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踊る軌跡 2004/11/11 THU（No.572） 　親父の見舞いに行った。このところ、なんだかんだと忙しい時期が続いたので、親父に会うのは１ヶ月ぶりである。ほんとなら週一回ぐらいは面会に行ってやりたいところだけれど、東京まで出かけていくということになると少なくとも半日仕事になるし、ついでにお袋まで見舞えば一日つぶれる。言うほど簡単なことではないのだ。 　しかし、年老いた両親がそれぞれどのように暮らしているのか、気にならないわけではもちろんなく、電話ではしょっちゅう話すようにしている。だが、彼らにしてみれば、電話だけで顔も出さないというのが気に入らない風だし、なんだか逆効果みたいなところもあるのだ。なので、無理してでも時間を作って、たまには出向かなくてはならなくなる。 　行ってみたら、親父の元気なこと。施設のダイエット管理がよほどしっかりしているらしく、体重もずいぶん落ちたし、お陰で10年は若返ったと思われるほど体が動くようになっている。脳味噌の方も、かつてのあのポケ様がウソのような明晰さだ。施設の居心地がよほどいいのか、今度の正月も家には戻らん、などと言う。一番驚いたのは、こりゃ死ぬまで世話になるなと思っていたオムツが取れたこと。施設の責任者によると、介護認定が一級下げられるのは確実だそうだ。その分自己負担が増えることになるが、親父の元気な姿が見られるのであれば、それぐらいは喜んで払うよ。 撮影データ カメラ OLYMPUS Camedia C4100 撮影日 04/11/11 ISO感度 100 絞り F4.0 シャッター 4秒 露出補正値 -2/3 ＷＢ 晴天 露光方式 絞り優先ＡＥ 測光方式 分割測光 合焦方式 スポットAＦ 焦点距離 6.8mm その他 手持ち撮影 手鏡 レタッチソフト 縮小専科 バックナンバーはこちらで。 表示されないときはこちら 毎日、多数のメールが寄せられるので、直接のご返事は原則としてご勘弁いただいています。数日遅れになることもありますが、下のコラムに掲載してご返事とさせていただきます。ただし、実名は掲載いたしません。ご了承ください。 天才キットが送るメルマガ もどうぞよろしく！ 購読解除はこちら 【使えるワザ】 　ついでに母親のところにも寄ったので、お陰で今日は１日つぶれた。午後10時過ぎにやっと帰宅。これからこのメルマガを配信して、そのあと、連合会の書類作りをやらなくてはならない。たぶん、寝られるのは明け方だな。 　写真は帰りの車中で撮った。ハンドルを握りながら、前に向けたカメラのシャッターをただ切っているだけである。真っすぐな道であれば光源の軌跡は放射状に写るが、曲がりくねった道であれば当然ハンドルを左右に切るのでこういう画像になる。ま、お遊び写真の最たるもので、なにも自慢できるワザなどありはしない。あえて言えば、真っすぐ前を向いて運転に集中することぐらいかな。写そうという意識を捨てないと運転がおろそかになるから、慣れない人は（って、ほとんどの人は慣れないのではあるが）やらない方がいい。携帯電話でさえ禁止なのである。運転中に写真を撮るなどもってのほかなのだ、ほんとは。 ☆読者からのメールや質問やヤジ☆ ▼よしくんから▼ 　キット先生、 　メルマガを見るまでもなく、萱の刈り取りがいかに重労働であるかは若いときに体験しましたので、重々承知のつもりです。 　いかに１年間の撮影協力のお礼とはいえ、つらいものはつらい。本当にご苦労さまでした。しかし、他に３人の同行者がおられたことには頭が下がります。他地域で夏の草刈りボランティアなどもありますが、これは若者に体験させるべきものだと思います。 　農家の方が、来る日も来る日も、身体を動かして化石のような手になって、年よりも老けて見えるご苦労を、ぜひ師匠のカメラとペンで若者に教えてやって頂きたいと思います。そんな苦労も知らない者が、「イラク派兵云々」とか「天皇陛下の発言がどうのこうの」と言っているのです。 　第三者の身で、はなはだ僭越ですが、今回の「萱刈りボランティア」のメルマガが、この一年でもっとも感動的なものであることは間違いないと信じております。本当に心から、ご苦労様と申し上げます。 ▼返信▼ 　いやいや、よしくん、そこまで持ち上げられるほどのことではありません。筋肉痛はひとえにボクの普段の怠惰な生活から来ているわけで、実際の作業自体はけんちゃんやモトくん、ノムさんたちが軽々とこなしたことを見ても分かるとおり、シロートでもできる作業でした。 　でも、実際にやってみて確信したのは、お年寄りばかりになった農村で、この茅刈りをだれかがやってあげない限り、お年寄りだけでは茅葺き屋根は絶対に維持できないということでした。茅屋根というのは、全面葺き替えだけではなく、毎年やらなくてはならない補修のためにもかなりの茅を必要とするものだそうです。その茅が、買えば1束数千円もする。決して裕福ではない彼らには毎年の補修でさえままならないという現実があるわけです。せめて、その茅がうんと安く入手でき、地元の茅葺き職人が施工すれば、数少ない茅屋根が消えていくことをなんとか食い止められる可能性が出てくるわけです。わずか2日間ばかりのお手伝いでどれほどのことができたのか分かりませんが、そういう現実を身をもって体験できたことはほんとに良かったと思っています。 ▼ゆきさんから▼ 　ご無沙汰してます。ゆきです 　６、７日の茅刈りの作業、お疲れ様でした。タフな先生が悲鳴を上げるほどの作業と聞いて、昔からの茅葺の家を維持管理するのがどんなに大変か文面からひしひしと伝わります。今まで観光的にしか見てなかった私は頭を殴られれるような思いです。これからも茅刈りの作業に行かれるとのこと、お体にはくれぐれもお気をつけて。何もお手伝い出来ない私は情けない思いですが、こう言う陰の支えがあってこそ伝統や文化は守られると肝に銘じます 　12月の忘年会、ハマのねこさんからお誘いを受けて私も出席させて下さい。ぺりかんさんの帰国祝いをかねてと聞いてますので、ぺりかんさんや皆様にお会い出来るのを楽しみにしてます。 ▼のりおくんから▼ 　のりおくんです。 　忘年会及び撮影会に参加致します。 ▼くろさんから▼ 　キット師匠、浜のくろさんです。鎌倉のミニ撮影会以来ご無沙汰しております。 　皆さんの活躍ぶりに尻込みして音無しの構えですが、今年の締め括りとして忘年会には是非参加させて頂きますのでよろしくお願い致します。 ▼返信▼ 　早めの参加表明、ありがとうございます。今年の忘年会は浅草の割烹にかなり無理をお願いすることになるので、できるだけ早めに人数などを確定したいと思っているところです。盛岡のkeikoちゃん、塩釜のゴン太、伊良湖のじいちゃんなども来て下さるそうなので、たいへん楽しみにしています。撮影会常連さんだけでなく、この機会にオフ会初参加をみなさんにもお願いしたいと思っています。 ▼相沢くんから▼ 　kit先生、こんにちは。松之山の茅刈りはお疲れさまでした。かなり応えたようですね（笑）。 　ところで、鬼も笑う来年の「ムコ投げスミ塗り祭りミニ撮影会」ですが、アッという間に参加予定の方が９人ほどになりました。これ以上増えるようですと、とよちゃんに「割勘荘」の一階にも泊めてもらえるように頼まなくてはいけなくなるかも知れませんね。 　それから、カンジキですが、今回も私の方で手配しておきますので、参加される皆さんは、普通の長靴があればいいのではないかと思います。ちなみに、私はスノー・シューを買う予定なり。 ▼返信▼ 　へっへっへ、ボクもスノーシューを買うんだよ。豪雪の棚田を踏破する辛さは今年の冬で十二分に体験したから、少しでも楽になるのならスノーシューなんて安いもんだ。 　割勘荘の収容人員には限りがあるから、申込みの締め切り期限を決めたほうがいいかも知れませんね。ちょっと考えてみてくれませんか。とよちゃんにはボクの方で当たってみます。 ▼Daiちゃんから▼ 　師匠、お魔女さん。こんにちは。Daiです 　「One」（＝１＝ワン） 　あはは〜、やっぱりワンコ同志は同じ事を考えておったな。こりゃ〜今回は犬写真おっけーってことじゃん。って思って犬写真しか集めてないもんねぇ。 ▼返信▼ 　犬写真おっけーとは言ってないぞ。数字はあくまで数字。こじつけはダメ！Daiちゃんなんか、数字の写真では一番恵まれた環境にいると思うんだけど・・・。 キット＠呑んだくれのブログ 毎日アップしています。 　　 10月の九州旅行をブログにしました。 ９月のネット撮影会作品集 遠野撮影会作品集 ■NEW■九州撮影会作品集