今日もご近所巡り。花の季節の恒例である。どこの桜は何分咲き、どこにどんな花が咲いた・・・そういったことを見て回る。興が乗ったら写真を撮る。午後一杯そんなことをやりながら、カーステレオでモーツァルト全集25枚を片っ端から聴いていく。なんとも優雅な一日ではないか。でも、気持ちの中はそれほど穏やかではない。仕事がだんだん溜まっていくからである。
去年の春にけっこうたくさんの写真を載せた草加公園はまだ一分咲き、うちのマンションとだいたい同じぐらいだ。数本だけ植えられているエドヒガンだけが満開だった。その数少ない桜の下は何組ものグループが押し合い圧し合いして弁当を広げている。なにも、そんな過密な場所で、窮屈な思いをしてメシ食わなくたっていいじゃないかと言ってやりたくなるが、まあ、好き好きだからね。月曜日だというのにまっ昼間から宴会やってるグループもいたりして、賑やかなことである。
八潮の中川やしおフラワーパークでは桃が満開。ここも大勢の見物客でごった返していた。野田の清水公園はまだ全然。でも、やっぱり人だけはたくさんいた。暖かくなって家にじっとしていられないのはボクだけじゃないってことだな。そういえば、車を運転していても人通りが多くなってきたので危なくてしょうがない。よたよた自転車の老人だけでなく、春休みに入って路地から飛び出してくる子ども自転車にも気をつけないといけない。おっ、桜だ!なんてよそ見をしている場合じゃないのだ。
写真は乙女椿、草加公園で撮った。なるべく葉っぱの奥の方に咲いているウラナリくんを選ぶ。そのほうが乙女らしいし、花びらの痛みが少ないからだ。それに、直射日光を遮られた葉っぱが黒く落ち込んでくれるので、背景処理がしやすいということもある。
垂れ下がったカメラのストラップで枝を引っ掛け、花をちょうど木漏れ日が当たる位置に移動させる。仕掛けはこれだけである。花の接写なんていうと、マクロレンズでただでっかく撮ればいいと思っているバカが多いが、図鑑写真じゃあるまいし、それじゃ芸なしを絵に描いたようなもんだ。写真なんてものは、ちょっとした工夫で良くなるのである。ブログ版に載せたもう一枚は花の背後の葉っぱをそこらへんに落ちていた棒っ切れで少し後にずらしている。それによってボケが大きくなり、背景が邪魔にならなくなるわけである。 |
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大きな写真は ⇒ ブログ版。 |
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撮影データ |
カメラ
CANON EOS20D
EF 28-135mm IS USM |
撮影日 |
06/03/27 12:11 |
ISO感度 |
100 |
絞り |
F5.6 |
シャッター |
1/125 |
露出補正値 |
-2/3 |
WB |
マニュアル |
露光方式 |
絞り優先AE |
測光方式 |
中央重点分割測光 |
合焦方式 |
スポットAF |
焦点距離
(35mm換算) |
135mm
(216mm) |
その他 |
手持ち撮影 |
レタッチソフト |
SILKYPIX
縮小専科 |
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