Kit the genius'
☆ 1日1枚 

Fujifilm Finepix4500 Camedia C-4100
離陸準備完了 2003/08/07 THU
撮影データ
カメラ Camedia C-4100
撮影日 2003/08/07
ISO感度 100
絞り値 F11
シャッター 1/262
露出補正値 +0.7
WB 晴天
その他 オートAE
マニュアルフォーカス
コントラスト+4
マクロモード
毎日、多数のメールが寄せられるので、直接のご返事は原則としてご勘弁いただいています。数日遅れになることもありますが、下のコラムに掲載してご返事とさせていただきます。ただし、実名は掲載いたしません。ご了承ください。
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 明日から日曜日まで山梨、長野方面にでかける予定なので、本日分の配信後、2日間はお休みをいただくことになる。しかし、「1日1枚」と謳っている以上、空白の日を作るわけには行かないので、日曜日には、なんと3日分を一度に配信しなくてはならない。本日分がこのメルマガの第110回なので、配信作業にもずいぶん慣れてはきたが、さすがに3日分の作業となると自信がない。というわけで、今日は、前もって済ませておける部分の作業に追われていて、少々お忙しなのだ。
 ボクの書斎の窓のすぐ下はマンションの駐車場になっているのだが、その駐車場の先にあったバッグ製作所が工場を畳み、跡地が区画されて住宅地として売りに出されている。しかし、このご時世なので、なかなか買い手がつかない。まだ8割方売れ残って、そこは草ぼうぼうの空き地のままだ。暑くなってきてやぶ蚊でも発生された日にはたまらないので、どんな有様か見に行ってみた。場合によっては開発業者に善処を願わねばならないからだ。
 幸い、それほどひどい状況ではなかったので一安心。ついでにこれを撮ってきた。セイヨウタンポポの綿毛である。
【使えるワザ】晴天の空に抜く構図なので、思い切って露出をプラス補正してある。こういう状況では、その幅はなかなか経験だけではピタリといかないものなので、0.3刻みでずらしながら、1カットで数枚ずつ撮るようにする。
 カメラのオートフォーカス機能がもっとも苦手とされる網目状の部分にピントを合わせなくてはならない。当然、フォーカシングはマニュアル。レンズから綿毛までの距離を目算し、その距離に前もって目盛を合わせておいてから、液晶画面で確認、微調整する。微調整は目盛を動かすのではなく、カメラをわずかに前後させるのがコツだ。
 晴れた戸外では、かなり明るい液晶でも、こういう細かな確認は難しい。手作りの液晶フードが、こういうときに役に立つ。買ってもせいぜい1000円ぐらいのものなのだが、手作りでも簡単にできるので、暇なときに何個か作り置きしてあるのだ。型紙が作ってあるので、それに従って厚紙を切り、折り曲げて張り合わせれば出来上がり。雨に備えてビニールテープを巻いておけば、なおさら完璧だ。
 

読者からのメールや質問やヤジ

ネムちゃんから
 キット先生おはようございます。
 花火の写真、講評ありがとうございます。ご指摘の通り、露出オーバーは自覚しておりました。というのも、6月に購入したカメラの使い方を熟知しておらず、マニュアル撮影での絞りの設定方法がわからず、F5.6での撮影だったからです。カメラ操作をマスターするという基本を怠った結果です。充分反省しております。

 昨日の花火は、実家へ行っていたため撮れませんでした。まだマイナーな大会があるので、今度は絞りに気をつけて、そちらで挑戦してみようと思います。マイナーな花火は単発で上がるので、多重露光での撮影となるでしょう(印刷会社のメリットを生かし、黒のダンボールシートを葉書大にカットしてグッズを作成しました)。


返信
 こないだ、「花火撮影はマイナーな大会のほうがいい」と書いたらも早速投稿がありました。絢爛豪華に打ち上がる派手な花火は、見ているだけならそれが最高ですが、ポツンポツンと上がる花火のほうがはるかに撮りやすいんです。

 この週末に花火撮影に挑戦!という読者もおられるでしょうから、投稿コーナーの順番をちょっと早めて、今日は花火写真を講評することにしました。

ちほりんさんから
 キットさんこんにちは。ちほりんです。最近キリ番ゲッターが続出しているようですね。先日「そろそろだな」と思ってみていたら、あっという間に踏まれていてすごくびっくりしました。いつかは私も…。

