朝6時に起床。窓から外を見てみたら、まだ暗い夜空には満点の星、東の地平線は夜明け前のパープルに染まっている。まさに、天気予報通りのお天気だ。さっそく出かけることにした。行き先は御殿場方面、2月の第1週に予定されている冬富士撮影会の下見である。でかける直前にのりおくんに電話したら、呼び出し音が鳴るか鳴らないかのうちに「待ってました!」と応答があった。阿佐ヶ谷は通り道である。朝の渋滞がすでに始まっていて若干時間はかかったけれど、7時半にのりおくんとMaxpapaさんを拾った。
東名横浜を過ぎると、高速道路上からずっと富士の頂が見える。足柄の山塊の上に顔を出した富士は、朝の光を浴びて眩しいぐらいに白く輝いている。雲ひとつない絶好の撮影日和だ。
まずは大観山展望台から。箱根ターンパイクの終点に位置するここは、東京方面からなら厚木から小田原道路、ターンパイクと、ずっと高速を利用して到達できるので、待ち合わせの時間計算があまり狂わない。ここを現地集合場所にすることにした。富士は、芦ノ湖を前景にしてくっきりと見える・・・・はずであった。ところが、さっき厚木を通ったところまではピーカンだったのに、大観山に着いてみたら富士は雲に隠れて見えない。わずか30分ほどの間に雲が湧いたのだ。でも、今日は下見だから気にすることはない。考えている全ルートを実際に回ってみて、所要時間と各撮影ポイントでの余裕時間のメドをつけるのが主目的だから、富士が見えるかどうかは二の次でいい。
次は駒ヶ岳。箱根園からのロープウェイで往復1050円、8分。芦ノ湖からの標高差はせいぜい400〜500メートルぐらいしかないのに、山頂は霧氷に覆われている。ここからも富士は雲の中だったが、芦ノ湖全体が足下に俯瞰できるし、山頂付近の景色もなかなかのものだ。厳寒の2月なら、どんなお天気であっても絵になりそう。
元箱根でお昼を食べ、次に向かったのは山伏峠、三国峠と続く芦ノ湖スカイライン。ところどころ凍結している路面があるので、普通タイヤでは厳しい。しかし、峠からの富士の大きさはさすがである。ここらあたりから、富士は一部だけだけれど姿を見せるようになった。
千石原を過ぎてトンネルをくぐると、次は乙女峠である。富士が真正面に、まるで屏風のように立ちはだかる姿で見える。ここから御殿場市内を抜け、金時山中腹に10キロほど昇ると、古来から戦略上の要所と位置づけられていた足柄峠に出る。足柄城跡が展望台になっていて、ここからの富士も見応え十分だ。
静岡支部のメメちゃんに連絡が取れたので、いったん御殿場に戻って東名に乗りなおし、富士ICから由比に向かう。さった峠から富士の夜景を撮ろうというのだ。ここからは、足下に東名高速、国道1号線、JR東海道線、その向こうに富士市を前景にした富士が見える。知る人ぞ知る撮影の名所なのだが、ボクは今回が初めて。知ってはいたが来たことはなかった。残念ながら富士は山頂部だけしか見えなかったけれど、2時間ばかり粘って、けっこういい写真をゲットすることができた。峠道(旧東海道)の途中にある食堂で、由比名物の桜海老のかき揚げを食べて解散。阿佐ヶ谷経由で帰宅したのは11時半だった。
(いくつかの撮影ポイントから見た参考画像をブログ版に載せました。ご参考にどうぞ。ただし、富士が写っていない写真もあります。) |
大きな写真は ⇒ ブログ版。 |
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撮影データ |
カメラ
OLYMPUS
Camedia C8080 WZ |
撮影日 |
06/01/19 11:04 |
ISO感度 |
50 |
絞り |
F8.0 |
シャッター |
1/80 |
露出補正値 |
-1/3 |
WB |
晴天 |
露光方式 |
絞り優先AE |
測光方式 |
評価測光 |
合焦方式 |
スポットAF |
焦点距離
(35mm換算) |
21.3mm
(84mm) |
その他 |
手持ち撮影 |
レタッチソフト |
ちびスナ |
バックナンバーはこちらで。
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