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夕照の家並み 2005/02/09 WED(No.662)

少し大きな画像は「お散歩デジカメ・ブログ版」で。
 昨日はカメラ映像機器工業会のデータでデジタルと銀塩のカメラ出荷台数の分析をやったが、どうもその数字が極端すぎて半信半疑だったので、今日はカラーラボ協会の資料でフィルムの販売高を年次比較してみた。2004年のデータがまだ出ていないので2003年までの実績がベースになるが、1998年との比較ではネガフィルムが64%、リバーサルが83%、モノクロも含むフィルム全体では67%になっている。つまり、6年間で販売高が2/3になってしまったわけである。
 一方、DPE、フィルム、カメラ、その他の写真用材などを含めた銀塩関連の小売売上高は58%、6年間で半分近くに落ち込んでいるのに対し、デジタルカメラ、プリント、用材などのデジタル関連売上高は560パーセントと5倍近くに膨張している。昨日の数字は出鱈目でもなんでもなかったというわけだ。
 ところで、この間の総売上高を見ても8%の減少になっている。銀塩の落ち込みをデジタルの増加で補いきれていないわけで、プリントはほぼすべてが写真屋さんの世話になってきた銀塩に対し、自家プリントで済ませることが可能なデジタル画像の普及が、町の写真屋さんの足を引っ張っているという構図も見えてくる。数字を眺めているのは眼に悪いけれども、数字が物語るストーリーが浮かび上がってくる瞬間はけっこうエキサイティングだ。
 資料読みに続いて、ここ数日は裏付け捜査をやっているので、まだ原稿に手がついていない。早いとこ書き始めないとまずいなあと思いつつも、サッカーの北朝鮮戦なんかを見てしまった。今日はここまでだな。週末の会津行きに備えて、明日はセンサークリーニングに行かなきゃいけない。明後日は合コン。一体いつ書き始めるの?というあやさん(編集者)の叱咤の声が聞こえてきそうな気がするのは幻覚だろうか?
撮影データ
カメラ

CANON EOS 1D MarkII
FD 500mm f4.5L
FD-EOS Mount Converter
撮影日 05/02/09 16:51
ISO感度 200
絞り F32.0
シャッター 1.3秒
露出補正値 -2/3
WB 晴天
露光方式 絞り優先AE
測光方式 分割測光
合焦方式 マニュアルF
焦点距離
(35mm換算)
500mm
(975mm)
その他 三脚
タイマー(2秒)
レタッチソフト チビすな
ViX


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【使えるワザ】
 お散歩ができなかったときの常套手段、いつものベランダ写真である。メルマガのタイトルを「お散歩デジカメ」から「ベランダデジカメ」に変えろという声が出そうな展開だが、ま、1枚も撮れなくて過去の写真を(言い訳だらだらで)使うよりはいいだろう。
 実は、例のデジスコの超望遠体験の余波がまだ残っていて、「しばらくは模様眺め」などと言いつつも、どうやったら夢のデジスコが完成するかを少しずつ考えている。
 今頭の中で描いているのは、例のFD500mmをスコープ代わりにできないかということ。天下のキャノン純正レンズがスコープに改造できれば、デジスコの一番の泣き所である解像度の甘さと視野の暗さというデメリットが一挙に解決できるはずだ。ライカやスワロフスキーも真っ青というような超高級デジスコになること請け合いである。ただ、問題は接眼レンズやデジカメを装着するアタッチメント類がまったくないということ。噂によると、ニコンFマウントならば既製品の応用でなんとかなるらしいのだが、デジスコマニアたちの間ではキャノンなんてのは異端児扱い(ほとんどがニコン派!)なので、自作するか注文して作ってもらうしかないような按配だ。
 というわけで、超望遠の楽しみを味合うために、今日もベランダには大型三脚と大砲レンズが腰を据えた。「洗濯物が干せない!」と鬼嫁はおかんむりだが、こういう写真が撮れたりするので止められないのだ。
読者からのメールや質問やヤジ
khanさんから
 みなさんはじめまして。khanと申します。
 なにやら楽しそうな集団なので登録しました。写真の方はまだまだです。デジカメも安いのしか持ってません。これを機会に写真撮っていきます。
 生息地は東京都新宿区です。それでは失礼します。
なにわ唐芋くんから返信
  はじめまして、khanさん、唐芋と申します。
 本当に写真の腕前がまだまだと思うのならカメラは安いので十分ですよ