 ところで、私は夏休みで実家に帰ってきました。ハウステンボスにいき、写真をたくさん撮るぞ!と意気込んでいたにもかかわらず、途中で電池がなくなってしまいました!!予備の電池が充電されているものと思い込んでいたら、実は使いきった後…。結局、彼のカメラを借りて撮ったのですが、やはり私の愛機(Coolpix 2500)でないと、自分で撮った写真といってもなんだかわだかまりが残ってしまいます(頑固でしょう〜ははは)。

 写真の多くは先生のおっしゃる「ご報告写真」ですが、自分の見たものを残す、という意味では満足しています。今回は先生のメルマガを購読して、初めての撮影旅行(?)だったのですが、思った以上に露出やホワイトバランスや構図に気を配っている自分がいて驚きました。毎日じっくり読んでいたのが功を奏したようです。これからも勉強させていただきます!


返信
 本日配信の「天才キット世界を撮る」に詳しく書きましたが、報告写真って、実はとても難しいんですよ。報告写真がちゃんと人に見せても恥ずかしくないように撮れるようになったら、写真家として一人前なんです。頑張ってね。

hanaちゃんから
 hanaです。あの説明で凸レンズ+魚の目ばんそこ、お分かりいただけたでしょうか? hanaのメルマガも1日おきに発行しています。よろしかったらご登録ください。昨日はナズナ!花びら4枚しかないんですよ。
 教育系MMというのは、小学校の教員向け、保護者向けのものでkyositu.comニュースといいます。 こちらも楽しいですよ。ただいま、安間茂樹氏のものを連載中です。
 なお、8月5日号のkitさんの水面の写真、ちょっと加工して、隠しページに載せさせていただきました。掲載許可いただけましたら、topページよりリンクを貼りたいと思います。どう?
  東京は現在スコールのまっさい中です!!


返信
 アプレットを使うと、面白い効果が出るんですね。ボクも勉強しようかな。
 写真はお使いいただいていいですよ。リンク貼っていただけるとは、かえってありがたいぐらいのもんです。
 メルマガ、2誌とも購読しています。楽しんでますよ。
唐突に決まった撮影会のお知らせ

日時:8月23日(土)午後4時から
被写体:お台場公園の夕陽と夜景とアベックと生ビール
参加費:3000円(講評会込み、交通費と飲み代は各自負担)

※今回はデジカメ中心でやります。撮影会終了後の生ビールの席で、
パソコンに画像を取り込んで、飲みながら講評会をやろうかと考えています。

お申込みはこちらから。


お願い!

お台場で10名程度が座れて、
生ビールを安く飲めるところを
ご存知の方はいらっしゃいませんか。
おられたら教えてください。
投稿写真をけちょんけちょんにけなすコーナー
みーさんの投稿写真
 キット先生こんばんわ。先日、花火に関する質問にさせて頂いた、みーです。
 私も何か講評していただこうと、どんな写真にしようかしばらく考えていたんですが、やはりせっかく色々と花火撮影のポイントを教えていただいたので、花火の写真にします。(・・・と迷っているうちに、在庫がいつの間にか増えている!さすがです(笑))

 教えていただいたことや、「花火」の回での「画面いっぱいに撮る」というポイントを頭にたたき込んで、結構ズームを効かせて撮りました。こういう時に10倍ズーム機って強いですね(笑)。もちろん、トリミング等の加工は一切していません(オリンパス2100UZです)。

 最初の1時間弱程度は適当な露光時間を見つけるべく、デジカメで練習。最長16秒までできるといっても、やはり16秒では長すぎですね(笑)。16秒で撮っても露出オーバーとならずに鑑賞に堪えるカットもありますが、やはりそれは中盤の、1発づつ順番に上がっていた花火でした。開始間もなくとフィナーレの連続では、露出を長くするほど画面が白く飛んじゃいました(^^;;)

 1万5千発という規模もなかなかのものなので、黒い葉書大の厚紙も用意していったんですが、それよりも一度に何発も上がることが多くて、黒い板を使用したカットよりそうでないもののが多いかも・・(^^;;
 ISO感度は100に固定していたのですが、パソコンの画面で見てみるとノイズが多くて、結構散々でした(2100UZはノイズリダクション機能はないようで・・・)。デジカメで撮った100枚近くのうち、プリントしてみてもいいかな?と思えたのは3枚程度。

