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湖の黄昏 2009/06/12 FRI (No.2260） 　朝４時の集合だという。なにをトチ狂っておるのか知らんが、梅雨時の山の上で朝焼けを撮るのだとのたまう。そういう、確率という言葉を知らぬ非常識な人間に付き合っていたら長生きできないに決まっているから、埼玉勢３人は７時に集合、東北道をゆっくりと走って、お昼の蕎麦から付き合うことにした。千葉勢３人も当然同じ考えである。新潟勢２人も常識人の仲間だ。結局、ノーミソの歯車が２つばかり足りないのは、言い出しっぺの塩釜ごん太、仙台のsasaくん、新潟の岩魚くんの３人だけであった。 　お昼前の11時に総勢11人が集合。蕎麦を食った後、民宿「くらんぼーん」の親父に案内してもらって、裏磐梯の隠れた撮影ポイントを夕方まで回った。この親父、若い頃、20年ばかりとある出版社の写真部員を務め、独立してペンション経営に転じたという人だ。プロの写真家である。裏磐梯がいたく気に入って定住したというだけあって、風景写真のポイントは誰よりもよく知っている。悪天候であったが、、悪天候なりのポイントをちゃんと案内してくれる。写真というものが分かっているのだ。 　藪漕ぎをして入った渓流では、今回の主催者であるごん太の提唱で、夜の講評会用の撮影を行った。ブラインドになったポイントに三脚を立て、一人ずつ順番にそこで自由に撮影する。三脚があるポイントからであれば、どちらを向いても、レンズは何を選んでも構わない。ブラインドになっているから、他人が何をどう撮ったかは分からない仕組みだ。 　夜、それらの中から各自１枚だけを選び出し、Ａ４サイズのプリントにして、匿名のままでボクが講評するという趣向だ。構図の決め方や被写界深度の取り方などを指摘するわけだが、撮る、撮らないに関わらず、全員が実際に見た被写体だから、指摘されるポイントは全員が理解できる。なかなか面白い、いい企画であった。 　夜は宴会。当初は宴会なしなどという噂も流れたが、それじゃ参加しないよというのが何人もいたので、急遽宴会ありということになったといういわくがある。お散歩ネットはやはり、宴会がなければ始まらないのである。 　しかし、明日もまた４時起きなどというバカなことを主催者が言い張るので、適当に切り上げて早寝した。そういう点では、まあ、健康的な初日であった。ちなみに、ペンションの晩飯、えれぇご馳走であった。 購読解除はこちら 全バックナンバーはこちら 感想、ご意見などはこちらから。 「お散歩デジカメ　Premium Version」 日刊の有料メルマガ 購読料1,050円（月間）はクレジットカードからの自動引き落としです。 普及版と同様、「一日一枚」ではありますが、 有料だけのことはあるな！ という内容になっとります。 写真が上手になりたい人や、 キットのせいで人生を誤りたい人は 購読して後悔することはありません。 ただし、 購読しなくても後悔することはない 仕組みなので、貧乏な方は ご遠慮いただいた方が よろしかろうと存じます。 メルマガ登録・解除 お散歩デジカメ Premium Version >>  サンプル 詳細ページへ powered by まぐまぐプレミアム 今日のプレミア版 【内容】 展示作品： ダミー版「セリ市場」 後出し版「雨上がり」 エッセイ：休載 今日のポイント：休載 ネット撮影会講評：休載 セリ市場 雨上がり 後出し版おまけ画像