 新宿ですか、スナップに最適ですね。どんなカメラでもスナップはちゃんと写せますから頑張って撮って見てください(^▽^笑)

 あと、辛口メンバーにけちょん、けちょん、にされても撮り続ける事が大切ですよヘ(-_-ヘ フフフフフ。最近、女性メンバーに辛口突っ込みされている唐芋でした(;^_^ A フキフキ。
ぱみーるさんから
 5月の正規撮影会in鎌倉、 参加したいです。ワタクシ、横浜市のS区(田舎)出身ですので、神奈川支部にはとても親近感をもっておりまする。よろしくお願いいたします。
ナンさんから返信
 5月15日の鎌倉参加します。天気に恵まれるといいですね。
淳さんから
 【2/13梅を撮ろう】
 集合:大阪天満宮境内。
 時間:PM1:00
 どこから参加でもok。

 コースはこんな感じ:
 大阪天満宮---南天満公園--天満橋--大阪城梅園--JR森之宮駅--(電車)--JR鶴橋駅下車--焼肉。

 大阪天満宮への行き方:JR大阪天満宮駅3番出口→徒歩5分。または大阪市営地下鉄南森町駅→徒歩5分。

 酒が目当ての人、焼肉だけ食べたい人もいいよ。おいで〜。
pongさんから返信
 さすが淳さん 仕事が速い!
 途中からの参加になると思いうので、現場に着いたら携帯で連絡します。
 3週連続撮影会ですネ。では 日曜日を楽しみにしています。


なにわ唐芋くんから返信
 集合がお昼の1時ですか、子供を連れて・・・と考えていましたが、お昼ねをさせなくてはイケない時間帯に入るので、(お昼ねが終わってからというのはとても厳しいので)(~ヘ~;)ウーン。

joseさんから返信
 大阪天満宮境内、13日(日曜日)午後1時、了解しました。
 即アチコチ順路計画立案、さすがですね。鶴橋、初めてです。よろしく。


砂名ちゃんから返信
 わ〜い、鶴橋!帰り、キムチ、買って帰ろうっと・・・。「鶴一」は?当たり前すぎて、おもしろくないか・・・・どっか、いいお店ないかなぁ。

 あ、梅も撮りに行くのね(-_-;)
 唐芋さん、子どもたち、連れておいでよ。家族全員で、焼肉いこっ。
 あとは、誰が来るのかな。


うみひこさんから返信
 参加しまーす。鶴橋の焼肉は食べたことのないうみひこでした。楽しみ、楽しみ。で、梅の写真も撮りまーす。

淳さんから返信
 あれれ〜、参加者は3週連続のおなじみの顔じゃん(笑)。みんな暇だねぇ・・・ウソウソ。
 ほら、強固ちゃん、にしやん、タッドさん、おいで〜。


強固ちゃんから返信
 ははは・・・。この間の打ち上げの時に参加表明したので、参加者に入っていると思っていました。参加です!
 これから南京町に行って来ます。私も暇だ・・・。


タッドさんから返信
 タッド君も1時に大阪天満宮から参加しますよ!何だか楽しくなりそうだね。。。楽しみにしています。
キット@呑んだくれのブログ
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松之山ミニ撮影会作品集
横浜ミニ撮影会作品集
■NEW■11月のネット撮影会作品集

自転車デジカメ 連載第49回
日本百名山自転車紀行
−明るい旅情編−
丸山 晃
第5章 番外編

■ 自衛隊と大根干し@大隈半島
2005.02.06 (日)
1.自衛隊
 鹿屋に住むせんさんが、写真家キットさんのメルマガ「お散歩デジカメ」のネットワークを介して撮影会を企画してくださった。
 今日の参加はぼくを含めて全部で7名。みささんは東京からだし、ミミさんは福岡、かよさん姉妹は草津と小林からである。みなキットさんのメルマガを通して知り合い、大根占(おおねじめ:地名)の大根干しを撮影するためにこうして大隅半島に集まったのだ。これだけでも充分にインターネットの可能性を感じさせてくれる話だと思う。

