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Kit the genius' |
☆☆☆ 1日1枚 ☆☆☆
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Fujifilm Finepix4500 |
Camedia C-4100 |
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浮上中
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2003/09/11 THU
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台風の余波なのかどうか、ものすごい雨にたたられた。ワイパーをハイスピードで回しても前が見えない。バケツをひっくり返したような、という言葉があるが、そんな生易しいものじゃなかった。お陰で、今日はケオくんを佐多岬に案内するつもりだったのに、それどころの騒ぎではなかった。海なし国に育った彼に海を見せてやりたかったのだが、お天道さまには勝てっこない。替わりに、ラオスの子供たちを預かってくれている近隣の小学校や中学校を訪ね歩き、何人もの校長先生に会っていろいろ話をしてきた。
つまり、今日は写真を撮れるような場面はまったくなかったというわけ。唯一写真が撮れたのは、朝、鹿児島から桜島に渡るフェリーの15分間だけ。この間だけは車のハンドルから開放されるのだ。全部で9枚、まったくの不作。
しかしまあ、ラオスに係わり合いを持ってしまった身としては、こういうボランティアで援助してくれる人々はなによりありがたい存在だ。よもやおろそかにはできない。
ありがたいと言えば、子供たちに教育の機会を与えるために資金を出してくれている人々にも頭が下がる。日本最貧県である鹿児島の、さらに最貧地方である大隈半島に住む何百人もの人々がお金を寄付してくれているのだ。ラオスではまだ小学校の就学率自体7割程度だし、学校に行けるにしても、ノートも鉛筆も買えない家庭の子がたくさんいる。一人600円もあれば一年間の学費がまかなえるのにその金すらない家庭が大勢あるのだ。そこに、1000円でも2000円でも援助のお金を出してくれ、あまつさえ子供をホームステイで預かってくれる。なまなかにできることではない。
今日の宿は「アジア太平洋農村研修センター」という山の中の施設。鹿屋市内の旅館を予約してあったのだが、行きがかり上、招待を断れなくなったというわけ。山の中なので飲みに行くところもない。しかたなく、今日までここで研修を受けていたカナダ人やらアメリカ人の若者たちがフェアウェルパーティーをやっていたので、そこにもぐり込んで只酒を飲んできた。周りには山と湖があるだけで他には民家すらない。携帯電話も通じない。外はまだ土砂降りの雨だ。
【使えるワザ】 今日は特になし。潜水艦がど真ん中に居座る「日の丸写真」にならないようにすること、海なので水平には特別気をつけることぐらいかな。
海辺でカメラを使った日は、必ずその日のうちにカメラの手入れをしておくこと。潮風に当たったカメラの表面には微細な塩の結晶が付着していて、それがカメラ内部に侵入したらアウト。カメラの表面はウェスで拭くだけでいい。ただし、レンズは湿らせた布で軽くぬぐった後でウェスで拭くようにする。さもないと、レンズ表面が塩の結晶で(肉眼では見えない)キズだらけになってしまう。このキズがひどくなると、光がレンズ表面で乱反射するので、写真に変なハレーションが出たり、光の筋が写り込むようになってしまう。これは、風が強く埃が舞うようなところで撮影した後も同じ。デジカメは特に広角端の被写界深度が深いから、レンズの傷が写り込むことすらある。まあ、それでなくても、愛機を大事にしてバチが当たることはないのだ。 |
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撮影データ |
カメラ |
Camedia C-4100 |
撮影日 |
2003/09/11
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ISO感度 |
100
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絞り値 |
F8.0
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シャッター |
1/250 |
露出補正値 |
-0.7 |
WB |
オート
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その他 |
オートAE
コントラスト+1
彩度+1
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バックナンバーは
「天才キットのフォトギャラリー」
に展示してあります。 |
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☆読者からのメールや質問やヤジ☆
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▼砂名ちゃんから▼
