物置を整理したときに出てきた自転車のバラバラ死体を自転車屋に預けておいたら、ちゃんと元通りの競技用バイクになって戻ってきた。もう一台の、試合用に使っていたバイクは車輪を競技用からサイクリング用に変えて愛車として乗っていたのだが、厳重に3つも鍵をかけておいたにもかかわらずワイヤカッターでちょん切られて盗まれた。その顛末についてはかれこれ1年以上も前にこのメルマガで報告したのでご記憶の方もおられよう。そのとき以来、こういう自転車は盗っ人に目をつけられるものだと諦めて、トレーニング用の自転車はバラバラに分解したうえで物置に片付けておいたのだ。
それが久しぶりに日の目を見たわけだが、当初の予定では、どうせ盗まれるものならば、例の不用品リサイクルに出して、愛用してくれる人に乗ってもらったほうが自転車も喜ぶだろうし、ボクもいつまた盗まれるかと恐々とすることもなくなると思っていた。
ところが、長年放ったらかしにしてあったものなので、あちこちの部品にガタが来ていて、乗れるようにするにはいろんな部品を新品に取り替える必要があることが分かった。タイヤのチューブはほとんど溶けてしまっているし、ネジ穴がサビて役立たなくなっているような部分もある。そういう部品を全部取り替えてもらったら28,000円もかかってしまった。そこらへんのママチャリと違って、タイヤなんてのもえらく高いのだ。
で、いったんは不用品リサイクルのブログに載せてみたのだが、元々がゴミの処分で始めた企画なので、わずか28,000円といえども代金を頂くというのが意図に反するような気がしてきた。かといって、28,000円払ったものを右から左にタダでくれてやるってのも気前が良すぎよう。それに、なによりも、この自転車に対する愛着がじわじわと蘇ってきて、手放す気持ちがだんだん萎えてきた。思えばこのバイク、英国遠征をしたときに6試合もボクと一緒にイギリス中を走り回った車なのだ。プジョーのフレームといい、当時はまだ非常に珍しかったチタンの車輪といい、欧州の選手たちの注目を一手に集めたものだった(選手本人はまったく注目されなかったが・・・)。
しかし、これは競技用である。ライトや泥除けといった余計な部品は何もついていない。なので、晴れた日の昼間しか乗れないのだ。今さらまた金をかけてサイクリング用のランドナーに改造しても、どうせ間もなく盗まれるに決まっている。さあて、ブログからはいったん取り下げたものの、取り扱いをどうしたらいいもんだろう。困った、困った。 |
大きな写真は ⇒ ブログ版。 |
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撮影データ |
カメラ
CANON IXY D450 |
撮影日 |
05/10/18 16:19 |
ISO感度 |
50 |
絞り |
F2.8 |
シャッター |
1/14 |
露出補正値 |
-2/3 |
WB |
オート |
露光方式 |
絞り優先AE |
測光方式 |
評価測光 |
合焦方式 |
スポットAF |
焦点距離
(35mm換算) |
7.4mm
(36mm) |
その他 |
手持ち撮影 |
レタッチソフト |
ちびスナ |
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