キットの正体

キットとは何者か？

わけもなく世界をうろつく
単なる観光オヤジか、
はたまた、写真業界に巣食うゴロツキか。
その正体を知るものは誰もいない・・・・・

三度のメシより酒が好き、
飲めさえすれば文句なし。
金もいらない、女も邪魔だ。
シャッター切れればそれで良い。
人呼んで「ドランク・カメラマン」
またの名を「手ぶれの鬼」

彼はなぜ写真を撮るのか。
天職だと勘違いしているのか、
「そこに被写体があるから」なのか。
「謎に包まれた天才写真家」
と言うものもあれば、
「単なるバカ」と毒づくものも・・・


メコン川に浸かって漁師の邪魔をしているところ。このあと、深みにはまって溺れそうになった。	ブコヴィナの修道院で壁画を撮っているところ。このあと、脚立から落ちて修道女たちに思いっきり笑われた。	ブカレストで鉄塔によじ登って撮影しているところ。このあと、下を向いたら足がすくんで、めっちゃ怖かった。	檜枝岐村で松茸を前に至福の時を過ごしているところ。日本ではなぜか写真しているところの写真がない。このあと、寝た。	ルーマニアの田舎で、ろくに撮影もしないで「酒が飲みテー」と唸っているところ。このあと、突然の雷でこの丘を必死で駆け下りたら牛のうんこを踏んだ
	以上の写真については、かつては天才女流写真家の卵と謳われながら、今では単なる温泉好きの主婦と成り果てたウメちゃん、不出生の女流デザイナーでありながらラグビー選手のおっかけで人生を棒に振ったテラちゃん、某外務省外郭団体のルーマニア派遣隊員でありながら、酒で身を滅ぼしたナベちゃんと、日本に強制送還されたおかげでかろうじてその地獄を抜け出したエリねえ、ラオスでは知るひとぞ知る超人ガイド、ケオくんの渾身の作品ですが、掲載許可は貰っていないので、内緒にしてね