昨夜は、Ukiukiさんを見送った後、ほどなくしてボクも長門に戻った。午後9時過ぎ、田舎町には食事ができるところなどほとんどない。すでに深夜なのである。仕方なくコンビニ弁当と焼酎を買ってホテルに戻り、画像のチェック。けれど、明日は早出なので宵っぱりはできない。チェック半ばにして10時過ぎには寝た。
午前4時起床。すぐに車に飛び乗り大分の竹田を目指す。
深夜、早朝の田舎道は高速道路である。長門を出てわずか1時間後には関門大橋を渡っていた。橋の上から海峡に上る朝日がちょうど見えた。昨日とは打って変わって、今日は快晴である。
小倉で高速を降り、一般道を南下、別府、大分を経て山道に入り、予定より1時間早い8時には豊後竹田駅に到着した。途中で30分ほど目についた棚田を撮影したので、実質3時間半で長門から竹田に移動したことになる。
8時半に3両編成の田舎電車でみさちゃん到着。すぐに隣町緒方の普光寺に向かう。全国区ではないが、巨大な磨涯仏とアジサイで有名なところだ。実は今回、棚田の撮影とは言いながら、奥地の竹田まで来たのは、本音を言えばこの普光寺を撮影したかったからなのだ。棚田はほんの付け足しというわけ。
1時間ほど歩き回り撮影ポイントを探す。今日は下見なのだ。ほんとは雨の中で撮影したかったのだが、天気予報では今日明日は晴れ。晴れていてはアジサイにならない。ならばと、明日早朝、まだ日が射し始める前に本番撮影をしようと思っているのだ。
普光寺に続き、次は百選棚田がある軸丸。今回借りたのも小型車なので、農道ならどんなところにでも入っていける。あちこちで声をかけたりかけられたりしながら地元のお百姓さんたちと立ち話をする。棚田だけではなく、どんな撮影の場であっても、この、見知らぬ人との立ち話がなによりの楽しみである。畦でおやつのご相伴に預かったりしながら、いろんな人の働く姿を撮影させていただいた。とかく風景に偏りがちになる棚田の作品の中に、人物写真が加わるというのは願ったりかなったりだ。
大分のナイアガラと呼ばれるなんとかの滝でお昼を食べ、草深野という集落の棚田を撮影、午後は竹田近辺に残る古い石橋を見物して回った。江戸末期から明治、大正にかけて築かれた石橋である。まだ現役の橋、すでに役目を終えて保存されているだけの橋、いろいろだが、なかなかいい見物だった。
駅の近くの「花水月」という立ち寄り温泉に浸かり、宿の「安穏亭」に午後6時着。会席料理風の夕食に当然ビール、それにみさちゃん持参の生酒。今回も強行軍の毎日だが、コンビニ弁当ばかりではなく、たまにはこういうちゃんとした食事とちゃんとした酒があるので英気が衰えないで明日を迎えられる。ありがたいことだ。 |
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撮影データ |
カメラ
CANON
EOS1D MarkII
EF 28-135mm IS USM
HND Filter |
撮影日 |
05/06/12 11:02 |
ISO感度 |
100 |
絞り |
F11.0 |
シャッター |
1/180 |
露出補正値 |
-1/2 |
WB |
屋外 |
露光方式 |
絞り優先AE |
測光方式 |
分割測光 |
合焦方式 |
スポットAF |
焦点距離
(35mm換算) |
28.0mm
(36mm) |
その他 |
手持ち撮影 |
レタッチソフト |
チビすな |
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