キット先生、まさか私のメルマガを購読してくださってるなんて、夢にも思いませんでした。また昨日、「天才キット世界を撮る」でも紹介してくださって、何とお礼を申し上げて良いやら…。ほんとうに、ありがとうございました。 HPに立ち寄ってくださった方や新規登録してくださった方も、ありがとうございました。
ところで、感謝しておきながらこんなことを申し上げるのは何ですが、私の名前は「沙名」ではなくて「砂名」です。最初は、「投稿用のハンドルネームを付けてくれたんだ〜」と喜んでいたのですが、どうやらそうでもなかったみたい…?。ま、細かいことは気にしない、気にしない……あはははは…。
棚田の撮影でお越しの際には、ぜひ何か○○会でも…。まともにカメラも扱えない新参者ですが、参加できればうれしいです。
▼返信▼
おっと、失礼をば。
ボクは常時50〜70誌のメルマガを購読しているけど、砂名ちゃんの映画の話は3番目ぐらいに気に入っています。ああいう本格的な読み物って、なかなかメルマガでは見つからないし、たまにあっても、肩が凝るようなものばかりなので、たいがいすぐに解除してしまうんですが、砂名ちゃんのにはつい引き込まれてしまう。頑張って続けてくださいな。
▼hermesさんから▼
Kit先生、お世話になります。
お忙しいところ、申し訳ございませんが、皆さんと同様に私もお散歩デジカメのメルマガをメールで保存しております。8月18日から9月3日までの分が写真が見えなくなってしまいました。再送していただけたら幸いです。よろしくお願いいたします。
▼返信▼
ボクのあまり大したことないメルマガでも、ちゃんと保存してくれている人がけっこういるんですね。ありがたいことです(プレッシャー!)。早速お送りしました。ご迷惑をおかけしました。
▼コージさんから▼
コージです。
欠けていた分の「お散歩デジカメ」をお送りいただきありがとうございました。早速MOに落として再度見ることが出来ました。本当にお忙しい中 お手数をおかけしました。これからも楽しみにしておりますので飲み過ぎに気をつけながら頑張ってください。
▼返信▼
はい、飲みすぎには気をつけます。鬼嫁にも毎日言われておりますので・・・。
▼Kさんから▼
実は3ヶ月ぐらい前からの愛読者でして、ご近所に住んでいます。デジカメ歴は古い方ですが、チャント撮ろうと目覚めたのは数ヶ月前です。そのうち、講評を頂くために傑作を投稿します。
今日は、ご近所であることの証拠写真を貼付します。
▼返信▼
あらま、一番上のタイトルバックの写真とおんなじだ!ほんと、ご近所なんですね。しかし、まずい!ますます悪いことができなくなる! |
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投稿写真をけちょんけちょんにけなすコーナー |
▼コーヤンの投稿写真▼
初めて投稿します。よろしくご批評ください。
奥多摩の御岳にひっそりと咲く「レンゲショウマ」。暑い夏にこんな可憐な花が咲くのが不思議です。北斜面の暗い中に咲いているので 銀塩カメラは三脚を使って、デジカメは手持ちでの撮影になりました。右下の枯れた花が気になるのですがそのまま送ります。
カメラ:Nikoncollpix 5700、感度:ISO200、露出:f4.1、1/75.7秒、階調補正:コントラスト(+)、彩度調整(+1)です。以上 よろしくお願いします。
▼講評▼
レンゲショウマの花は、ボクもいつかは撮りたいと思っているんですが、国内では咲いているところが限られているらしく、なかなかお目にかかれません。奥多摩は有名ですが、シーズンにはずいぶん大勢の人が押し寄せるそうですね。
写真をずいぶん撮り慣れておられるようです。コントラストを上げて、花びらの透過光の描写を強調したり、構図的には花のバックを黒い木の幹にして花の存在感を強めています。ここまで配慮して撮れる人は多くはありません。
ご自分でも気になったようですが、確かに花の写真に枯れた花が入るというのは、できれば避けたいところです。この写真の場合は、ほんのちょっとだけ寄ればいいだけのことですから、気付いたときにもう一枚撮っておくべきでしたね。フィルムカメラがメインのようだから、多分そっちでは撮ってあるでしょうけど。
こういう滅多に見られない花は、花だけではなく、それが咲いている環境も一緒に写してあげるのはいいことです。ただ、環境を写しこむ分、花の存在感はどうしても薄れます。したがって、どこで折り合いをつけるかを考えなくてはなりません。この花の場合でしたら、ボクならこう(縦位置、横位置の2枚。どちらかというと縦位置の方が好き)撮ります。右上にちょっとだけ空を入れる、というのがボクの妥協点ということです。投稿作品よりもっと近寄ることになりますから、背景のボケは実際にはもっと大きくなるはずです。 |
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【撮影会のお知らせ】
9月21日(日)の撮影会は埼玉県日高市の巾着田です。
関東一の彼岸花の群落を撮影します。
天候不順な今年ではありますが、
例年並みの美しさが見られることを期待しましょう。
下見をしてくださったhermesさんによると、
「多分OK」との感触のようです。
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