今日は戸田公園の花火を撮りに行くつもりだったのだが、マンション交流会の打ち合わせが予定より大幅に長引き、間に合わなくなってしまった。花火の撮影は半分が場所取りで決まってしまう。急遽行き先を変更して、地元の花火大会にした。ここだと、開始の2時間前には場所を確保できる。
陣取ったのはVIP席のすぐ横。ちょっと近すぎるのだが、風上から撮らないと写真にならないので、選択の余地は限られる。風下で撮ると、煙に光が遮られて、だらしない花火写真になってしまうのだ。
この花火大会、年々規模を縮小し、今年はわずか5000発しか打ち上げなかった。しかし、反比例するように観客は増加の一途。市の予算が厳しくなる一方で、近場で楽しもうという人々が増えているわけだ。VIP席には、大会のために寄付をしてくれた地元企業の人々が招かれるのだが、その席もけっこう空席が目立った。やなご時世だね。
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【使えるワザ】デジカメで花火を撮るについては、いくつかの制約がある。[1]バルブ撮影(シャッターを押している間、時間に関係なく露光できる機能)ができない、[2]多重露光(1枚の画像に2回以上露光すること)ができない、[3]レリーズが使えない、[4]レリーズラグがある、[5]ノイズが出る、などだ。
このうち、1から4までは、シャッター速度をマニュアル設定でできるだけ長くする、遮光紙(真っ黒に塗った厚紙)でレンズの前を遮る、できるだけ静かにシャッターを切る、自分のカメラのレリーズラグに慣れる、といったことでなんとか誤魔化せるが、ノイズだけはどうにもならない。
ボクのカメラにはノイズリダクション機能がついてはいるのだが、それでも1秒を超えるシャッターだとノイズだらけになってしまう。
露出はマニュアル設定でできるだけ詰める。今回はカメラの限度一杯のF11にしてある。それでも、光が強い花火だと色が出ない。フィルムカメラではF16からF22で撮った。 |