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Kit the genius'
☆ 1日1枚 

Fujifilm Finepix4500 Camedia C-4100

1年後のベッカム少年 2004/01/04 SUN
 タケナガ家の新年会だった。
 毎年、暮れか正月の一日、両親のもとに3人の兄弟の家族が全員集合して忘年会、もしくは新年会をやる。3世代14人である。ボクにとっては、甥っこたちの成長を確かめるほとんど唯一の機会なので、飲むことだけではない楽しみがある。
 と、まあ、ボクの家族の話などを書いても退屈なだけだから別の話題。
 こないだの東京「組写真」撮影会の参加者たちの作品をホームページにアップした(下にリンクあり)。作品講評を書きながら思ったことは、写真好きの参加者たちも、意外に写真の撮り方を知らないということだ。昔のカメラと違って今のカメラは、シャッターを切りさえすれば一応それなりに写してくれるから、写真の良し悪しは偶然に左右される部分が大きい。昔と違って、たまたまいい写真が撮れたということがあるわけだ。
 しかし、写真というのは、志す者にとっては芸術だから、偶然に頼っているばかりでは上達しない。で、ワザを憶えればなんとかなると考えている人がおおぜいいるわけだが、実は、ワザの前に「眼」がなければ、形造って魂入れずということになってしまう。
 このメルマガでは、できるだけいろんなワザを、作例を使いながら解説するようにしているのだが、その前の「眼」の養成ということになると、月に一回の撮影会に参加してもらう以外に教えようがないのが実情だ。そういう意味で、組写真に取り組んでもらうことは、その「眼」を養う上で、とてもいい方法だと思った。今後、この手の撮影会をもっとやろうかなと考えている。
【使えるワザ】  1年前のベッカム少年が成長した姿である。
 今日は撮り方の作例。押すだけの撮り方は[1]、こういう写真はイヤと言うほど目にする。ちょっと写真をかじると[2]のように撮れるようになる。そこから引き算をする。作例のように撮れるようになれば一人前。何かに集中している人の表情は、ここまで寄れば絵になる。
[1]
[2]
撮影データ
カメラ Camedia C4100
撮影日 2004/1/4
ISO感度 400
絞り値 F2.8
シャッター 1/100
露出補正値 -0.7
WB オート
R(-),B(+)
その他 絞り優先AE
コントラスト0
彩度+5
内蔵ストロボ発光
バックナンバーは
「天才キットのフォトギャラリー」
に展示してあります。

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年始メッセージ特集
▼YUGOくんから▼
 YUGOです。いつも楽しくメルマガ読ませてもらってます。
 質問なのですが、デジカメでのKIT先生の記録画素数はどのくらいにしているのでしょうか?ネット上で扱うには640*480以下ぐらいでないといけないですが、写真にということになると、やはり2304*1728と比べると見劣りする気がするのです。高画素数で記録したものを掲示板に載せるためにリサイズするとノイズが出るので、それも困ってます。助言お願いします。
▼返信▼
 ボクがメインで使っているカメディアC-4100は、jpegでの最高記録画素数が2288*1712pxですので、よほどのことがない限り普段はそのサイズで撮影しています。画像の使用目的はもちろん主にWEB閲覧用ですので、それをリサイズ(縮小)しているわけです。ただし、いったん撮った写真は、今後どのような目的で使用されるか分からないものなので、できるだけ大きなサイズで撮っておくことを基本にしています。小さくリサイズするのは簡単ですが、拡大には限度があるし、技術的にも大変だからです。

 さらに、カメラに内蔵されているリサイズ機能に対する信頼感という問題もあります。300万画素数のカメラで200万画素の写真を撮ったとすると、カメラ内部でリサイズが行なわれているわけですから、取り出してパソコン上でリサイズしたのと同じことです。であれば、カメラ内蔵のソフトならノイズが出ないという保証はないことになります。カメラから取り出した原画像は素材であるということを考えれば、やはり最高の素材として取り出してやるのが正しいと考えています。あんなちっちゃな機械の中で、訳も分からないままリサイズされていると思うとぞっとしますね。やはり、自分が信頼できるソフトでやりたいということです。

 余談ですが、ボクのカメディアにはTIFF形式で画像を保存する機能もついています。この形式で撮る場合もないではありません。それは、ほぼ確実に他の目的で写真を使うことになることがはっきりしている場合です。上級機にはROWデータの保存機能がついていますが、ボクのは普及機なのでTIFFで間に合わせているというわけです。

 リサイズする際のノイズは、使用するソフトによっても出方がずいぶん違います。ボクが日常使用しているフリーソフトの「ViX」は、かなりノイズの発生が多いソフトですが、ウェブ上で使う程度の使い方ならそれでも支障はないので、使いやすさとexifデータの受け継ぎ機能を優先してこれを使うことが多いのです。
 シェアソフトで「縮小専科」というソフト(普及版500円、プロ版1000円)があります。ViXに比べるとノイズの発生が少なく、レタッチ機能もいろいろ揃っているのでお勧めです。ノイズリダクション機能も除去のレベルを変えることができるので重宝しますよ。水平調節なども簡単にできます。ただし、レタッチした後の画像にはexifデータは引き継がれません。
▼薄頭の鷲さんから▼
 いつも懇切なご指導ありがとうございます。
 「PL、Yx、Rx」などの光量が落ちるフィルターを使用する場合は、マルチパターン測光は信頼できないことがある、中央重点測光のほうが良い、と聞き及んでいますが、どのようなものでしょうか?通常はマルチパターン測光がベストですね。
▼返信▼
 そんなことはないと思います。もしあるとしても、よほど特殊な場合なんでしょう。ボクには経験がありません。

