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Kit the genius' |
☆☆☆ 1日1枚 ☆☆☆
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Fujifilm Finepix4500 |
Camedia C-4100 |
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○○○・・・
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2003/08/06 WED
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今日、鬼嫁が実家から戻ってくる。子どもの頃、夏休み最後の日は一生で一番悲しい日であったが、その同じ思いを、この歳になって再び味わうとは思ってもみなかった。いったん味わった自由の味を放棄せねばならない悲哀は、他人には分からないだろうな。
なんてことを言っていることがバレたら、またひどい目に遭うのでこれぐらいにして、憂さ晴らしにお散歩に出かけることにした。今日はいつもと趣向を変えて、車で1時間ほど北上し、利根川の河原を歩くことにした。空模様は晴れたり曇ったりで不安定だが、天候が急変することの多いこの季節は、広い場所にたまたまいたりすると、思いもかけない風景を撮るチャンスがないとも限らない(雷だけは怖いが)。昨日の超ド級夕立が印象深かったので、そういう期待感もあったわけだ。しかし、期待に反してただクソ暑いだけだった。
【使えるワザ】川沿いの田んぼの中には、いくつかの廃材置き場がある。よく新聞種になるようなひどい産廃捨て場ではなく、それなりに秩序正しく廃棄物を置いてあるところだ。この写真は、ドラム缶のリサイクルをやっているらしい工場の横の置き場。いろいろな色のドラム缶が、綺麗に積み重ねられている。
たまたま、工場の人が入り口のところで暇そうにしていたので、話しかけて撮影させてもらった。一応、写真家だと名乗ったのだが、持っているカメラはデジカメ1台だけなので、多分信じてはもらえなかっただろう。「んなもん撮ってどうすんの?」と顔に書いてあった。
以前にも○のパターン写真や潰した缶カラの写真を載せたことがあるが、こういうものを見ると、ゾクゾクしてしまう。赤や黄色、青、緑などの色付きドラム缶の山も魅力的だったが、色付きだとなんだか幼稚な印象の絵になってしまう。この白いドラム缶の山だけがたまたま積み上げ途中の未完成状態で、こうして正面から見ると大きな○、小さな○の組み合わせがリズム感を生んでいるように感じた。○がだんだん小さくなっていく左上にわざと空を入れて、抜ける空間を作った。
全面白の画像なので、ボクにしてはめずらしく露出を+0.3に補正してある。常時設定が−0.3なので、約半段のプラス補正ということになる。 |
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撮影データ |
カメラ |
Camedia C-4100 |
撮影日 |
2003/08/06
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ISO感度 |
100
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絞り値 |
F5.6
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シャッター |
1/262 |
露出補正値 |
+0.3 |
WB |
晴天
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その他 |
絞り優先AE
ストロボ発光禁止
コントラスト+3
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▼コーヤンから▼
5月頃から見させていただいております。写真はもちろんですが、使えるワザは大変参考にさせていただいています。
一つ質問です。今日の「芙蓉」の写真で、空の白い部分とビニールハウスが少し気になるのですが、キット先生は雰囲気を出すために入れたのでしょうか。生意気な質問でごめんなさい・・・。
▼返信▼
空の割合が多いと間抜けな感じになることがあるで、いつもかなり気を使っているつもりです。空を入れる目的は大体が「空気感」の描写ですが、青空に白い浮雲というような場合は添景に使うこともあります。「芙蓉」では背後に写しこんだおばちゃんが一つのポイントなので、畑を入れることによる生活感、空を入れることによる空気感を大切にしたかったのです。その意味で、ビニールハウスも端のほうだけ取り入れました。
ただし、この写真は解説にも書いてあるように「失敗写真」の作例です。失敗の原因は枯れた花が入らざるを得なかったこと。他人様の花なので仕方ないことではありますが、だからといって失敗が成功になるわけではありませんからね。
▼はるちゃんから▼
講評していただいた「コントラストを強める」の疑問に、丁寧な返答をありがとうございました。非常によくわかりました。私も、カンシャシテマス〜スススススス〜!!! ぐらい言いたいところですが、年齢が邪魔してちょっと・・。
「見た通りに撮る」ことが写真だと思い、これでも芸術なのかな?と生意気にも思っていた時期がありました。でも最近は、「何かを訴える写真」でなければ写真ではない・・と、極端に思いこんでいます。琴線に触れないと、まったく撮らないこともあったのですが、旅行記には報告写真も必要だとわかり、なるべく両方撮ろうと心がけています。
▼返信▼
そうなんですよ。いつも頭を悩ませる「報告写真」!これが曲者なんですね。
ボクらの仕事では、実はこの報告写真の撮り方が一番苦労する点なんです。旅行雑誌などの取材だと、綺麗な風景、現地の人々の暮らしなど、いわゆる定番の写真のほかに、必ず食べ物や建物(ホテルなど)、交通機関(バスや汽車など)の写真を求められるんですけど、そういう写真ほどちゃんと人目を引くような撮り方をしていないと使ってもらえないんです。
業界言葉で「埋め草」というんですが、埋め草がつまらないとページ全体がつまらなくなってしまうんですね。編集者はその辺が分かっていますので、写真家にはかなり無理な要求をしてきます。それでも、それをこなしていかないと干されてしまうわけで、上手な報告写真を見つけたら、必ず真似をしてみるようにしています。新聞社のカメラマンは、いわば報告写真だけで食っている人たちなので、ほんと上手いですよ。
たとえば梅雨入りの定番で、サラリーマンたちが汗を拭き拭きカンカン照りの中を歩いているような写真が一面に載りますが、ほんと上手いですよねえ!実際に銀座辺りでああいう写真を自分で撮ってみると、意外や意外、撮れないもんですよぉ。これから高校野球が始まりますが、応援席の写真なども絶対に参考になります!
