ≫
 お散歩ネットは、撮影会に参加した人たち、いつかは参加しようという人たちのメーリングリストです。メールでの情報交換、画像掲示板を使った写真のけなしあいなどが連日行なわれています。
現在の会員数は85名です。
kit-photoグループに参加しませんか?
投稿写真をけちょんけちょんにけなすコーナー
▼モトくんの投稿写真▼
 掲示板には、初投稿です。先生の教えに従って思いっきりプラス補正(1.7)してみました。ぶっ飛び過ぎでしょうか?でも、撮影意図であるこの日の寒々しさが表現できたと思っています。どうも構図というのがイマイチわかりません。この構図はどうですか?1本だからどーんと真ん中でいいかなと思ったのですが?寄せたり、斜めにしたりした方がいいのでしょうか?講評よろしくお願い致します。

撮影日時:03/11/13 露出時間:1/24 F値:5.5 露出プログラム:絞り優先 ISO感度:AUTO 露出補正量(EV):+1.7 測光方式:5点マルチ測光 WB:AUTO 機種名:Nikon COOLPIX990

【森ちゃんの感想】
 もとさんのポプラ、気持ちよく撮れていますね。露出意図もいいのでは。寒々した感じが出ています。私なら根元に寄りかかって遠近感を強調してみます。

【hanaちゃんの感想】
 真下に行って、ぐーんと撮ればいいんだとは思っていても、「これで真下!」としたものが、後でみるとまだまだ遠かったということが多々あります。コントラストをあげてみたらどうでしょうか?

【けんちゃんの感想】
 モトさん こんばんは。いきなり難しいのできましたね。
 幹の部分と、梢の適正露出差が大きくてどちらかが犠牲になるんですよねぇ。ボクも先生の講評が楽しみです。


講評
 お散歩掲示板に投稿された講評希望作品の第一号です。他の読者からのレスがつくので、ボク一人だけが講評するより、多様な意見や感想が聞けることになります。みなさんもご利用ください。講評を希望する旨、書いていただければ取り上げます。

 さて、露出補正の幅はこれでOKです。梢の細い部分が飛んでしまうぎりぎりぐらいのところで抑制されていて、これ以上プラスにはできないところでした。ただ、プラス補正をかけると、力強く描写したい幹の部分がか弱い印象になってしまうので、ここはhanaちゃんが言うように、コントラストを上げて乗り切るしかないでしょう。カメラでコントラスト補正が効かない場合、あるいは不足する場合は、レタッチで修正すれば足ります。

 構図的には、「寒さ」を表現するにはやや不足があります。画像のインパクトは弱まりますが、左右と上の空間をもっと空けてやれば寒寒とした感じがもっと出ただろうと思います。しかし、この木はなかなか枝ぶりもいいし、まだ黄色い葉っぱも残っているので、孤独感や寒さをこれで表現するのは難しいんじゃないでしょうか。むしろ、空を突き刺すように伸びる木の力強さを強調してやるほうが、白バックの効果をより生かせるのではないかと思います。

 その場合は、森ちゃんやhanaちゃんが言うように、もっと近寄って幹の根元の部分をどかっと大きく入れてやったほうがいいでしょう。梢の部分も画面の外への広がりを出すために、一部を切ってやるといいのです。下に参考画像を載せましたが、幹にもっと近づいていれば、写真の下部は真っ黒な幹がどっかと居座る形になりますので、より迫力のある写真になるでしょう。

 ワイドコンバーターを使ってうんと近くから撮れば、幹の部分は大きく、上にいくに従ってすぼまる形に写ります。そうすると、梢の部分は左右と上の空間が広がりますので、「寒さ」の意図が表現できたかも知れません。

表示されない場合はこちら
海の幸と富士山とくれば、
撮影どころじゃないかもしれない大会
1月の撮影会は西伊豆の海岸線を巡りながら、富士山や冬の海の風景を撮影します。東京からはバスを仕立てますので、講評会も車内で行ないます。

日時:1月25日(日)午前7時渋谷集合、帰着は午後10時予定
撮影場所:沼津市内、戸田町内
会費:3000円+バス代(85,000円を人数割り)+各自食事代
講評会:帰途の車中でテレビに画像を投影しながら行ないます。飲み物などを持ち込んで、楽しくやりましょう。

(注)東京からの最低催行人数を10名とします。申込みが10名に満たない場合は中止します。人数次第では、横浜、沼津でのピックアップも検討します。

申込みはこちらから。

撮影会の地方シリーズ参加者を募集中です。
第2回中京シリーズ
2月28/29日
愛知県伊良湖岬
申込み

現在、申込み17名です。
第1回関西シリーズ
4月10/11日
奈良県吉野山
申込み

現在、申込み12名です。
撮影会ネットの撮影会は、デジカメ初心者のための撮影会です。
ネット会員以外の方も数多く参加されています。
できるだけお金をかけないで、写真と仲間同士の交流を楽しむことが目的です。
「写真が表示されない」「投稿できない」など、操作上のトラブルに関するQ&Aを設けました。
困ったことがあったらまずこちらへ。