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商談成立 2008/10/16 THU (No.2021） 　鹿児島行きのフライト時間は午後５時、昼飯を食ってからのんびりと出かければいいや、と思っていたのだが、越谷からの高速バスの時刻表を見たら、フライトの20分前にターミナルに着く午後３時台の便が午後の一番早い便で、それだと、首都高が渋滞していたりした場合、乗り遅れる可能性がある。以前、乗り遅れた経験があるので、ひとつ前の便に乗りたい。 　でも、ひとつ前の便は午前11時、つまり、一日のうちでもっとも便数が少ない時間帯だったのだ。荷物を抱えて電車で行くってのも業腹だから、その11時の便で行って、羽田で飲むことにした。フライトまでの待ち時間が４時間もある。たっぷり飲めるであろう。 　実際、たっぷり飲めた。ひとつの店にあんまり長っ尻ってのもみっともないと思い、羽田ではしごするキットくんなのだった。３店はしごして、それぞれで生を２杯ずつ、計６杯を飲み干した。幸せ一杯である。 　しかし、好事魔多しとはよく言ったもので、ゲートで座ってフライト案内を待っているうちに、不覚にも熟睡してしまったのである。案内係のねいちゃんに肩を叩かれて起こされたときには、乗客は全員搭乗済み、「お急ぎください！」と急かされ、追い立てられるようにしてブリッジを走るハメになったのだった。 　息を弾ませながら搭乗したら、スッチャーデスのおばはんが、搭乗口のすぐ横の席に座れと言う。チケットでは80番、つまり、うんと後ろのほうの席だったのだが、そこまで歩かれちゃ余計遅れてしまうということだろう。有無を言わせず座らせられた。座ったとたんに飛行機が動き出したから、いやはや、ほんと、ぎりぎりだったわけだ。 　で、ふと気がつくと、座った席はビジネスクラスではないか。エコノミー料金しか払った覚えはないのだが、緊急措置でビジネスクラスに席替えされたわけ。瓢箪から駒とはこのことだ。ゆったりと座って、タダのビールを飲みながら鹿児島に到着した。えらく儲かった気分である。しかし、おそらく、日本航空はボクを要注意人物として登録したに違いない。 大きな画像はこちら。 購読解除はこちら 全バックナンバーはこちら 「お散歩デジカメ　Premium Edition」 日刊の有料メルマガです。購読料は１ヶ月1,050円。　　　 【主な内容】 １日１枚の参考写真とエッセイ RAW現像やレタッチの技法 撮影技術解説 ネット撮影会の作品と講評、など。 購読申込みはこちら。 購読料はクレジットカードからの 自動引き落としです。 今日のプレミア版 アクレイリ 【内容】 展示作品：ダミー版「アクレイリ」 エッセイ：休載 今日のポイント：休載 撮影会講評：休載