 測光方式の選択は、被写体によってこれがいいという場合もないではない(たとえば、どうしてもスポット測光でなければならないというような場合)のですが、どの測光方式がベストであるかは評価が分かれるところだと思います。マルチパターン測光といっても、メーカーによってマルチパターンの区切り方は違うわけだし、演算方式も違います。中央部重点測光でも同じです。

 要は、自分が通常使う測光方式に慣れるということが大切なのです。所詮は他人が、「これまでの膨大なデータを元にして」などと称して作り上げた計算式に頼るわけですから、最終的には自分の判断でそれを修正していかないと納得はできないということです。他人が作り上げた計算式がどんなに優れたものなのかは分かりませんが、仮にすっごい計算式であったとしても、あんなちっこいカメラの中でカチャカチャ算盤はじかれていると思うと、ボクは全面的に信頼する気持ちにはなりません。
▼to'doさんから▼
 みなさん、新年明けましておめでとうございます。本年もみなさんの写真を拝見しながら少しずつですが自分の形を作っていきたいと思います。

 昨夜は、風向きも良く、ベランダで増上寺の鐘の音を聴きながら新年を迎えました(初詣はこれからですが)。今年は何か良いことがありそうな予感。
 みなさまの御多幸を心よりお祈り申し上げます。
▼返信▼
 to'doさん、おめでとうございます。こないだの東京撮影会でお目にかかれなかったのは残念でしたが、今年はご一緒できる機会もあるでしょう。楽しみにしています。
12/21に行なわれた、東京組写真撮影会の参加者の作品を
展示しました。こちらからご覧ください。ご意見、ご批評などい
ただければ幸いです。
≪お散歩ネット・Kit-Photoグループ≫
 お散歩ネットは、撮影会に参加した人たち、いつかは参加しようという人たちのメーリングリストです。メールでの情報交換、画像掲示板を使った写真のけなしあいなどが連日行なわれています。
現在の会員数は94名です。
最年少は小学5年、
最高齢はたぶん70歳ぐらい・・・?
デジカメ好きなら誰でも歓迎!
kit-photoグループに参加しませんか?
投稿写真をけちょんけちょんにけなすコーナー
▼はるこちゃんの投稿写真▼
 キット先生、はるこです。もう一枚お願いいたします。
 大好きな泉涌寺です。まったくの覚書写真ですので、講評には?と、思いますが、このような建物を撮るときは、どんな風に撮ればよろしいのでしょうか。部分を撮っても、何処の写真だか分からないし、山門から下の方にある、ちょっと特殊な位置に本堂があります。そこを分からせるためには、どんな撮り方をすればよろしいのでしょうか、お教えください。


講評
 ご質問の意図がちょっと分からないのですが、お寺の本堂の配置図みたいなものが欲しいのであれば、できるだけ広角で、それでも足りなければ広角コンバーターを装着して、可能な限りの全景を写せばいいんじゃないですか?裏山に登って、そこから見下ろして撮れば完璧でしょう。

 本堂が特殊な位置にあることが分かるように、なおかつ絵になるように、という意味でしたら、現場を見ていないボクにはなんともお答えのしようがありません。撮影ポイントの選択余地があるのかないのか、木立ちがどれぐらい邪魔になるのかなど、現場のシチュエーションがまったく分からないからです。お役に立てなくて申し訳ない。
 頂戴した投稿写真、いいと思いますよ。手前の木立ちを黒く潰して、本堂の存在感を強めたのが正解です。

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海の幸と富士山とくれば、
撮影どころじゃないかもしれない大会


バス予約の都合があるので、
1月7日でいったん申込みを締め切ります。
現在までの申込みは東京から4名、沼津から2名。
中止の可能性が大きくなってきました。
1月の撮影会は西伊豆の海岸線を巡りながら、富士山や冬の海の風景を撮影します。東京からはバスを仕立てますので、講評会も車内で行ないます。

日時:1月25日(日)午前7時渋谷集合、帰着は午後10時予定
撮影場所:沼津市内、戸田町内
会費:3000円+バス代(85,000円を人数割り)+各自食事代
講評会:帰途の車中でテレビに画像を投影しながら行ないます。飲み物などを持ち込んで、楽しくやりましょう。

(注)東京からの最低催行人数を10名とします。申込みが10名に満たない場合は中止します。人数次第では、横浜、沼津でのピックアップも検討します。

申込みはこちらから。

撮影会の地方シリーズ参加者を募集中です。
第2回中京シリーズ
2月28/29日
愛知県伊良湖岬
申込み

現在、申込み17名です。
第1回関西シリーズ
4月10/11日
奈良県吉野山
申込み

現在、申込み12名です。
撮影会ネットの撮影会は、デジカメ初心者のための撮影会です。
ネット会員以外の方も数多く参加されています。
できるだけお金をかけないで、写真と仲間同士の交流を楽しむことが目的です。
「写真が表示されない」「投稿できない」など、操作上のトラブルに関するQ&Aを設けました。
困ったことがあったらまずこちらへ。