 初めてリバーサルフィルムにもチャレンジしてみましたが、やっぱり難しいですねー。デジカメの、撮ったらすぐ見られるというのに慣れているため、すぐに見られないというのは結構コワイものあります・・・。
 それに、一眼も、デジカメも両方そうなんですが、2〜5秒程度の長い露光時間でシャッターを開けている最中は、ファインダーが真っ暗になるので、どんな写り方してるか、全く分かりませんね。一眼でもレリーズのロックを解除してシャッター閉じるまでファインダーが見えなくなるのには驚きました。

 送った写真は、一応構図的には結構いいかな??と思ったので、これにしてみました。でも明らかに露出オーバー気味・・ですよね・・。露出時間はこのカットの場合、4秒のようです。撮りながら1〜6秒くらいで色々と変えていたので・・・。(でもフィナーレなら4秒でも露出オーバーになるかも。)
 初めて使ったリバーサルフィルム1本は、明日現像から戻ってくるはずです・・・。なんだか合格発表を待つような気分で、なんとも言えないです(笑)。36枚のうち1枚でも鑑賞に堪えるカットがあれば、ま、合格ってトコですかね(笑)。数日経っても何も報告がなかったら・・・・ま、聞かなかったてことで(笑)。
 それでは、メルマガ楽しみにしてます(^^)


講評
 確かに露出はオーバーですが、花火の豪華さは上手に描写されています。開いた花火の端っこが切れているので、それがかえって「広がり」を感じさせるのです。初挑戦にしてはほんと上出来ですよ。

 大会がもっとマイナーなものだったら、けっこう単発ものも多いので、もっと撮りやすくなります。例の黒い紙を使って多重露光すれば、豪華にも見せられるし、いわゆるしっとりした風情のある花火も描写できます。たまたまご常連のJUN1さんが撮った、お手本になる写真が届きましたので、参考にしてください。しっとり感がよくでていますね。

 数日経ってもなんとも言ってこないところを見ると、リバーサルはダメだったのかな?でも、こと夜景や花火に関してはデジカメより一眼の方がずっと簡単なので、ちゃんと撮れていると思いますよ。

JUN1さんからは次のようなメッセージが届いています。
『キット先生、常連のJUN1です・・・。

> 実は、写真撮影が目的なら、マイナーな寂しい花火大会のほうがいいんですよ。

 そうそう、昨日地元砂町の花火大会に行ってきました。マイナーですが寂しくはありません、1時間で3000発あがりました。ピント(∞のチョイ手前)、絞り(f8)、シャッター(4"〜15"の間でいろいろ)で撮りました。むづかしいです!

 [1]構図:花火の上がる位置が高かったり低かったりまちまちできれいに収まらない。
 [2]露出:花火が集中して上がったり(バンバンバンバン)、間隔をおいて上がったり(バン、・・・バン・・・バン)して、設定したシャッター時間で丁度よい光量が得られない。

 周りからは、うぉ〜とか拍手が沸き起こってるのに、私は1時間の間カメラに集中していて花火を楽しめず、さらに「だからどうした」という写真しか撮れませんでした。』
写真を講評しますよ!
 みなさんが撮ったデジカメ写真を送って下さい。この欄で講評します。「こうしたらもっと良くなる」「こんな見方もアリだよ」など、今後の参考になる(かもしれない)意見を述べさせていただきます。本名で送ってきても、こちらで勝手にあだ名をつけさせていただきますので、撮影者名は仮名で構いません。「掲載はして欲しくないけど講評だけお願い」というのはご遠慮ください。

○ 写真はなるべくリタッチしないままで。サイズだけ640x480pxに縮小してメールに添付してください。

○ 1通のメールに添付するのは1枚だけにして、複数の写真を添付しないで下さい。重くなりすぎて届かないことがあります。

○ 使用したカメラを教えてください。

 現在の在庫は16枚です。原則として1日に1枚掲載しますので、しばらく順番待ちになります。ご容赦ください。
 それから、ひょっとしたらボクのホームページの「写楽道場」に載せるかも知れません。送り先はこちらです。