 鹿屋の海上自衛隊に勤めていらっしゃるせんさんのご尽力により、今日のコースは、「鹿屋海上自衛隊航空基地見学〜霧島が丘公園〜大滝公園〜大根占における大根干し撮影」と大変な充実ぶりである。せんさん自身大隈半島を指して「陸の孤島」とたまにおっしゃるけれど、確かに鉄道も走っていない大隈半島は、よほどの目的意識を持って行こうとしない限りは、薩摩半島にいるぼくでもなかなかたどりつかない地だ。それだけに大隈半島に息づいている世界をあれこれ垣間見させていただけるこのお誘いはとても嬉しかった。

朝焼けの錦江湾
 早起きをして6時に家を出る。大隈半島へ向かうルートとして代表的なものは、「鴨池−垂水フェリー」を利用するルートか桜島フェリーを利用するルートである。どこへ行くかにもよるけれど、鹿屋に行くのにもっとも楽で早いのは鴨池−垂水フェリーを使うルートだろう。6時半鴨池発のフェリーで、夜明けの錦江湾を東へと渡った。

 垂水で船を下り、鹿屋までは40分ほどのドライブだ。8時に「鹿屋海上自衛隊航空基地正門前駐車場」で待ち合わせた。
 せんさんやみささん、ミミさんとは、去年の10月下旬に島原でキットさんも交えての九州撮影会でお会いして以来である。およそ3ヵ月半ぶりに再会したせんさんはあいかわらずの男前で、みささんやミミさんも島原でお会いしたときと変わらぬ印象だった。

 門をくぐり、カメラを片手にまずは自衛隊見学である。
 エプロンと呼ばれる広大な敷地に、翼に4つのプロペラを備えた飛行機がぱらぱらと点在していた。これらの飛行機は主に偵察用とのことで、戦闘に使われることはまずないらしい。

海上自衛隊鹿屋航空基地
飛行機見学 大きい!!
 実際に近づいてみると、それぞれの飛行機は大変に大きく迫力がある。それぞれの口先にはおよそ10秒で1回転するレーダーが入っているとのこと。海の中の音を拾い集めるための装置を落とす穴(ちょっと前に中国の原子力潜水艦が沖縄近海に潜行したときにも、潜水艦の国籍や種類の特定に活躍)や後部のレーダーなど、せんさんはいろいろ説明をしてくださった。国を守るという使命を帯びた飛行機としての存在感。興味は尽きず、思わず興奮してしまう。

 そしていよいよ飛行機の中へ入れてもらった。
 後部、中部、そしてコクピット。前から後ろまで座席がずらりと並ぶ民間機とはデザインがまるで異なっている。あれこれ詰まっていない分、内部空間も大きい。後部には食事やコーヒーの用意をするための設備があるが、前にスチュワーデスさんが見学に訪れた際には「あ、これは民間機と同じだ」とおっしゃっていたとのこと。

 さて、自衛隊機は翼上部にあたるところにドアがあり、そこを開けると翼に降りられるようになっている。この翼には WALKWAY として帯状に色がつけてあって、ようするにその上を歩いていけるようになっているのだ。あまりの新鮮な体験ぶりにすっかりうきうきしてしまっていたぼくは、思わず翼の先端まで走ってしまった。と、間髪いれずに基地の向こう側から怒声が飛んできた。

 「おい!!!!!翼(よく)の上を走るな!!」

 さすがは自衛官の怒声である。すさまじい迫力だ。
 ぼくはびびっとビビッてぺこぺことお辞儀をしたのち、子供じゃあるまいし、それではあんまりだと思っ
飛行機見学
たので「すみません!!」と声を出して謝った。それから WALKWAY の上をそろそろと run away してきたのだけれど、飛行機の見学を終えてから改めて謝りに行ったら、怒鳴ったその人は「はい。わかりました」とさわやかに応えてくれた。
 見も知らぬ他人に毅然として怒鳴るなどなかなかできることではない。その上に謝りにうかがったときのあのさわやかさ。
 今も耳に残っている、あの腹の底から飛んできてぼくにどかんとぶつかったような怒声は、これから先ぼく自身が教員をしていくうえで大切なヒントになりそうな気がする。そんな意味でも、貴重な体験だった。

