このメルマガはHTML形式で配信されており、テキスト形式では画像が表示されません。メールソフトの受信設定をご確認ください。

Counter



白虎 2005/03/30 WED(No.711)

少し大きな画像は「お散歩デジカメ・ブログ版」で。
 お散歩ネットのくにさんから頂いた招待券があったので、のりおくんを誘って東武動物公園に行ってきた。お昼過ぎにでかけたときには風が強く、晴れてはいたけれど肌寒い陽気だったが、夕方に近づくに連れて風も収まり暖かくなった。
 春休みとあって、動物園はけっこう混んでいたけれど、なんせ、だだっ広さだけが取り柄みたいなところだから気にはならない。仕事で動物園に行くということはあっても、ただ見物するだけのために行くなんてことは、うちの子がまだ子どもだった頃以来だ。童心に返って存分に楽しんできた。
 それにしても、動物をこんなにじっくり見たのははじめてのような気がする。子供連れじゃないのでじっくり立ち止まって観察できる。ほとんどの動物は金網越しだから、撮影しなきゃという気にならないところがいい。たまには写真のことは忘れて対象をじっくり観察するというのもいいもんだ。
 この動物園は桜が一つの売り物なんだけど、残念ながら1週間ばかり早すぎた。蕾はずいぶん膨らんではいたけどね。
撮影データ
カメラ

CANON
PowerShot S1-IS
撮影日 05/03/30 15:19
ISO感度 50
絞り F3.1
シャッター 1/160
露出補正値 -2/3
WB オート
露光方式 絞り優先AE
測光方式 分割測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離
(35mm換算)
58mm
(380mm)
その他 手持ち撮影
レタッチソフト チビすな


バックナンバーはこちらで。


表示されないときはこちら
毎日、多数のメールが寄せられるので、直接のご返事は原則としてご勘弁いただいています。数日遅れになることもありますが、下のコラムに掲載してご返事とさせていただきます。ただし、実名は掲載いたしません。ご了承ください。
天才キットが送るメルマガ
もどうぞよろしく!

購読解除はこちら
【使えるワザ】
 名前は忘れたけど、なんとか虎という虎の一種。説明書によると、昔ライオンと戦わせてみたところ互角だったんだそうだ。でかいし、とにかく顔つきがおっかない。檻の中と外なのに、近づいてこられると思わず後ずさりしてしまいそうになる。こういうのとは道端で鉢合わせしたくないね。
 どういうわけか、ここだけ檻が金網じゃなくてアクリル板だった。でも、檻自体が狭いし、邪魔になるものもたくさん置いてある。アクリル板そのものもずいぶん汚れている。なんとか写せそうなところを見つけたが、映り込みが出ないように、レンズを真っすぐにアクリルにくっつけてなくてはいけないので、どうしても撮影できるポイントは限られる。置きピンして、その地点を虎が通りかかるのを待った。
読者からのメールや質問やヤジ
パラドックスさんから
 本日の二条城前は、桜の蕾が膨らんできたのか、少し赤い感じでした。二条城は、今、ライトアップ中です。
 今日のまあさんの情報では、本法寺では桜が咲いていたようです。本法寺周辺には、他にも大きなお寺があるからどうなのかなぁ…。表千家、裏千家とかも近いですが…。
 明日も、通勤路で探ってみます。
うみひこさんから返信
 パラさん、ありがとうございます。奈良の方でも咲き始めているようですのでもうすぐですね。今日も暖かそうなので楽しみです。

まあさんから返信
 まあから桜情報です。
 今日は京都御所と加茂川河川敷に行きました。京都御所ではいと桜が、加茂川河川敷ではイボ桜が咲いていました。


返信
 いよいよこの週末ですね。予報ではあまりお天気には恵まれないみたいだけど、京都の桜、楽しみにしています。お世話になりますが、みなさん、よろしくお願いします。
薄頭の鷲さんから
 一身上の都合により、3/31〜4/5まで遊休休暇を取らせていただきます。
 掲示板その他を留守にしますが、探さないで下さい。そんな人いる訳ないか 。・゜゜・(>_<)・゜゜・。
うみひこさんから返信
 薄頭の鷲さん、うみひこです。
 きっといい写真を撮ってこられるのだと思いますので、帰ってこられたら掲示板で見せてください。お気をつけて。
キット@呑んだくれのブログ
壁紙写真のダウンロードができます。
  
