衆院選の投票に行ったついでに近所の田んぼを見回ってきた。もちろん、ボクの田んぼじゃないわけだから見回りというのも変だが、どういうわけか田んぼが気にかかるのである。ここら一帯ではちょうど稲刈りが始まったばかりで、大体1割ぐらいの田んぼがすでに刈り取られていた。今日もあちこちでコンバインの姿を見た。農民の一人と立ち話をしたら、今年は豊作なんだそうである。幸い台風の被害もほとんどなく、風倒した稲もほとんど見られなかった。
2時間ばかり車で走り回っていて気づいたのだが、ここ10年ばかり、ちょうど景気が後退期に入っていた間は潰された田んぼというものをほとんど見ることはなかったのに、去年あたりから埋め立てられて宅地に変わる田んぼが増えてきたように感じる。確かここも田んぼだったはずなのにというところに、真新しい建て売りが建っていたりするのである。越谷に越してきてかれこれ30年、年々消えていく田んぼを見ては悲しい思いをしていたが、それがしばらく中断して心安かったのに、また復活である。ま、30万都市ともなればこんなもんかとも思うが、寂しさが紛れるわけじゃない。
ところで、もう1年ばかり前になるが、市役所で保管してある(=ほったらかしにしてある)昔の市内の風景ネガを掘り出してきて、30枚ばかりのパネルを作ったことがある。市内の銀行の店舗などに貸し出して展示しているのだが、新旧が対比しやすいように、写真が撮られた場所をできるだけ特定して、同じアングルから現在の風景も写して欲しいというリクエストがあった。で、その昔の写真を見直してみたのだが、昭和30年代というと、今はビル群になっているあたりでもまだ田んぼばっかなのである。田んぼ消失が当時から連綿と続いていると思うと、見回ってみたくなる気分もお分かりいただけるのではないだろうか。 |
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撮影データ |
カメラ
OLYMPUS
Camedia C8080WZ |
撮影日 |
05/09/11 12:57 |
ISO感度 |
50 |
絞り |
F3.5 |
シャッター |
1/250 |
露出補正値 |
-1/3 |
WB |
晴天 |
露光方式 |
絞り優先AE |
測光方式 |
評価測光 |
合焦方式 |
スポットAF |
焦点距離
(35mm換算) |
35.6mm
(140mm) |
その他 |
手持ち撮影 |
レタッチソフト |
ちびスナ
PhotoShop EL |
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