 それから、管制塔を見学させてもらい、レーダーに映る機影やその意味するところを解説していただく。
 鹿屋の管制塔は九州南部から種子島あたりまでの高度5000メートルという比較的低いところを担当しており、鹿児島・福岡の各制塔と調整をとりながら空の安全を確保していること。飛行機を air way と
管制塔見学
呼ばれる「空の道」に乗せるまでの誘導や、悪天候の日の機械による飛行機の誘導のこと。回転するレーダーから電波を飛ばし、跳ね返ってきた機影が映っているレーダー画面を見せてもらったりして、電波を飛ばすとはどういうことなのか実感できた気がする。この画面に映し出されているそれぞれの飛行機の中では、スチュワーデスがコーヒーをサービスしたり、乗客が旅の予定をあれこれ立てたりしているのだろう。そして自分が乗っている飛行機が今レーダーで捉えられて画面に高度や機番号とともに表示されていることを、乗客のほとんどは知らないのだろう。全てが新鮮でとてもおもしろかった。

 そして思うのは、ぼくらが日々安全に生活をし、気軽に飛行機による移動を楽しんでいる裏で、その日常を守るためにたくさんの人が努力をし、多大な投資がなされているのだということである。基地に隣接して建てられている「航空基地資料館」には、戦時中ここから飛び立って帰らなかった特攻隊員に関する資料や、現在の自衛隊活動を紹介する資料が充実して展示されている。それらも併せ見て、改めて「国を守る」ということについて考えさせられた時間だった。
 少なくとも平和は決してただで手に入るものではないのだと思う。もしも今ぼくらが平和な世の中に暮らせているとするのならば、では、この平和を守るために何をしていけばいいのか?その問いに対する答えを考えていくためにも、実際に「国を守って」いる自衛隊の活動について見学させていただけたのは本当に貴重な経験だった。

 【まだまだ先は長いので続きは明日書きます。】

≪お散歩ネット≫
 お散歩ネットは、撮影会に参加した人たち、いつかは参加しようという人たちのメーリングリストです。このMLに参加すると人格が変わるだけでなく、言動が常軌を逸し、世間に顔向けできなくなる危険があるばかりか、人生を棒に振ります。参加は自己責任で! 現在、会員数は332名、
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[1]2つの専用画像掲示板でみんなに寄ってたかってけなされることができる。
[2]1日に10通以上のメールが届くようになり、寂しい人生に彩りが加わる。
[3]自分が奇人変人であることを意識しなくなる。
[4]分からないことはすぐに質問するようになり、自分で努力しなくなる。
[5]デジカメを抱っこして寝るようになり、家族に疎外される。
[6]アイコンを登録できるようになり、近所を歩けなくなる。
[7]朱に交われば
赤くなる。

撮影会のご案内
お散歩ネットの撮影会は、デジカメ初心者のための撮影会です。できるだけお金をかけないで、写真と仲間同士の交流を楽しむことが目的です。参加費は3,000円(講評料)+実費割り勘です。事前申込みが必要です。

ミニ撮影会はネット会員同士が誘い合わせて行く非公式撮影会です。飛び入り参加自由。参加費は無料、自分の交通費や食費など、実費だけの負担です。
2月12、13日(土日) 会津SLミニ撮影会 ⇒詳細
2月13日(日) 大阪城公園梅園ミニ撮影会 ⇒詳細
2月18-21日(3泊4日) 北海道支部撮影会
十勝、帯広、釧路近辺を予定。
 ⇒詳細
2月27日(日) 中部新空港ミニ撮影会 ⇒詳細
2月27日(日) 静岡支部・沼津ミニ撮影会 ⇒詳細
4月2-3日(土日) 関西支部撮影会
京の桜を撮る
 ⇒詳細未定
5月15日(日) 神奈川支部撮影会
初夏の鎌倉を撮る
 ⇒詳細未定
撮影会名を明記の上、お申込み、お問い合わせはこちらへ。

ネット撮影会
■ テーマ: 「人と動物
 ワンコ好き、にゃんこキチガイのみなさん、お待たせいたしました。2月のお題は「動物」です。ただし、単なる動物写真じゃないよ。必ず「人」と「動物」が写っていることが条件です。動物の種類は問いません。いろんなドラマを見せてください。
■ 撮影期日: 2/1〜2/28
■ 提出期限: 2/28
■ 応募は一人3枚まで。デジカメによる単写真(モノクロも可)に限ります。
■ 講評料: 1枚1,000円
応募に際しては必ず応募規定をご覧下さい。

「写真が表示されない」「投稿できない」など、操作上のトラブルに関するQ&Aを設けました。
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