お魔女の連載犬マンガがブログになりました。
自転車デジカメ 連載第53回
日本百名山自転車紀行
−明るい旅情編−
丸山 晃
第5章 番外編

■ 阿久根・出水 肥薩おれんじ鉄道の旅
2005.03.19 (土)
 昨年の3月13日、九州新幹線の部分開業に伴い、川内から八代までの在来線は第3セクター「肥薩おれんじ鉄道」として新たなスタートを切った。この肥薩おれんじ鉄道に揺られて春の1日を旅してみようということを昨日ふと思いついたのだった。

 今日利用したのは「つばめ・おれんじぐるりんきっぷ」という切符の鹿児島エリア版で、これには鹿児島中央駅から川内駅までの新幹線代と川内から出水までのおれんじ鉄道片道乗降フリー切符、そして出水から鹿児島中央駅までの新幹線が含まれている。これら全てをひっくるめて4000円というなかなかにお得な切符だ。もちろん逆の行程にすることもできて、鹿児島からまず新幹線で出水まで行き、おれんじ鉄道で川内まで戻って川内から新幹線で鹿児島に帰ってきてもよい。

 なんにしても、たまには電車の旅もいいのではないかと思う。電車に揺られながら車窓の向こうに広がる海をのんびり眺める時間を持つなんて、今となっては贅沢なことかもしれない。川内や阿久根、出水など、普段はなかなか行く機会のない町を電車でのんびり訪ねてみようかと、そう思った。

肥薩おれんじ鉄道@川内駅
 朝は早めの出発。3連休の初日ということもあってか新幹線のホームはずいぶん混雑していた。
 おれんじ鉄道の始発駅である川内まではあっというまだ。鹿児島を出て13分後にはもう着いている。
 川内は駅前をぶらついただけで、さっそくおれんじ鉄道に乗り阿久根を目指した。川内から阿久根まで、薩摩高城を過ぎたあたりからは左手に一面の海が広がって思わず身を乗り出してしまう。

 川内から阿久根まで、観光用の快速列車で30分ほどだった。
 阿久根では何よりも阿久根大島を訪ねてみたかった。阿久根大島は阿久根市街地の沖合いにある島で、野生の鹿が生息していることで有名だという。ずいぶん美しい島らしく、「日本名松100選」や「日本の水浴場88選」にも選ばれているらしい。阿久根新港から観光船で10分ほどである。
阿久根から眺める海。写っているのは大島ではない。
 改札を抜けて目にした阿久根ののどかな雰囲気と、すぐそこに見えている海にうきうきしながら、駅から新港まで1キロ少しの道のりを歩く。あの沖合いに浮かんでいるのが阿久根大島に違いない。大島という名前だが、平坦で小さくてなんだかかわいらしい島である。
 歩きながら港で釣り糸を垂れている人をたくさん見かけた。たまたま目の前で魚を釣り上げた人によると、アラカブが獲れたとのこと。ちなみに阿久根大島周辺で獲れるアジは「阿久根華アジ」と呼ばれ、いまや全国的に有名だという。網を使うと傷ついて味が落ちるので、全て一本釣りらしい。このあたり、まだまだ豊かな自然が息づいている。

 大島にもぜひ渡ってみたかったが、目の前で船が出てしまい、しかも次の便までは2時間半もあったので、今回は渡航はあきらめた。海水浴のシーズン以外は便数も少ないらしい。仕方ない、今回は海を眺めて帰ろう。

 鯛の煮つけやカマスの塩焼きなど、魚たっぷりのご飯を食べてから今度は出水へ向かった。阿久根から出水まで、おれんじ鉄道でやはり30分ほどだ。

 出水は毎年冬になるとたくさんのツルが越冬しに来ることで広く知られている。
最も数が多いのはナベヅルで約9000羽、次がマナヅルの約3000羽らしい。まだツルを見ることもできるようだけれど、ツル観察センターまで行っていたのではタクシーで往復4000円はかかってしまうという(阿久根も出水も車がないととにかく不便な町だというのは正直な感想だ。もしおれんじ鉄道をこれからもりたてていきたいというのであれば、それぞれの町が観光バス路線を整備することが必須ではないかと思う。さもなければ電車で行くだけ高くつく、じゃあやっぱり車でということになってしまうだろう)。そこで今回はクレインパークというツルの博物館と出水に残る武家屋敷を見て、また来年ツルを見にこようということにした。利用したタクシーの運転手さんは「博物館へ行くくらいならツルを見に行きなさいよ…」とおっしゃっていたけれど…。

 この案はそれなりにうまくいったと思う。というのも、博物館前の畑地にツルが4羽、餌をついばんでいたのだ。
 「あれ何…!?あの歩いているやつ」
 「あ。ツルですね!あ、来てるな…」
 と運転手さん。
 確かに白い頭が4つ、ひょこひょこと菜の花の彩る畑を歩き回っていた。

