明け方になって足首が強烈に痛み出した。やはり痛風の発作である。あのむずむず感は馴染みのものなので、来そうだなというときはだいたい確実に来る。痛み出したのが旅行中でなくて幸いだった。
でかける用事もないし、留守中のメルマガ配信が大量にあるので、鎮痛剤を飲んでパソコンの前に鎮座、ほとんど動かずに一日を過ごした。鎮痛剤は倍量を服用したけれど、この痛みはそんなことでは治まるはずもない。痛いし悪寒はするし、それに鎮痛剤の影響で眠くなるし、やれやれである。
夕方から会議がある。連合会である。この会議があるために、今回の取材旅行はたった5日間だったのだ。場所はマンション内の集会室だから、なんとか辿り着くだろう。進行は次長さんにお任せだな。
今回の5日間では4台のカメラを使用した。撮影枚数はMarkIIが909枚、20Dが81枚、コンデジのカメディアが79枚、FZ10が45枚である。やっと1000枚だから大した枚数ではない。数撃ち打法や連写が必要なシーンがなかったし、移動に時間を取られることが多く、実際の撮影時間が限られていたからだ。
MarkIIの使用頻度が高かったのは、今回の撮影が商売用だからである。商売用にストックする写真は、手持ち機材の最高機種を使い最高の画質で撮るのが当然(眼デジはRAWも抑えてある)で、頭の中にはメルマガのことなんかまったく入る隙間はない。コンデジを使った場面は、みさちゃんが到着するのを待っていた竹田駅前の30分間など、言葉は悪いが「どうでもいい」写真のときだけだった。 |
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撮影データ |
カメラ
PANASONIC
Lumix FZ10 |
撮影日 |
05/06/12 11:37 |
ISO感度 |
50 |
絞り |
F2.8 |
シャッター |
1/250 |
露出補正値 |
-2/3 |
WB |
晴天 |
露光方式 |
絞り優先AE |
測光方式 |
分割測光 |
合焦方式 |
スポットAF |
焦点距離
(35mm換算) |
44.7mm
(268mm) |
その他 |
手持ち撮影 |
レタッチソフト |
チビすな
PhotoShop EL |
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今日はそういうわけで、1日1枚はさぼり。
原尻の滝は水量が少なく、どう贔屓眼に見ても「大分のナイアガラ」には見えなかった。ところどころでちょろちょろと水が滴っているだけという感じである。駐車場からその様子が見えたので、車から持って出たのは「どうでもいい」用のコンデジ。食事をするために立ち寄っただけなので、シャッターを切るチャンスなどないと思っていたのだ。
ところが、この風景を見て気が変わった。今月のネット撮影会のお題「川」が脳裏をよぎったのだ。持っていたのがFZ10で正解である。12倍ズームの望遠が効き、しかも手ブレ補正をしてくれる。カメディアだったら指を咥えているだけのところだった。
例によってすごく派手な描写をしてくれた。耕運機の赤い色なんか眼が痛くなるほどだ。反面、緑色は赤味がかって、なんだか茶色っぽく見える。これではいくらメルマガ用でもしようがないので、フォトショで色調調整をかけている。ただ、色調をいじると当然ながら白が白ではなくなる理屈だから、できる範囲はきわめて小さい。レタッチはけっして万能ではないのである。 |
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☆読者からのメールや質問やヤジ☆ |
▼じいちゃんから▼
最近の「お散歩デジカメ」は、面白くないというメールが来る。何故わたしに言うのかを考えるに、多分、代弁を期待しての事だろう・・・。
昔のお散歩デジカメはさすがプロだと感動して食い入るように見つめた・・・。自分より遥かに安いコンパクト機でも、これだけ写るのか・・・など等の意見が来る。しかし、わたしに言われてもネー・・・と・・・。
だが同感である。
1DMkUや20Dを振り回している読者は本文を読んでいない。入門機で勉強しようという多くの読者は、高級機なら何でも写るから参考にならないと言うだろう。
ネット上でリサイズした画像は、1万円の機種でも見分けがつかないが、それでもプロが使えば違うと思わせるカリスマ性が大事だと思う。
以前の記事によくあったが、この機種は使い物にならないと言うより、コンパクト機こそ面白いんだ!!この言葉に魅力を感じる読者が多いのでは・・・。
わたしも画像を見て使用機材を見る。そして本文を読むか決めている・・・。 |
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▼返信▼
上記のように、商売で撮影するときは文字通り必死、決死の状態で被写体に向かっていますから、面白おかしく、遊び半分でコンデジを振り回そうなんて考えも及びません。ボクにとっては写真はメシのタネです。たまには真剣にならないと食っていけないわけです。コンデジを使って読者を唸らせたところで一文も入ってくるわけではないし、面白くないという人に購読してもらうために不必要な犠牲を払う気持ちも毛頭ありません。
それに、このメルマガの写真がすべて眼デジで撮ってあるような言い方をされていますが、それは違うでしょう?また、読者の大半がコンデジ派であるともボクは思っておりません。読者に媚を売ってまで配信部数を伸ばしたいとも思っていないし、ボクにはボクの大切な仕事があるわけですから、現状は精一杯の妥協の産物であるとお考えいただければ幸いです。
それから、ある特定の機種が使い物になるかならないかは、被写体のありようや撮影状況で決まるものであって、必ずしも一概には言えないことです。しかし、被写体を探して歩くときには、できるだけ汎用性の高い機材を選ぶのは当然で、何台もカメラをぶら下げて歩くというわけには行かないでしょう。そういう意味で、使い勝手であるとか、使える、使えないと言っているだけで、それは今回、パワーショットではなくFZ10をわざわざバッグに入れていったことでもお分かりになると思います。
それに、機材の評価についてはだれにも遠慮しないでボク自身の考えを述べると決めています。メーカーからの献金や広告依頼を断り続けているのもそういう理由からです。
最後に、もし今回の取材がメルマガ用の写真撮影であったなら、わざわざ重い眼デジやレンズを担いでは行かなかったでしょう。眼デジだからよく写るのは当たり前というのは、大きく引伸ばしたときやレンズの性能が問題になる強い逆光のときなどごく限られた場面だけの話です。ウェブ用の画像でそれが問題になるのは例外だと言っていいでしょう。ですから、コンデジを使っている人には眼デジで撮った写真は参考にならないなどというバカなお考えは捨てて欲しいものです。今回メルマガに載せた取材旅行の写真なら、コンデジで確実に撮れます。商売用には使えないというだけですよ。 |
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キット@呑んだくれのブログ
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お魔女の連載犬マンガが
ブログになりました。
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