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コスモスの丘 2008/09/11 THU (No.1987） 　所沢市の小手指（こてさし）にあるコスモス畑である。普通のコスモスと、キバナコスモスが混植されている。 　小手指といえば、後醍醐天皇の勅に応えた新田義貞が、群馬は新田の庄で戦旗を掲げ、鎌倉を目指して南下、鎌倉幕府軍と最初に戦火を交えた古戦場として歴史に名を留めるところである。新田軍はこの緒戦に勝利を収め、久米川、分倍河原（ぶばいがわら）、関戸、稲村ヶ崎と連戦連勝、ついに鎌倉に攻め込んで北条高時を自害に追い込む。鎌倉幕府はここに滅亡のときを迎えるわけである。 　小手指がある狭山丘陵は狭山茶の産地として名高く、なだらかな丘の斜面には茶畑が広く散在している。しかし、東京のベッドタウンとして古くから開発の手が入っていた所沢だから、その茶畑も新興住宅地に蚕食され、風景的にはあまり見るものがない、つまらないものになっている。 　このコスモス畑も、今朝の朝日新聞地方版で紹介されていたから、鬼嫁のたっての希望で訪れてみたのであるが、遠景には高圧線鉄塔やら住宅が入るから、レンズを向ける気にはならない。一脚を長く伸ばして頭上に掲げ、無線レリーズでシャッターを切ったのがこの一枚。俯瞰しなければ絵にはならない花畑だった。 大きな画像はこちら。 購読解除はこちら 全バックナンバーはこちら 「お散歩デジカメ　Premium Edition」 日刊の有料メルマガです。購読料は１ヶ月1,050円。　　　 【主な内容】 １日１枚の参考写真とエッセイ RAW現像やレタッチの技法 撮影技術解説 ネット撮影会の作品と講評、など。 購読申込みはこちら。 購読料はクレジットカードからの 自動引き落としです。 今日のプレミア版 キバナコスモス 【内容】 展示作品：通常版「キバナコスモス」 エッセイ：針のむしろ 今日のポイント：連射の威力 撮影会講評：けんちゃんの作品 「白鷺の舞」