 出水に来るツルは渡り鳥だ。彼らもまもなく、遠い大陸に渡っていくのだろう。ロシア南部・アムール川やウスリー川流域、あるいは中国東北部。ぼくにとってはまるで異質の響きを持つそれらの場所とこの鹿児島県出水地方とを、今目の前を歩いている4羽の鳥が自らの翼でもってつないでいるというのは、やはりどこか不思議なことであるように思われる。どれくらいの高度を飛び、どんなふうに地上を見下ろしているのだろうか。ぼくも、もっともっと異国の地を見てみたいと思う。

武家屋敷の区画内に建つ出水小学校。
門だけは当時のままである。
 旅の最後は武家屋敷を歩いた。
 1日終わって、とにかく今日はよく歩いた気がする。今回は日帰りでしかも車もなかったから、よく歩いたわりに観光そのものは駆け足になってしまったけれど、阿久根の海や出水のツル見ることができてよかった。普段住んでいる町のそばに広がる別の世界を知ることが出来るのも、旅の喜びの1つだと思う。ふいに思い立った旅ではあったけれど、振り返ればとてもいい1日だった。

 日のとっぷり暮れた出水から鹿児島まで、新幹線ならたったの25分で戻ってしまう。戻ってきて、鹿児島はやはり都会だなあと思った。
出水のツル

≪お散歩ネット≫
 お散歩ネットは、撮影会に参加した人たち、いつかは参加しようという人たちのメーリングリストです。このMLに参加すると人格が変わるだけでなく、言動が常軌を逸し、世間に顔向けできなくなる危険があるばかりか、人生を棒に振ります。参加は自己責任で! 現在、会員数は361名、
最年少は3歳、最高齢は80ん歳、
(↑27倍ズームにバージョンアップ!)
デジカメ好きに隔てはありません。
会費は無料です。
お散歩ネットに参加する
Powered by groups.yahoo.co.jp
【特典】 お散歩ネットに参加すると・・・
[1]2つの専用画像掲示板でみんなに寄ってたかってけなされることができる。
[2]1日に10通以上のメールが届くようになり、寂しい人生に彩りが加わる。
[3]自分が奇人変人であることを意識しなくなる。
[4]分からないことはすぐに質問するようになり、自分で努力しなくなる。
[5]デジカメを抱っこして寝るようになり、家族に疎外される。
[6]アイコンを登録できるようになり、近所を歩けなくなる。
[7]朱に交われば
赤くなる。
お散歩ネットの支部ブログ
北海道支部 北陸支部 中京支部
東北支部 神奈川支部 関西支部
関東支部 静岡支部 九州支部

撮影会のご案内
お散歩ネットの撮影会は、デジカメ初心者のための撮影会です。できるだけお金をかけないで、写真と仲間同士の交流を楽しむことが目的です。参加費は3,000円(講評料)+実費割り勘です。事前申込みが必要です。

ミニ撮影会はネット会員同士が誘い合わせて行く非公式撮影会です。飛び入り参加自由。参加費は無料、自分の交通費や食費など、実費だけの負担です。
4月2-3日(土日) 関西支部撮影会
京の桜を撮る
 ⇒詳細
4月9日(土) 関東支部設立総会
兼バーベキュー大会兼ミニ撮影会 ⇒詳細
4月23-24日(土日) 天草ミニ撮影会 ⇒詳細未定
5月15日(日) 神奈川支部撮影会
初夏の鎌倉を撮る
 ⇒詳細未定
5月21-22日(土日) 九州支部撮影会
玄界灘を見下ろす棚田を巡る
 ⇒詳細
撮影会名を明記の上、お申込み、お問い合わせはこちらへ。

ネット撮影会
■ テーマ: 「記念写真
 12月分からの講評が溜まっているので3月分は中止にしようかと思ったんですが、心の広い人だけ参加していただくということで3月のお題は「記念写真」です。「はい、チーズ」ではない、ユニークな記念写真、心に残る記念写真を撮ってください。10年後、20年後まで色あせない、堂々と他人にも見せられる記念写真です。難しいよ!
■ 撮影期日: 3/1〜3/31
■ 提出期限: 3/31
■ 応募は一人3枚まで。デジカメによる単写真(モノクロも可)に限ります。
■ 講評料: 1枚1,000円
〔講評は4月以降になります。ご容赦ください。〕
応募に際しては必ず応募規定をご覧下さい。
作品集はこちらからご覧ください。12月分が公開中です。

「写真が表示されない」「投稿できない」など、操作上のトラブルに関するQ&Aを設けました。
困ったことがあったらまずこちらへ。