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下町の路地 2009/10/06 TUE (No.2376） 　駅前の商店街の中に、大昔から営業している和菓子屋さんがある。甘いもの好きの鬼嫁しか用のない店なのだが、そこの一人息子とその女房とは、かつてトライアスロンをやっていたときのチームメートで、トレーニングもしょっちゅう一緒だったし、駅伝チームを結成して市の大会に出たこともある。今は夫婦揃ってタイのバンコクに移住しているから、数年おきに帰国した時ぐらいしか会えなくなった。 　その一人息子が２年前、前触れもなく訪ねてきたことがあった。お母さんの葬式だというのだ。まだ若い奥さんだったから、急病でも患ったのかと思ったら、なんと、自転車事故だという。それも、自転車にぶつけられて倒れ、打ち所が悪かったらしい。 　事故が起こったのは駅の地下道。前にも書いたけど、ボクの駅には一ヵ所しか改札口がなく、反対側に行くには踏切を渡るか横断地下道を通るしかない。その地下道には、降りていく階段の真ん中に自転車用のスロープがついていて、それを使って自転車を押していくようになっている。そのスロープを、降車せずに、乗ったまま下ったバカがいたらしい。 　らしい、というのは、そのぶつけた犯人がまだ捕まっていないからだ。遺体の状態からして、明らかに自転車にぶつけられたことは明らかなのだが、犯人は轢き逃げしたまま見つかっていないのだ。その地下道の両側の入口には、今だに目撃者探しの看板が立てられたままだ。そこを通るたびに、他人事ながら悔しい思いをする。 　その件があって以来、鬼嫁を自転車保険に加入させている。トライアスロンをやっていた当時、自転車事故ってのはいとも簡単に起こるということを痛感していたから、和菓子屋さんの奥さんの事故死がいいきっかけになった。ボクの次弟が保険会社の（子会社の）社長をやっているので、相談の結果「交通事故傷害保険・ファミリー交通傷害保険」というのに加入した。ボクはほとんど自転車には乗らないけれど、この保険ならぶつけられたときにも有効。もちろん、いつも自転車に乗る不注意おばさんの鬼嫁の場合は、人にぶつけたり、自爆して自分が怪我したりということも大いにあり得る。 　自転車事故も自動車事故も、相手に怪我をさせたり死なせてしまったときの賠償リスクはまったく同じである。１億円近い判例もあるぐらいだから、多寡が自転車と思っていては大間違いなのだ。最近はツーキニストなどという人種も増えてきた。自転車通勤はボクもかつてやっていたけれど、軽い怪我なら日常茶飯事、ヤバイ！と思うようなケースもけっこうあった。停車している車の脇をすり抜けようとしたらいきなりドアが開き、そこに激突して救急車に乗ったこともある。少なくとも、自動車よりは格段に事故る確率が高いのだ。みなさんも考えて見られてはいかがだろうか。この保険なら、自転車だけではなく、スキーやゴルフなどの事故にも対応している。もちろん、自動車事故もだ。ファミリータイプなら同居家族全員が対象。掛け捨てなので掛け金も安い。 購読解除はこちら 全バックナンバーはこちら 感想、ご意見などはこちらから。 「お散歩デジカメ　Premium Version」 日刊の有料メルマガ 購読料1,050円（月間）はクレジットカードからの自動引き落としです。 普及版と同様、「一日一枚」ではありますが、 有料だけのことはあるな！ という内容になっとります。 写真が上手になりたい人や、 キットのせいで人生を誤りたい人は 購読して後悔することはありません。 メルマガ登録・解除 お散歩デジカメ Premium Version >>  サンプル 詳細ページへ powered by まぐまぐプレミアム 今日のプレミア版 【内容】 展示作品：テント エッセイ：イエローカード 今日のポイント：空を隠す構図 ネット撮影会講評：休載 テント