トミくんの作品


今回のトミくんの作品は、スリーブ全体が露出オーバー気味だった。この作品も、構図はいいのだが、露出が甘い。特に、空が入るような難しい構図の場合は、露出をずらして何枚か撮っておくようにしたい。 茶畑の脇にあった公園で、花壇の手入れをしていたおばさんたちだ。目の付け所ははいいのだが、おばさんたちの姿勢や表情が中途半端。一声だけでなく、話し込むぐらいまで声をかけないと良い表情は引き出せない。あるいは、カメラを意識していない状態で、作業中の表情を横から狙うなど、工夫が必要だ。
茶畑のうねりをうまく捉えている。構図的には文句なし。露出とピントだね、問題は。 ネムちゃんにまったく同じ作品があった。これも露出!
こういう写真を中途半端と言う。人物が主役ならもっと寄る。脇役だとしたら大きすぎる。 このぐらいで正解。
不思議なことに、この1枚だけが露出アンダー。しかし、これはこれで、棚田を耕作するお百姓さんの苦労が、全体が暗い感じになったことで強調された。 露出以外は満点。

広角の特性をよく生かした作品。残念なのはピント。
広角はパンフォーカスが基本だから、もっと絞ること。
ピント位置も遠すぎる。
欲を言えば空がちょっと多すぎる感じだが、今回のトミ
くんの作品の中ではこれが一番。左にある1本の木が
生きている。田植えが終わった田んぼを選んだもの偉
い。

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