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雨中に橋を渡る 2009/07/06 MON (No.2284） 　お田んぼ倶楽部のボクらの田んぼが心配である。今年は田んぼをリロケーションした上に、最初の除草から２度めの除草までの間を空け過ぎ、しかも、その間の水管理に失敗したので、２度めの除草の折には、田面をびっしりと雑草が覆っていた。 　その後は、相沢くんの手を煩わせて、できるだけ深く湛水した状態に保ってもらっているが、田んぼ自体が広いため、田面の高さが一定していない。深い場所と浅い場所が混在している状態だ。したがって、深い場所に生える雑草と、浅い場所に生える雑草の両方が芽を出す環境なのだ。 　ひょっとしたら、もう一度除草が必要かも知れない。次回の例会までに一度見に行こうと思っているのだが、その時間が取れるかどうか微妙。なんとも悩ましいことである。 　ところで、「除草剤を使わないイネつくり」という本を入手した。環境破壊のダメージ度では農薬など足元にも及ばないという除草剤、それを使わずに米作りをしようという百姓が全国的に増えている。そうした人たちの経験と知恵の総集編みたいな本だ。編者は「民間稲作研究所」という団体。結成10年のＮＰＯ法人だが、官民の認知度が高く、活動も活発に展開している。 　20種類ほどの抑草法が紹介されている。単にやり方だけを示しているのではなく、その根拠や化学的、科学的な仕組みまで網羅されているので、シロート百姓のボクが読んでもきわめて分かりやすい。 　しかし、一口に除草剤を使わないと言っても、じゃあどうすりゃいいんだってことになると、その奥は深い。単純に結論が出る問題ではないのだ。ただ、この本のバックボーンである、「環境の技術は、どこからか与えられるのではなく、自ら考え、工夫し、試みることから生まれるのだ。多様な農法が花咲かねば、多様な環境を守り続けることはできない」という姿勢には、諸手を上げて賛成である。 　お田んぼ倶楽部だが、今年は出だしで失敗しているのだからしょうがない。きつい手作業で凌ぐより他ないと覚悟を決めた。ただ、来年以降のことを考えれば、ちょっとここらで勉強しておかないと、また同じことを繰り返してしまう。この本を教科書にして、みんなで勉強会でもやってみようと考えている。お田んぼ倶楽部の関係者は読んでおいてください。 　（なお、まぐまぐの規定により、メルマガ誌上ではアマゾンでしか商品紹介ができません。ブログ版では楽天で紹介しています。送料なども含め、安い方を探すようにしてください。） 初心者向け撮影会 日時：７月11日（土）午後５時〜７時半 場所：お台場水上バス桟橋集合 会費：1000円 三脚を持っている人は持参のこと。 申し込みは下の「キットにメッセージ」から。 購読解除はこちら 全バックナンバーはこちら 感想、ご意見などはこちらから。 「お散歩デジカメ　Premium Version」 日刊の有料メルマガ 購読料1,050円（月間）はクレジットカードからの自動引き落としです。 普及版と同様、「一日一枚」ではありますが、 有料だけのことはあるな！ という内容になっとります。 写真が上手になりたい人や、 キットのせいで人生を誤りたい人は 購読して後悔することはありません。 ただし、 購読しなくても後悔することはない 仕組みなので、貧乏な方は ご遠慮いただいた方が よろしかろうと存じます。 メルマガ登録・解除 お散歩デジカメ Premium Version >>  サンプル 詳細ページへ powered by まぐまぐプレミアム 今日のプレミア版 【内容】 展示作品：通常版「雨の沈下橋」 エッセイ：早死にの元 今日のポイント：リモコンレリーズの新作 ネット撮影会講評：休載 雨の沈下橋