青色申告の計算がほぼ終わった。仕訳表から費用科目ごとに収支項目を抜き出して集計し、機材の減価償却計算をやれば、あとは損益計算書と貸借対照表に数字を書き入れていけばいい。手順自体は簡単だ。でも、最後の最後、貸借対照表の資産の部と負債の部の金額が一致することはまずない。何千行にも及ぶ仕訳表にまったく記入ミスがないということがありえないからだ。一行でもミスがあれば、それがそのまま最後の数字に跳ね返る。毎年、この最後の帳尻合わせがもっとも大変な作業なのだ。合わない金額がでかければ見直してミスを発見しなければならない。でも、大した金額じゃないときは、どこかの項目を改竄してしまう。改竄ったって、姉歯みたいな大騒ぎになることがないのが救いだ。たいがいは雑収入と雑損の中に使途不明という形で入れてしまう。貸借対照表では事業主貸借をいじる。仮に税務調査が入ったとしても、ごまかしは多寡が知れているから、追徴されたって数百円がいいとこ。そんなことで調査に入るほど税務署も暇じゃないだろう。
税務申告書類の作成なんて、たいがいの個人事業主は税理士に頼むんだろうけど、ボクは毎年自分で全部やってしまう。昔、独学で簿記のイロハを勉強したのが、こんなときに役に立つ。でも、税理士に払うお金が助かるというだけではない。大きなメリットがあるのだ。自分で計算することによって、お金の流れがよく分かるし、無駄遣いの構造が切実に理解できるからだ。たとえば、去年1年間のガソリン代は36万円だったが、一昨年はそれが45万円だったから、9万円節約になった。一方、年間の高速道路利用料は73万円で、一昨年の76万円とほとんど変化なし。走行距離自体はほとんど変わらないと見ていい。ということは、車を買い替えた効果がこの9万円ということになる。
現像焼付費はわずか11万円で済んだ。まだ主力機材が銀塩だった頃は、これが150万円前後だった。材料費は4万円、一昨年はフィルム代で100万円を超えていたのにほとんどかかっていない。こうしてみると、デジに鞍替えしたお陰で、ずいぶん節約になっていることが分かる。毎年、この時期の大きな負担になる税務申告だが、お国に貢献するというだけではなく、自分のためにも少しは役に立っていると思えば、へこむことはないというわけ。
昨日に続き暖かな一日だった。空気の匂いがすっかり春めいてきている。写真屋に行ったついでに近所のお寺に寄り道して、梅の花を撮ってきた。ご近所さんの酒仙爺さんが教えてくれた梅である。一番枝振りのいい梅はまだ蕾だったが、紅梅が一株と白梅が一株、三分咲きぐらいの花をつけていた。住職の奥さんがたまたま庭に出ておられた。1年ぶりである。世間話をしてお茶をご馳走になった。檀家でもないボクのことをよく覚えておられて、「毎年、梅を撮りに来られますね」だって。返答に困るよね。暇なもんで・・・とも言えないしねぇ。
今日のワザは露出補正。背景が暗く、梅の花には日光が直接当たっている。背景の暗さに露出計が引っ張られるので、うんとマイナス補正をかけてやらないとピンクの花が白飛びしてしまう状況だ。使用したカメラはカメディアだが、このカメラの補正幅は最大が2段。ほんとは−3ぐらいの補正をしたいところである。−2では花の一部が飛んでしまっている。 |
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撮影データ |
カメラ
OLYMPUS
Camedia C8080 WZ |
撮影日 |
06/02/22 14:46 |
ISO感度 |
100 |
絞り |
F3.5 |
シャッター |
1/1000 |
露出補正値 |
-2.0 |
WB |
晴天 |
露光方式 |
絞り優先AE |
測光方式 |
評価測光 |
合焦方式 |
スポットAF |
焦点距離
(35mm換算) |
35.6mm
(140mm) |
その他 |
手持ち撮影 |
レタッチソフト |
ちびスナ |
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