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夕焼け快速 2009/06/24 WED (No.2272)


 一昨日のプレミア版であったか、ボクの飲酒歴を開示したコラムを書いて、その中で、日本酒に換算すれば、60年の生涯に、重量にして14トンの酒を飲んだと書いた。もちろん、あくまでメノコの計算であって、飲むたびにいちいちメスシリンダーで軽量したわけではない。一日平均にすればこのぐらいという適正飲酒量に、飲み始めてからの年数(日数)を掛けただけだ。
 これだけの酒を、ほとんど毎日飲み続けてきたわけだし、しかも、年齢を重ねるとともに酒に対する好みも変遷してきたので、酒の種類、あるいはブランドといったら、それはそれは、数えきれないぐらい多岐に渡っている。
 大雑把に言えば、好みの変遷はだいたい次のようになる。
 法定年齢に達する以前、つまり、中学生の頃から19歳までは芋焼酎である。鹿児島に住んでいたから、酒類に多様性がまったくなかった。酒と言えば芋焼酎しかない県であり、そういう時代だったからだ。
 大学に入って洋酒を覚えた。トリス、レッド、金があるときはホワイトである。就職してから、やっと日本酒とビールに辿りつくが、日本酒は飲まされるから仕方なく飲むだけで、まったく好きになれなかった。この当時、焼酎はあくまで自宅でこっそり飲む酒であって、外では飲まない、あるいは、そもそも店に置いてないものであった。上司と一緒の席で焼酎なんぞを頼もうものなら、大目玉を食らったものだ。
 海外勤務時代はビールとウイスキー。ビールはギネス、ウイスキーはブッシュミルズと決めていた。決めるまでには、言うまでもなくいろいろ試飲してみたわけだが、この2銘柄に匹敵する酒にお目にかかったことがない。特にブッシュミルズ。シングルモルトの最高峰だと思う。
 脱サラ後はもっぱらビールと芋焼酎である。ビールはスーパードライ、焼酎は、幼い頃からの馴染みである「さつま白波」(40歳になる頃まで、東京で入手できる、ほとんど唯一の芋焼酎だった)か「伊佐錦」「霧島」「五代」。いずれも、大昔からあるブランドである。
 ワイン類に関しては定見なし。サラリーマン時代は1本ン万円なんてのをしょっちゅう飲んだ(会社の金で)けれど、一度たりとも感激したことがない。ボクに言わせれば、単なる味付きアルコールだ。ブランデー、ジン、ウォッカ、テキーラ等々、これらも同様。
 まあ、多種多様の酒とお付き合い願ったわけだが、唯一、甘い酒とだけはお近づきになれなかった。カクテル類、梅酒、トニック類、そういったものは体が受け付けない。日本酒も実は、あの甘味が苦手だったのだが、50歳を過ぎた頃から、辛口の熱燗ならば味わって飲めるようになった。冬の寒い日に飲む熱燗の美味さがやっと分かったというわけ。大人になったものである。
 最近、芋の好みに新たな1ページが加わった。鹿児島のいちき串木野市にある酒蔵が醸造している「薩摩一」という銘柄だ。昔はたぶんなかったブランドで、したがって、昔ながらの泥臭い味わいは露ほどもないが、今風の「飲みやすい」芋焼酎の中では出来がいい。醸造元の若松酒造は、全国焼酎メーカーの売上高ランキングでは22位、40億円弱しか売り上げない(2006年、帝国データバンク調べ)メーカーだが、最近の薩摩は、蔵出し量ではなく品質と味わいで勝負!みたいな気風が漂っていて、大手じゃなくてもいい酒が、探せば見つかるようになってきた。
7月1日〜3日の3日間は、
配信スタンドの休業により配信できませんので、
6年ぶりの夏休みとさせていただきます。

薩摩一
1890円

薩摩一
パック6本セット
7800円

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ご遠慮いただいた方が
よろしかろうと存じます。
今日のプレミア版
【内容】
展示作品:

通常版「黄昏電車」
エッセイ:
今日も橋
今日のポイント:腹切り
ネット撮影会講評:
遥夢さんの作品
「動物園って楽しいね」
黄昏電車



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開催日 言いだしっぺ 内容
6月27-28日(土日) お田んぼ倶楽部
北陸支部
第6回例会・草との格闘など。超豪華バーベキュー付き。相沢くん歓迎会兼撮影会を同時実施。
6月28日(日) パラドックス(関西支部) 京都紫陽花撮影会その2(楊谷寺と善峯寺)
7月24日(金) はんべぇ(関東支部) 相馬野馬追撮影会
 (前日終電前に集合し出発予定、東京地区からはバスを仕立てます。)
9月5-6日(土日) ごん太(東北支部) 猫島(石巻市田代島)のんびり撮影会
撮影会名を明記の上、お申込み、お問い合わせはこちらへ。
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※この色の撮影会にはキットくんも参加します。
6月のお題は「雨降り」
撮影期間:6/1〜6/30
提出期限:7/1
一人3枚まで。
投稿規程は
こちら。よく読んでください。

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[3]購読料を毎月1,050円も支払う必要があることから、無駄を省く生活が身につき、清廉潔白な余生を送ることができる。
[4]この普及版と併せて、プレミア版のエッセイも毎日読むことになるので、キットに感化される度合いが倍加し、人格崩壊速度が速まる。