京都をうろついている間にお仕事撮影が急遽決まった。携帯で連絡を貰ったのだが、当日が帰京の翌日で助かった。撮影会を早めに切り上げて、ボクだけお先に失礼なんてことにならなかったのは何よりである。
しかし、午前1時に帰宅して画像取り込みをやり、明け方やっと寝たと思ったら7時には起床である。強行軍が一日延びたと思えばなんてことないのかも知れないけれど、頭を遊びモードから仕事モードに切り替えるのが骨だ。
場所は荒川の河川敷運動場である。撮影対象はなんとゲートボール。先々月から某スポーツ財団の依頼でマイナースポーツシリーズの撮影をやっているが、過去2回はディスクゴルフとダブルダッチという正真正銘のマイナースポーツだったのに、いきなりゲートボール、年齢層を限定すれば超メジャーなスポーツである。
不思議だなと思っていたが、選手たちを見た瞬間に謎が解けた。なんと、全員が高校生だったのである。都内にただ一校だけ存在する高校のゲートボール部が取材対象であった。マイナーすぎて気の毒になるぐらいのもんだ。
しかし、思った以上に難しい撮影だった。この高校というのが男子校である上に、この年頃の男の子というのは、ボク自身もそうだったから分かるのだが、とにかく無口、無表情、シャイである。
それに加えて、このスポーツはとにかく動きが少ない。動きのバリエーションといえば自分の球を打つときのゴルフのパッティングみたいな動作と、別の球を弾き飛ばすときの動作の2種類限定なのだ。
しかも、校則で練習中といえども制服着用ときた。競技用の制服ではなく、通学用のいわゆる学生服である。動きがほとんどないスポーツだし、体力作りなどもまったく不要なので、学生服で支障はないわけだ。とは言え、写真にはなりにくい。
それでもお仕事はお仕事、文句なんか垂れていたら次から来なくていいよと言われてしまう。なんとか工夫して、どうにか見られる写真をでっちあげた。上天気の温かい河川敷で3時間、難しいのを別にすれば、寝不足なのもいつしか忘れるぐらい気持ちのいい仕事だった。ギャラは安くても気分のいい仕事というのがあるのである。
ところで、予想外に早い創刊号配信という仕儀になって、普及版まで頭が回らず、昨日配信の3号目までは同じものを配信してお茶を濁したが、考えてみると、これはヒジョーにまずいことのようである。
というのも、このプレミア版は印税仕事なわけだから、著作権はボクにあるにしても版権はまぐまぐが所有している。ボクが勝手に無料配布していいものではないのだ。まだまぐまぐにはバレていないみたいだけれど、あまり野放図に続けるとメッ!されてしまう。
というわけで、非常に不本意ながら、普及版(無料版)同時配信はこの第4号までで打ち切り、次回の第5号からは普及版は普及版仕様のものを出すことにする。悪く思わんでくれい。 |
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撮影データ |
カメラ |
Canon EOS20D |
レンズ |
EFs 10-22mm USM |
撮影日 |
06/04/04 11:17 |
画像ファイル |
RAW |
ISO感度 |
100 |
絞り |
8 |
シャッター |
1/800 |
露出補正値 |
0 |
WB |
屋外 |
露光方式 |
絞り優先AE |
測光方式 |
中央重点分割測光 |
合焦方式 |
スポットAF |
フラッシュ |
OFF |
焦点距離 |
10mm |
(35mm換算) |
(16mm) |
その他 |
手持ち撮影 |
現像ソフト |
SILKYPIX |
レタッチソフト |
PhotoShop EL |
縮小ソフト |
PhotoShop EL |
現像データ |
露出補正 |
+0.47 |
WB |
昼光(快晴) |
調子 |
標準 |
カラー |
標準・フィルム調V1 |
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