▼biwakokayoさんから▼
Kit先生、いつも楽しいメルマガありがとうございます。「ピーカン」についての質問では「日めくり」のサイトを紹介いただき、早速お気に入りに追加しました。私も暇な時にめくっていきます。カメラの勉強だけでなく、こんなことまで教えていただいたら「賢くなり過ぎる???」のではと心配です。
写真(8/3)は 私の意図がはっきりしない報告写真ということで、ポィされるところを、丁寧にわかりやすくコメントされていて、頭が下がりました。本当にありがとうございました。
▼返信▼
こないだのお寺、もし、撮り直す機会があったら、写真を送ってくださいね。 |
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唐突に決まった撮影会のお知らせ
日時:8月23日(土)午後4時から
被写体:お台場公園の夕陽と夜景とアベックと生ビール
参加費:3000円(講評会込み、交通費と飲み代は各自負担)
※今回はデジカメ中心でやります。撮影会終了後の生ビールの席で、
パソコンに画像を取り込んで、飲みながら講評会をやろうかと考えています。
お申込みはこちらから。
お願い!
お台場で10名程度が座れて、
生ビールを安く飲めるところを
ご存知の方はいらっしゃいませんか。
おられたら教えてください。 |
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投稿写真をけちょんけちょんにけなすコーナー |
▼せろこさんの投稿写真▼
こんばんは。またまた、名古屋のせろこです。
先日は市役所の講評、ありがとうございました。モノクロでも、レタッチは必要なのですね。確かに見違えました。
フィルムの場合だと、印画紙やフィルターで変えれますよね。といっても、私は殆ど3号印画紙とY3フィルターでしたが。でも、レタッチではなく、あの場合、露出をマイナス補正するだけではダメでしょうか。
さてさて、今回はカラーです。山梨県の清里にある、「吐龍の滝」です。またまた、講評よろしくお願いします。カメラはキャノンS30です。
▼講評▼
市役所の写真では、露出はほぼ適正でしたので、やはりコントラスト調整がカギだと思います。コントラストを強めると、黒く潰れる部分の割合が増えるので、全体に露出がアンダーになったような印象を受けますが、決してそうではありません。コントラスト調整で硬質の印画紙を使った感じにする、というところがポイントです。
今回の吐龍の滝の写真でも、やはりそのコントラストに難がありそうです。画面を見ていただくと分かるように、この写真のポイントは日が当って輝いている新緑と、滝の白い流れですね。コントラストが弱いために、この二つのポイントがまったく目立たなくなっています。この場合、崖の部分の描写などどうでもいいのです。むしろ、もっと黒く潰れてくれた方が、滝の流れも新緑もくっきりと浮き上がって見えることでしょう。
かと言って、単に露出を絞るだけでは、明るいままにしておきたい部分も同じ割合で暗くなるので、効果半減です。キャノンのパワーショットS30には、コントラスト調整機能がついていないのでしょうか?もしそういう機能がないのならば、レタッチソフトでコントラストをつけてやるしかないでしょう。こういう感じの絵になります。縦位置に切りました。この方がポイントが強調されると思います。 |
写真を講評しますよ! |
みなさんが撮ったデジカメ写真を送って下さい。この欄で講評します。「こうしたらもっと良くなる」「こんな見方もアリだよ」など、今後の参考になる(かもしれない)意見を述べさせていただきます。本名で送ってきても、こちらで勝手にあだ名をつけさせていただきますので、撮影者名は仮名で構いません。「掲載はして欲しくないけど講評だけお願い」というのはご遠慮ください。
○ 写真はなるべくリタッチしないままで。サイズだけ640x480pxに縮小してメールに添付してください。
○ 1通のメールに添付するのは1枚だけにして、複数の写真を添付しないで下さい。重くなりすぎて届かないことがあります。
○ 使用したカメラを教えてください。
現在の在庫は14枚です。原則として1日に1枚掲載しますので、しばらく順番待ちになります。ご容赦ください。
それから、ひょっとしたらボクのホームページの「写楽道場」に載せるかも知れません。送り先はこちらです。 |
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