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漁師たちの祭 2009/08/01 SAT (No.2310） 　午前７時起床、８時朝食、９時から午後３時まで海。お昼は浜辺で自給自足のバーベキューという一日であった。 　浜辺でサザエ、トコブシ、ウニは採取禁止である。ここいらへんの漁師さんたちの生存権を侵すことになるからだ。しかし、子供たちが採取できる範囲、すなわち、子供の膝ぐらいまでの浅水域に生息する海浜動物なら、そりゃぁ、厳密に言えばサザエの赤ちゃんとかウニの孫なんてぇのがいるかも知れないけれど、そう厳密なことは言われない。 　というわけで、子供たちには、自分たちの食料を確保するように言いつけた。生命に関わる課題なので、みな必死である。せっせと働いてくれた。お陰で、事故の心配もなく、手もかからなかった。単に遊ばせるだけだと、そこはそれ、ガキのことであるから、どうしても暴走するガキが出てくる。つい夢中になって深場まで泳ぎだしたり、喧嘩したりするのである。でも、食料確保の命題を与えられれば、採らなきゃ食えない。遊んでいる暇はないという仕組みなのだ。 　実際は、食える、というか、美味しく食べられる貝の種類はそう多くはなく、特に、岩にへばりついている貝類は、子供の手では剥がすのが難しく、それほどの量が集まったわけではない。足りない分は、もちろん、大人が用意しておくのである。鮮魚店で買ってきた地元の干物や鮮魚である。 　干物はそのまま焼けばいい。鮮魚は大人がさばき方を教えながら、子供の手で刺身にさせる。ビールの空き缶を利用してコメを炊き、酢飯を作らせて握り寿司に挑戦だ。まるでおにぎりみたいな寿司がたくさんできたけど、子供たちで完食した。採ってきた貝類は炭火で焼いて食う。大人もそれをご相伴しながらビールを飲むという寸法だ。 　３時に海から上がり、風呂に入って昼寝。といっても、昼寝をしたのは大人たちだけで、ガキどもは大騒ぎしていたらしい。 　夕食後、地元の夏祭りを見に行く。都会のお祭りのような派手さはないけれど、いちおう、屋台も５つばかり出ていたし、笛太鼓も賑やかだった。ガキどもには、一人300円を渡して買い食い自由とする。手に食い物を持っている間は決して暴走しないから、これも事故防止の手なのである。 　午後８時就寝。さすがに大人たちは昼寝の効果が覿面で、零時過ぎまで盛り上がった。今日もたくさんビールが飲めた。満足である。 購読解除はこちら 全バックナンバーはこちら 感想、ご意見などはこちらから。 「お散歩デジカメ　Premium Version」 日刊の有料メルマガ 購読料1,050円（月間）はクレジットカードからの自動引き落としです。 普及版と同様、「一日一枚」ではありますが、 有料だけのことはあるな！ という内容になっとります。 写真が上手になりたい人や、 キットのせいで人生を誤りたい人は 購読して後悔することはありません。 ただし、 購読しなくても後悔することはない 仕組みなので、貧乏な方は ご遠慮いただいた方が よろしかろうと存じます。 メルマガ登録・解除 お散歩デジカメ Premium Version >>  サンプル 詳細ページへ powered by まぐまぐプレミアム 今日のプレミア版 【内容】 展示作品：ダミー版「崖下の農家」 通常版「磯遊び」 エッセイ：子ども会海の家 今日のポイント：休載 ネット撮影会講評：休載 崖下の農家 磯遊び