終日雨。寒い。けれども、それは底冷えのする寒さではなく、冷たいと言ったほうがいいような寒さだ。季節は紛れもなく春の匂いを漂わせている。
税務申告も終わったし、連合会の書類仕事も目先の分は片がついた。心置きなく講評書きに没頭できる態勢が整ったことになる。で、その講評書きの手始めに、すでに書いた11月分の見直しから始めようとしたら、不思議なことにどこのフォルダーにも入っていない。念のためにファイル検索をかけてみても、出てくるのはすでに作品集に書き入れたカスばっかで、肝心のファイルが出てこないのだ。いったいどうしたんだろう。保存もせずに閉じてしまうなんて初歩的なミスをするはずはないし、ハードディスクが壊れた様子もない。いやはや、参ったちゃんである。
しかし、11月分の講評はすでにいったん書いたわけだから、それぞれの作品に対してのいちゃもんの筋道は分かっている。書き直しするにしても、以前書いた筋道を思い出しながらでいいから、気分的にはへこむけれども苦にはならない(と思う)。ただ、作者コメントやデータを最初からコピペしていく必要があるし、時間的にはけっこうたいへんだ。いやはや、参ったちゃんである。
で、気分転換に葛西用水にカワセミを見つけに行った。かなり強い雨が降っているので、こういう日ならお散歩おじおばが通らない。見つけやすいと思ったのだ。厚手のジャンパーに長靴といういでたちで傘を差し、双眼鏡を片手に川岸で1時間ばかり立ちん坊。しかし、その甲斐なく発見に至らず。寒さが骨まで染みてきたので退散したが、カワセミを見たという情報にいかにも真実味があるような場所だ。ここならいてもおかしくないという感じを強くした。いずれは見つけられるという予感がする。
写真は、そのカワセミ発見情報があった場所である。元荒川と葛西用水は、久伊豆神社の先から並行して流れ、ここの水門で合流して1本になる。ここから下流へ3キロばかり流れて中川に注ぐのである。
2本の川を隔てていた真ん中の土手がここで途切れる。その途切れる部分があたかも中州のようになっていて、そこには葦が生い茂り、柳を始めとする木立がちょっとした林を作っている。その林が野鳥の溜まり場であることは前から気づいていた。といっても、コサギやカラス、スズメにヒヨ、セキレイといった見慣れた野鳥ばかりで、まさかカワセミとは夢にも思わなかったのだ。まだほんとにカワセミがいるのかどうか確認が取れたわけじゃないけれど、もしいたらすごく嬉しいだろうと思う。周囲は住宅地だし、ここのすぐ背後にはラブホがあるような場所だ。それでもしぶとく自然が残っている、それが嬉しい。いたらいいな。 |
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撮影データ |
カメラ
OLYMPUS
Camedia C8080 WZ |
撮影日 |
06/02/26 12:40 |
ISO感度 |
100 |
絞り |
F3.2 |
シャッター |
1/250 |
露出補正値 |
-2/3 |
WB |
オート |
露光方式 |
絞り優先AE |
測光方式 |
評価測光 |
合焦方式 |
スポットAF |
焦点距離
(35mm換算) |
23.4mm
(92mm) |
その他 |
手持ち撮影 |
レタッチソフト |
ちびスナ |
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