みずくんの作品


カマボコの断面のようなお茶の畝が面白い。斜面なので、崖が斜めになっているのも、画面に変化を与えている。下の畦道をカットしたため、不安定な感じがより強くなった。残念なのは空。こればかりはお天気相手なので文句は言えないが、もう5メートルも右に寄れば、空の面積を多少は小さくできたかも知れない。 休憩小屋をうまく画面に取り込んでいる。一番茶を摘み終わった後の、枝だけになったお茶の木が、パッチワークのように見えて、画面に変化をつけた。
ちょっと窮屈な感じがする。もう少し広めに切り取れなかったか。手前に写りこんでしまった雑草の辺りまで下をカットして、向こうの斜面の茶畑をその分多目に入れてやれば、重い感じが薄れたのではないか。 水平が取れていないのが難点だが、上出来の作品。手前の休憩小屋が良いアクセントになった。空まで抜いたために、空気感が描写されている。
望遠でアオガエルを撮った作品。こういう写真は、組写真の中に混ぜると全体にストーリー性が出てくるので、重宝することが多い。カエルがこちら向きだと完璧だ。白くもやがかかっているのはレンズの曇り? 空の分量がちょうどいい。人物の位置、姿勢もなかなか。文句のない1点。
この写真も、組写真に入れたい1点。田植え後であれば最高だった。ただし、水面は水平に。 水が入ったばかりの棚田のたたずまいが見事に描写された。背後の山、わずかに見える空、ふもとの農家など、脇役もよく生きている。
画面に2輪の原則は、両方にピント。右上の枝も邪魔。 太陽を反射している棚田を撮った作品。面白いが、ちょっと狭苦しい画面になっている。もう少し広角で写せなかったか。

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